シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11Q4023000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGEUC104ヨーロッパ言語圏の文化入門4/D1134ヨーロッパ言語圏の文化4
テーマ   Theme ロシア
科目名   Name of Subject MGEUC104ヨーロッパ言語圏の文化入門4
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to the Cultures of Europe 4
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 加藤 敏
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 最初の数回の授業で,ロシアの歴史を概観します。その後で,ロシアの文学,音楽,絵画を紹介し,最後に宗教の話をする予定です。
到達目標   Class Goals ロシアに関する基本的な歴史や地理を理解したうえで,講義で取り上げるテーマのいずれかについて,独自の理解を提示できるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション,ロシアをめぐる地理とロシア史の概観,ウクライナについて
予習内容
Preparation for Class
ロシアの歴史あるいは文化についての自分のイメージをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ロシアについて現在知っている知識をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
国歌(1) 近代史との関連において(ロシア帝国時代)
ピョートル1世からエカテリーナ2世を経てニコライ2世までの歴史を,その国歌と絡めて概観する。
予習内容
Preparation for Class
17世紀以降ロシア革命までのロシアの歴史的大事件と,主だった皇帝の名を確認する(この時期のロシアの王朝は,ロマノフ家であり,ロシアの歴史はロマノフ王朝の歴史と言ってもよいものです)。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
皇帝の名,歴史的事件の諸関係を,当時の国歌をその歌詞の意味も含めて理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
国歌(2) 現代史との関連において(ロシア革命から現在まで)
ロシア革命期から今日までのロシアの歴史を,国歌と絡めて概観する。
予習内容
Preparation for Class
ロシア革命以降のロシアの歴史的事件と,ソ連の指導者の名,ロシア連邦大統領の名を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ソ連指導者の名,ロシア連邦大統領の名,歴史的事件の諸関係を,当時の国歌をその歌詞の意味も含めて理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
17世紀から18世紀のロシア史:ピョートル1世(大帝)とエカテリーナ2世(大帝)を除いた,比較的目立たない皇帝たちの時代のロシア史に注目する。
予習内容
Preparation for Class
2つあるロシア最後のうち王朝であるロマノフ王朝の皇帝の名とその在位期間を調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
長期に渡って帝位にあった皇帝と,在位が短期で終わってしまった皇帝の治世の違いを理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
ロシア人の名:文学作品などを読むときなどに障害となるロシア人の名,姓および父称を解説。
予習内容
Preparation for Class
政治家,芸術家,スポーツ選手など有名なロシア人の名を調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
予習で調べたロシア人の名の構成を正確に理解する。国籍がロシアでない有名人の名字に,ロシア語式の名字がないか探す。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
文学(1) 19世紀前半における,思いのほか軽快な文学作品を講読する(プーシキン,レールモントフおよびゴーゴリ)。
予習内容
Preparation for Class
あらかじめ指定したプーシキン,レールモントフおよびゴーゴリの作品の一節を読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
プーシキン,レールモントフあるいはゴーゴリの作品を読み,その軽快さ,若々しさなどの特徴が現れる個所を探し,指摘する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
文学(2) 19世紀後半の,イメージどおりの重厚長大な文学作品を講読する(ドストエフスキー,トルストイ)。さらに19世紀末の重厚長大な文学の後の時代の文学作品を講読(チェーホフ)。
予習内容
Preparation for Class
あらかじめ指定したトルストイおよびチェーホフの作品の一節を読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
トルストイおよびチェーホフの作品を読み,その特徴が現れる個所を探し,指摘する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
絵画 イコン(聖像画)からレーピンまでの絵画史を通観する。同時に最初の王朝であるリューリク朝の歴史を概観する。
予習内容
Preparation for Class
ロシア人画家について,どのような人がいるのか調べ,その作品を画集などで見てみる(20世紀の画家は除く)。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レーピンの絵画を画集などで見て,その特徴をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
音楽 ロシア音楽の最盛期:グリンカから国民学派(ロシア五人組)を経てチャイコフスキーまでを概観する。
予習内容
Preparation for Class
19世紀のロシア人クラシック音楽作曲家について,どのような人がいるのか調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた作曲家の作品のいずれかを通して聴き,その特徴をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
チャイコフスキー,祝典序曲「1812年」を聞き,そこに含まれている様々な要素を確認する。
予習内容
Preparation for Class
ロシアにとって1812年がどういう年であったか調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
フランス革命からナポレオン追放までのフランス史が,ロシアおよびヨーロッパに与えた影響を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
文学,音楽,絵画のその後 文学,音楽,絵画の20世紀における展開を一瞥する。
予習内容
Preparation for Class
20世紀のロシア人クラシック音楽作曲家,ロシア人作家,ロシア人画家について,どのような人がいるのか調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
イワン・ブーニンの作品を読んで,その特徴を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」を聞き,その内容を確認する。
予習内容
Preparation for Class
ラフマニノフという人がどうして亡命しなければならなかったかを調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ロシア革命と芸術の関係を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
宗教(1) ロシア正教を復活大祭と12大祭を中心に概観する。
予習内容
Preparation for Class
ロシアで多数派であるロシア正教について,その歴史を調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
復活大祭および12大祭をとおして見えるロシア正教と,プロテスタント(あるいはカトリック)の違いについて考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
学期のまとめに代えて,ツルゲーネフの「散文詩」のいくつかの作品を読む。
予習内容
Preparation for Class
ツルゲーネフの「散文詩」の中から3作品を読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ツルゲーネフの未来に対する希望について考察する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
試験に備えるための資料を見る。
予習内容
Preparation for Class
これまでの資料を見て復習し,要点となりそうな部分をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
これまでの授業全体の要点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業では作品を取り上げるときそれは部分のみを読み,聞き,観ることになります。各自で作品全体に触れてもらいたいと考えます。
教科書   Texts 特になし。毎回プリントを配布します(同じものを manaba にも掲載予定)。
参考書   Reference Books 特になし。参考図書がある場合はそれぞれの講義において必要なものを紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
成績算出の40%を授業後のリアクションペーパーをもとにします。その上で学期末試験を60%として合計します(試験をレポートに代えることもありますが,最近は生成AIを利用したのではないかと疑われるものもあり,試験中心で考えています)。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月14日 11時51分32秒