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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11D1799000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGCHR213キリスト教の思想と文化3/D1007キリスト教の諸相7
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject MGCHR213キリスト教の思想と文化3
英字科目名
English Name of Subject
Christian Thought and Culture 3
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 深澤 英隆
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 「ヨーロッパ・キリスト教社会と世俗化の問題」
古代にヨーロッパ世界がキリスト教化されて以来、ヨーロッパ社会がキリスト教社会であることは、かつては全く自明なことでした。しかしいまでは二つの問題が、この自明性を無効にしてしまいました。ひとつは、近代に始まるいわゆる世俗化の動向であり、もう一つは近年の移民・難民の流入によるイスラムのプレゼンスをはじめとする宗教的多元化です。本講義では、このヨーロッパ社会の世俗化と呼ばれるものが、これまでどのように(主として宗教社会学において)理解されてきたか、そうした理解が現代の複雑な宗教状況のなかでどのように変容しているかを、現代ドイツ社会の事例をも交えながら考察することとします。
到達目標   Class Goals 本講義は、ヨーロッパのキリスト教社会とその文化が近代以降経験した地殻変動とでも呼ぶべき変容である世俗化についての議論をたどり、またそうした議論の現代における変容のなかから、逆に今日のヨーロッパ社会の、「ポスト世俗」とも呼ばれる変動を把握することを目的としています。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
はじめに
・ヨーロッパ・キリスト教社会の成立と展開
・現代ヨーロッパ社会はキリスト教社会か?
・「世俗化」という問題
予習内容
Preparation for Class
参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての予備知識を身につける。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
世俗/世俗化概念の系譜①
・語形と語史
・1950年代以降の展開
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
世俗/世俗化概念の系譜②
・宗教と宗教集団の基本性格と世俗化の問題
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
古典的宗教社会学における世俗化の視点①
・古典的宗教社会学の成立とキリスト教の状況
・世俗化概念の基本性格
・フランス実証社会学と宗教の問題
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
古典的宗教社会学における世俗化の視点②
・実証主義社会学から社会学へ——社会学の転換
・E・デュルケムにおける宗教の現在と未来
・M・ヴェーバーにおける宗教の現在と未来
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
古典的宗教社会学における世俗化の視点③
・M・ヴェーバーにおける宗教の現在と未来
・G・ジンメルにおける宗教の現在と未来
・古典的社会学者の世俗化理解——まとめ
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
古典的宗教社会学における世俗化の視点④
・1960〜70年代における社会学的世俗化論
・世俗化論の勃興と宗教の変容
・世俗化の原因論
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
古典的宗教社会学における世俗化の視点⑤
・60〜70年代世俗化論の特徴:バーガー、ウィルソン、ルックマン
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
世俗化論批判と世俗化論修正の諸相①
・世俗化論の陰り
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
世俗化論批判と世俗化論修正の諸相②
・世俗化論の改変の諸方向と世俗化論の問題点
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
現代のドイツ社会と世俗化の問題①
・戦後ドイツの宗教状況
・世俗・世俗化・世俗主義—現代ドイツ社会における宗教状況
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
現代のドイツ社会と世俗化の問題②
・キリスト教会の社会的条件と現状
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
現代のドイツ社会と世俗化の問題③
「ポスト世俗社会」としてのドイツ社会?——J・ハーバーマスの議論をめぐって
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
・現代ドイツにおける宗教状況が示唆するもの
・世俗化論の位置づけ
予習内容
Preparation for Class
前回の講義内容を再確認する。参考文献などを参照し、「世俗化」という問題についての知識を深める。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義の内容とプリント等を復習し、講義内容を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回として、manabaにおいて提示した資料等に基づきこれまでの講義内容の整理・復習を行い、レポート作成の準備を進める。
予習内容
Preparation for Class
これまでの講義内容を再確認する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
特別学修の内容とプリント等を復習し、レポートの構想を練り始める。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
本講義はヨーロッパ社会を主題としたものですが、「世俗化」という問題は、程度の差はあれ、近代以降グローバルに見られる事態となりました。この概念の適用には慎重でなければなりませんが、この語を参照しなればやはり近代以降の世界の宗教の問題は理解できません。これは私たちの足下の近現代日本についても同様であり、そうした問題意識をもって講義に臨んでもらえればと思います。
教科書   Texts 教科書はありません。各授業で多くのプリントを配布します
参考書   Reference Books M・B・マクガイア『宗教社会学——宗教と社会のダイナミックス』(明石書店 2008)
K・ドベラーレ『宗教のダイナミックス—世俗化の宗教社会学』(ヨルダン社)
藤原聖子他編『世俗化後のグローバル宗教事情 〈世界編I〉 (いま宗教に向きあう 第3巻、岩波書店)など
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
出席30%、中間レポート30%、期末レポート40%の割合で評価する予定である。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月22日 18時23分26秒