シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11Y1011000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGANT101文化人類学入門1/D1281文化人類学1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject MGANT101文化人類学入門1
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Cultural Anthropology 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 三瀬 利之
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 「文化人類学入門」は,「文化人類学」の「教科書」を学習する入門講座である。
「文化人類学」という学問は, おもに「異文化理解」を通じて展開してきた学問・人間研究とされており, 特にその誕生においては, いわゆる「未開社会」や「野生の社会」との関係が深かったされている。近年では, いわゆるグローバル化などの進展とともにその研究対象が大きく変化してきたとされているが, その関心や姿勢の多くは20世紀前半の「未開社会」や「野生社会」の研究とともに培われてきたと考えることもできる。
春学期の入門講座では, 「文化人類学」の発展に貢献してきたとされているこの20世紀前半の人類学者や研究者たちを取りあげた映像資料 (毎回20~30分程度) を用いながら, その基本的な概念や考え方を具体例を通じて学ぶ。講義の映像資料には, “Strangers Abroad” (Central Television Enterprises, London, 1986年, 全12回, 字幕付き) を用いる。
これらを通じて, 異文化理解の方法や多文化主義, そして新しい公共領域や自由のあり方などのテーマについて考える契機としたい。
到達目標   Class Goals ・文化人類学の基本的な用語や理論を説明できる。
・人間や社会, 自文化や異文化について, 多角的な視点で理解できる。
・特定の地域の文化や社会について, 文化人類学の視点で調査研究ができる。
・関連するテーマに関して, グループディスカッションやディベートを行うのに必要な基礎知識や教養を得ることができる。
・本学の教育理念である利他精神の今日的意味を改めて考え, 本学の教育目標の一つであるところの, 双方向的な「他者への貢献」を適切に実践していく礎の一角を築くことができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
講座の紹介
予習内容
Preparation for Class
シラバス, 事前の配布物, 授業の参考書等を読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
文化人類学という学問の大雑把な特徴と歴史の紹介
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
人間は, なぜ「文化人類学」を始めたのか (1) :
「異文化を理解する」とは, どのようなことか
(映像資料 B. スペンサー“Fieldwork”, part 1. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
人間は, なぜ「文化人類学」を始めたのか (2) :
「文化人類学」の何が楽しいのか
(映像資料 B. スペンサー“Fieldwork”, part 2. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
初期の人類学者は, 人間の社会を, どのようなものとして構想したのか (1) :
「社会」の原型を探るということ
(映像資料 W. リヴァーズ“Everything is relative”, part 1 . の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
初期の人類学者は, 人間の社会を, どのようなものとして構想したのか (2) :
「なんとなく」していることの背景を探ること
(映像資料 W. リヴァーズ“Everything is relative”, part 2. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
異文化の社会を, どのように科学的に調査し, 研究するのか (1) :
人類学者は何を科学的に解明したかったのか
(映像資料 B. マリノフスキー“Off the verandah”, part 1. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
異文化の社会を, どのように科学的に調査し, 研究するのか (2):
機能と構造を求めて
(映像資料 B. マリノフスキー“Off the verandah”, part 2. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
アメリカの文化人類学では, なぜ文化の概念をキーワードにしたのか (1):
対抗的概念として出発した文化の概念
(映像資料F. ボアズ“Shackle of tradition”, part 1 . の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
アメリカの文化人類学では, なぜ文化の概念をキーワードにしたのか (2) :
人間讃歌のための文化の概念
(映像資料 F. ボアズ“Shackle of tradition”, part 2. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
人間は, どこまで自然の一部であり, どこからが文化的なのか (1) :
変わりゆく人間の身体や心理に注目すること
(映像資料 M. ミード“Coming of age”, part 1 . の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
人間は, どこまで自然の一部であり, どこからが文化的なのか (2) :
人間と社会の可塑性を見極めること
(映像資料 M. ミード“Coming of age”, part 2 . の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
社会生活を形作る「(社会) 構造」とそこでの「信仰」「宗教」の位置 (1):
「人間の限界」の問いへの答え方
(映像資料 E. エヴァンズ=プリチャード“Strange beliefs”, part 1. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
社会生活を形作る「(社会) 構造」とそこでの「信仰」「宗教」の位置 (2):
可塑的な「社会構造」のメカニズムへの関心
(映像資料 E. エヴァンズ=プリチャード“Strange beliefs”, part 2. の視聴と解説)
予習内容
Preparation for Class
参考書の指定箇所の読解 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に提示された「(復習の) 課題」に取り組む 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回
予習内容
Preparation for Class
これまでの講義の内容を整理し, 解消されていない疑問点などをあらかじめ提出する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
試験に向けてこれまで配布された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・講義のスケジュールおよび内容は, 講義の進展具合や受講生の関心などに応じて変更が加わることがある。
・講義中のスライドやプリントの撮影, 講義の録音, 録画, 転送, 投稿, 他人との画面の共有, 講義中の私語は, 講座の目的および学習方法の方針に反するため, 禁止である。
・講義内容を, パソコンやタブレットなどの音声入力機能等を使用したり, 速記術などを用いてテクスト化することも, 著作権や知財等の観点から禁止である (一切認めない)。
・受講資格のない者や受講資格があっても担当教員が然るべき理由で受講を認めない者の受講や代理受講は認められないので, 病気や忌引きなどによる公欠の場合でも, 教科書および講義プリントで各自で復習する。
・「課題」の記述は成績評価と単位認定の判断材料であるため, 不正行為とみなされる可能性がある行為は回避する。
・その他, 本学の建学精神 (「キリスト教による人格形成」), 教育理念 (“Do for others”), そして一般的通念に照らし合わせてみて, 講義中の行為として相応しいと考え られる振る舞いをすることが奨励される。
教科書   Texts 毎回, 講義プリントを配布する
参考書   Reference Books “Strangers Abroad” (Central Television Enterprises, London, 1986年 (映像資料)。
『文化人類学 キーワード (改訂版)』(山下晋司・船曳建夫編, 有斐閣双書, 2008年)。
その他, 関連する参考文献は, 講義中に適宜, 指示, 配布する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点 (60%, 毎回の課題の取り組みに対応)
試験 (40%, 文章題, 用語の説明や論述など。参考書や講義の配布物の持ち込みは可)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 21時45分15秒