シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11P5017000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGJPS103日本文化論入門3/D1123日本文化論3
テーマ   Theme 近代文学のメディア戦略1
科目名   Name of Subject MGJPS103日本文化論入門3
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Japanese Cultural Studies 3
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 石月 麻由子
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 大学生の読書時間の減少傾向・底の見えぬ出版不況・書店の減少など書物をめぐる環境は年々厳しさを増している。本講義ではこうした現状を踏まえつつ、日本近代における“言語・出版・書物文化”の歴史的変遷を概観し、それらが我々の言語空間にどのような影響を与え、知的資源や共同体を形成してきたのかを学ぶ。モノの“かたち”が失われてゆく時代であればこそ、あえて実体を伴うモノとして・概念として〈本〉という存在を様々な角度から立体的に考えてみたい。授業では、その日のテーマと関連する話題について周囲と話し合う〈ワーク・セッション〉、および毎授業終了時にその日の授業の理解度をはかるリフレクションシートの提出が求められる。
到達目標   Class Goals 1.日本近代において書物および文学作品が流通し受容される過程を、社会・文化的側面から捉え直し、説明することができる。
2.我々にとって「書物」とは何なのか、「読む」とはいかなる行為なのか、授業で得た知見や周囲との議論をふまえながら考察・再検討ができる。
3.文化資源や知的共同体を保持するインフラとしての書店や図書館の意義を位置づけ、そのあり方への展望を持つことができる。
4.自明視されてきた物事を問い直し、新しい視座に立つことができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
授業ガイダンスや自己紹介
授業導入のためのイントロダクション的講義:「本」とは何か/本が届くまでのプロセス
予習内容
Preparation for Class
シラバスを熟読し、確認事項や疑問点を洗い出しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ガイダンスプリントに目を通し、授業の概要・進め方・評価方法・諸注意などを再確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
メディアとメディウムの歴史的変遷の概括:活版印刷術の登場
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
日本近代の出版制度がもたらしたもの①:日本近代活版印刷の普及
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
日本近代の出版制度がもたらしたもの②:近代読者の誕生
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
日本近代の出版制度がもたらしたもの③:原稿用紙と書き手の葛藤
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
書物の装幀①:本の形態/装幀とは何か
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
書物の装幀②:日本近代文学の装幀史/文学と美術の交響
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
書物の装幀③:漱石本の装幀/装幀家・橋口五葉
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
書物の装幀④:文豪の美本
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
円本ブームと出版戦略①:円本ブームの始まり
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
円本ブームと出版戦略②:改造社と円本合戦Ⅰ(春陽堂都の攻防)
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
円本ブームと出版戦略③:改造社と円本合戦Ⅱ(特典をめぐって)
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
円本ブームと出版戦略④:円本ブームの功罪(芸術の大衆化と市場化)
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
書物および文学をめぐる《場》とこれから
ワーク・セッション
リフレクションシート提出
予習内容
Preparation for Class
事前に配信される授業資料(スライド資料や参考資料)に目を通す。
論点や疑問点等を洗い出しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業資料を熟読する。
manabaで、リフレクションシートへの返信(授業のフィードバック)を確認する。
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回(前半)
これまでの授業内容を振り返り、総括レポート取り組みへの糸口とする。
動画(オンデマンド)または資料を配信
予習内容
Preparation for Class
総括のレポート課題の構想を練り、ハンドアウトを作成する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
加筆修正を加え、総括レポートを完成させる。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・社会情勢、履修者数・履修者の関心・進度に応じて内容や構成を変更する場合がある。
・授業資料(スライド・参考資料等)はmanabaに授業日前日に配信する。各自任意の方法で準備をし授業に臨むこと。
・授業の無断録画・録音、授業資料をSNS等へ公開してはならない。必要な事情がある場合には担当教員に相談すること。
・授業では近代の文学作品や史料を扱うこともあるため、ある程度の日本語の習熟度が求められる(帰国生・留学生は相談して下さい)。
教科書   Texts 指定の教科書はない。
参考書   Reference Books ・日本近代の文学史・文化史を再確認するのに、高校で使用した『国語便覧』等の資料集が便利。
・加藤好郎・他『書物の文化史』(2018年,丸善出版)
・田中薫『書籍と印刷の話』(2000年,燃焼社)
・グラフィック社編集部『装丁道場』(2010年,グラフィック社)
・永嶺重敏『モダン都市の読書空間』(2001年,日本エディターズスクール出版部)
・内沼晋太郎『本の逆襲』(2013年,朝日出版社)
・津野海太郎『読書と日本人』(2016年,岩波新書)
・池澤夏樹編『本は、これから』(2010年,岩波新書)
※その他、必要に応じてmanabaのコンテンツ内で随時紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
履修者の人数や希望によっては、フィードバックの方法やタイミングを変更する場合がある。
※レポートの中から高得点(低得点)に共通しているポイントを解説し、履修者全体に向けて講評するかたちをとる。希望者には学期内にコメントをつけて返却する。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度(30%)+授業期間中の1回の中間レポート(30%)+総括レポート(40%)
※授業参加度は、毎授業後に提出するリフレクションシートの内容を以て算出する。
※中間レポートと総括レポートの提出は必須。
関連URL   Related URL 日本近代文学館 http://www.bungakukan.or.jp/
国立国会図書館 http://www.ndl.go.jp/
印刷博物館 http://www.printing-museum.org/
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 21時45分19秒