シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11D7012001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name D1017宗教史7
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject D1017宗教史7
英字科目名
English Name of Subject
History of Religion 7
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 植木 献, 徐 正敏
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 月曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 本講義は、キリスト教とアジアという二つの視点から「食」や「健康」の問題を考えることを目的とし、これらの問題に具体的に取り組むキリスト教学校やキリスト教NGOの活動も広く紹介する。春学期集中のスタディーツアー4(アジア学院での実習)に参加する学生は本講義の履修が義務付けられている。
学校法人アジア学院は、1973年の創設以来アジア・アフリカ・太平洋諸国の農村地域から研修生を招き、座学と有機農業の実践によって地域のリーダーを育てるための教育を行っているキリスト教主義に基づく学校法人である。有機農法の技術を教授するだけでなく、それぞれのコミュニティーに仕えるリーダー(Servant Leader)を育てることを使命としており、このユニークな教育をとおして、アジア・アフリカの農村地域の人々が、地域の資源や能力を分かち合い、自らの意思で活用し、自立した共同体を作り出してゆくことを目指している。長期、短期のボランティアやビジターも広く受け入れており、共通言語の英語によって、宗教的、文化的に多様なバックグラウンドを持つ研修生との交流も盛んにおこなわれている。また本学からもこれまで宗教部主催のワークキャンプや国際学部のゼミ合宿などで多くの学生が訪問している。

なおこの授業の実践編として、夏期休暇期間中に授業「スタディーツアー4」としてアジア学院でワークキャンプを行う。「スタディーツアー4」を履修しこのキャンプに参加するものは、本授業を必ず履修すること。
到達目標   Class Goals コンビニに行ってお金を払えば好きなものを好きなだけ食べられる生活を一度立ち止まって考えてみよう。私たちの食べ物は、だれがどこでどんな風に作っているのだろうか。食の安全を確保するにはどうしたらよいだろうか。他国に比べて日本の自給率が著しく低いのはなぜだろうか。学生は、私たちの日常に直結するこれらの問題を、キリスト教とアジアの視点から学び、持続可能な社会の実現のための知識を獲得する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション(植木)
予習内容
Preparation for Class
アジア学院ウェブサイトhttp://www.ari-edu.org/ をよく読み、この学校が掲げている理念が何かを考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
アジア学院の歴史1 創設者高見敏弘の人となりと思想を学ぶ
予習内容
Preparation for Class
教科書に指定した『土と共に生きる アジア学院と私』の指定箇所を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布プリントを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
アジア学院の歴史2 日本の戦争責任・戦後責任とアジア学院
予習内容
Preparation for Class
事前に配布するプリントを読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布プリントを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「アジアの人身取引と心の健康を考える」
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を読んで、ディスカッションに備える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布プリントを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
「フードインク」
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料を読んで、ディスカッションに備える。映画「フードインク」事前に観てグループワークに備える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布プリントを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
グローバル社会における農・食の問題
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料(デイビッド・モントゴメリー『土と内臓』の一部)を読んで、ディスカッションに備える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
農・食の工業化の問題
予習内容
Preparation for Class
事前に配布する資料(ポール・ロバーツ『食の終焉』の一部)を読み、ディスカッションに備える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
新約聖書からアジア学院に繋がる「分かち合い」の意義
予習内容
Preparation for Class
新約聖書ヨハネによる福音書6章を読み、「奇跡」の意味について自分の意見をまとめる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
キリスト教の外にある「キリスト教的はたらき」にどのようなものがあるかを探し、まとめる 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
キリスト教と食の歴史
予習内容
Preparation for Class
事前に配付する資料(『パンの文化史』『チョコレートの世界史』の一部)を読み、内容を十分に理解する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
工業化とプロテスタンティズムの関わりについて、授業時の配付資料に基づいて整理する 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
キリスト教NGOとその働き1
予習内容
Preparation for Class
事前に配布するプリントを読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
キリスト教NGOとその働き2
予習内容
Preparation for Class
事前に配布するプリントを読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
アジア学院スタッフに聞く (荒川朋子 アジア学院校長)
予習内容
Preparation for Class
事前に配布するプリントを読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
キリスト教NGOとその働き3
予習内容
Preparation for Class
事前に配布するプリントを読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
ディスカッションと振り返り(植木)
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業の内容を振り返り、第14回の授業で行われるディスカッションに備える。必ず、それぞれがこの授業から何を学んだかを発言できるようにしておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
議論の内容を整理し、取り上げた課題をまとめる 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
【特別学修】
予習内容
Preparation for Class
特になし 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
特になし 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
本授業は、夏休み中に3泊4日でアジア学院で実施される「スタディーツアー4」の履修前提となる授業だが、「スタディーツア―4」に参加しない者も履修することができる。


また講義の順序はゲストスピーカーの都合により、変更となる可能性がある。変更がある場合は、授業またmanabaで通知するので確認すること。
教科書   Texts 高見敏弘『土と共に生きる アジア学院と私』日本基督教団出版局、1999年。
参考書   Reference Books euodoo(ユーオードー) Journal of rural future study, 学校法人アジア学院紀要
そのほか授業で紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度20パーセント(リアクションペーパー)、課題レポート(4回)80パーセント。
関連URL   Related URL アジア学院ホームページ
http://www.ari-edu.org/
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分29秒