シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 11Y3011000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGANT201文化人類学各論1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject MGANT201文化人類学各論1
英字科目名
English Name of Subject
Advanced Study of Cultural Anthropology 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 三瀬 利之
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜5時限(春学期)
授業概要   Course Description 「文化人類学各論」は,「文化人類学」の代表的なテクストを講読する講座である。
春学期の講座では, ブラニスラフ・マリノフスキーの『西太平洋の遠洋航海者 Argonauts of the Western Pacific』(1922年) を講読する。
『西太平洋の遠洋航海者』は,「文化人類学」という学問で最もよく知られた著作の一つではあり, 一般に, 近代の「文化人類学」の始まりを画するものとされている。しかし今日, その内容は幾分, 神話化されて伝えられ, あるいは歪曲・批判され, その本来の意味が正しく伝えられているとは限らない。
本講座では,『西太平洋の遠洋航海者』の意義を,「フィールドワーク/民族誌論」「贈与論」「呪術論」「未開経済/文化論」の4つのテーマに分けて講読し,「文化人類学」の初学者のための出発点とするだけでなく, 専門的な受講生にとっても人類学的な探究への理解を深める一つの契機としたい。
到達目標   Class Goals ・文化人類学の基本的な用語や理論を説明できる。
・人間や社会, 自文化や異文化について, 多角的な視点で理解できる。
・特定の地域の文化や社会について, 文化人類学の視点で調査研究ができる。
・関連するテーマに関して, グループディスカッションやディベートを行うのに必要な基礎知識や教養を得ることができる。
・本学の教育理念である利他精神の今日的意味を改めて考え, 本学の教育目標の一つであるところの, 双方向的な「他者への貢献」を適切に実践していく礎の一角を築くことができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
講座の紹介
予習内容
Preparation for Class
シラバスと教科書に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
ブラニスラフ・マリノフスキーと『西太平洋の遠洋航海者』の学説上の位置
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す (参照箇所・文献のリストは初回の講義で提示する。また講義の進展具合や受講生の関心に応じて変更がある)。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
『西太平洋の遠洋航海者』の主題・構成・特徴
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「文化人類学論」⑴:「自然科学」と「民族学」(「文化人類学」) の位置
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
「文化人類学論」⑵:フィールドワークの目的とその実証主義的な方法
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
「文化人類学論」⑶:「民族誌/エスノグラフィー」の (新しい) 意義と様式について
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「贈与論」⑴:「クラ」という慣習について
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「贈与論」⑵:「ヴァイグラ」という「威信財/呪物」への注目
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「呪術論」⑴:「呪文」の力とは
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「呪術論」⑵:「儀式」の「機能」について
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
「未開経済/文化論」⑴:アダム・スミスの「未開経済」論の否定として
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
「未開経済/文化論」⑵:「所有」「私有」の観念をめぐって
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
「未開経済/文化論」⑶:「経済」を形作るものとしての「価値」と「呪術」
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
『西太平洋の遠洋航海者』以降の人類学の展開
予習内容
Preparation for Class
指定された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指定された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
特別学修回
予習内容
Preparation for Class
これまで配布された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
試験に向けてこれまで配布された文献に目を通す。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・講義のスケジュールおよび内容は, 講義の進展具合や受講生の関心などに応じて変更が加わることがある。
・講義中のスライドやプリントの撮影, 講義の録音, 録画, 転送, 投稿, 他人との画面の共有, 講義中の私語は, 講座の目的および学習方法の方針に反するため, 禁止である。
・講義内容を, パソコンやタブレットなどの音声入力機能等を使用したり, 速記術などを用いてテクスト化することも, 著作権や知財等の観点から禁止である (一切認めない)。
・受講資格のない者や受講資格があっても担当教員が然るべき理由で受講を認めない者の受講や代理受講は認められないので, 病気や忌引きなどによる公欠の場合でも, 教科書および講義プリントで各自で復習する。
・「課題」の記述は成績評価と単位認定の判断材料であるため, 不正行為とみなされる可能性がある行為は回避する。
・その他, 本学の建学精神 (「キリスト教による人格形成」), 教育理念 (“Do for others”), そして一般的通念に照らし合わせてみて, 講義中の行為として相応しいと考え られる振る舞いをすることが奨励される。
教科書   Texts ブラニスラフ・マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者 Argonauts of the Western Pacific』1922年 (講談社学術文庫, 増田義郎抄訳, 2010年)
参考書   Reference Books Jutta Malnic, “Kula: Myth and Magic in the Trobriand Islands”, 1998, Cowrie Books
その他, 関連する参考書は, 講義中に適宜, 指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点 (60%, 毎回の課題の取り組みに対応)
試験 (40%, 文章題, 用語の説明や論述など。教科書や講義の配布物の持ち込みは可)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 21時47分08秒