シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1273512000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGVOL202グローバル社会と市民活動2/D1848ボランティア学8
テーマ   Theme 「共生社会」への問い:未来をデザインする
科目名   Name of Subject MGVOL202グローバル社会と市民活動2
英字科目名
English Name of Subject
Global Society & Civil Activities 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 猪瀬 浩平, 可部 州彦
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description  「共生社会」という言葉はよく聞くが、それがどんなものか考える場面は少ない。暮らしの様々な場面で――たとえばSNS上で、街を歩きながら――差別や排除の現場に直面し、違和感や疑問を感じることがあっても、深く考えずに済ませてしまうことは多い。自分自身が差別される側になることもあれば、気づかないうちに差別する側にたっていることもある。
 2016年に津久井やまゆり園で起きた殺傷事件では、多くの障害のある人が犠牲となった。犯人が障害のある人に対してもっていた優生思想には、ネット上で賛同の声もあがっていた。そしてその声は、本当に一握りの人たちだけがもっているものなのだろうか?

 この授業は、日本社会における知的障害のある人の暮らしに焦点をあて、共生社会実現のための課題と、それを解決する方法を探る演習形式(ディスカッション、プレゼンテーション、文献講読)の授業である。知的障害のある人や、その暮らしを支える人にもゲストに参加いただきながら、議論を深めていく。
到達目標   Class Goals ・知的障害のある人の人権について理解を深めたうえで、その保障のために必要なことを理解する。
・知的障害のある人が直面する日本社会の課題を理解したうえで、自分がその解決のために何ができるのかを考え、実行できるようになる。
・自分の考えを説得力をもって伝えるための表現力、他者(この授業においては教員、他の履修者、ゲスト)の考えに耳を傾け要点を理解した上で議論を深める対話力、必要な情報収集を行うための交渉力、調査力を身に付ける。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス:授業の狙いについて
予習内容
Preparation for Class
シラバスをよく読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「障害」の個人モデルと社会モデル
予習内容
Preparation for Class
新聞記事等の資料調査を行い、パラリンピックが、障害者理解の向上に役立ったのか、役立っていないのか、それぞれの立場で考えられることを整理する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
障害と共生をめぐる文献レビュー1:日本の障害者運動の歩みを振り返る
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
障害と共生をめぐる文献レビュー2:知的障害のある人の暮らしを支える仕組みを学ぶ
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
【ゲスト講演】知的障害のある人が地域で暮らし続ける:ゲスト 会沢完氏
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
知的障害の人が、地域で暮らす際に直面する課題(意思の尊重をどうするのか?/支援者の役割……)を整理する
予習内容
Preparation for Class
会沢氏の授業を踏まえて、知的障害の人が、施設や家族に依存しないで暮らすための課題を整理する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
津久井やまゆり園事件を考える①:事件をめぐって語られたことを整理する
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された裁判記録や、新聞記事を読み、論点をまとめる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
津久井やまゆり園事件を考える②/文献レビュー3(渡邉琢「障害者地域自立生活支援の現場から思う事:あたりまえの尊厳とつながりが奪われないために」)
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
文献レビュー4:親の視点から考える(児玉真美『殺す親、殺させられる親』をめぐって)
予習内容
Preparation for Class
事前に指示された予習文献に目を通し、要点・感想をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
尾野一矢さん授業にむけた事前学習:映像視聴とディスカッション
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【ゲスト講演】津久井やまゆり園を出て、地域で暮らし始める:ゲスト 尾野一矢氏
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、課題解決のためのアプローチを練り上げる。#グループワークで実施する可能性もあり。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
尾野さん授業の振り返り
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
共に生きることを表現する:ゲスト 平山匠氏(彫刻家)
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業をふまえて、知的障害のある人とない人が共生するための課題を整理する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
最終プレゼンテーション
予習内容
Preparation for Class
最終プレゼンテーションを準備する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業の振り返り
予習内容
Preparation for Class
授業全体の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教員からコメントを踏まえて、文献学習を進める。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・ゲストの方々との都合により、授業の内容が前後する可能性があります。
・特段の事情、及び教員への相談なしに、宿題を3回以上未提出の場合は、単位取得はできません。
・各自1回、文献レビューを担当してもらう予定です。
・最終レポートで学習目標の到達度を判断します。その際、レポートライティングの基本ができているのかも判断の材料になります。『アカデミックライティングハンドブック』などをしっかりと確認し、論証することを心掛けてください。
教科書   Texts 授業時に指示する。
参考書   Reference Books 授業時に指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・授業の参加姿勢と理解度(授業内の発言+課題の内容で判断)50%、最終レポート(学習目標の到達度を見ます)50%。
・毎回、課題(manabaで提示)が出ます。また、文献講読も全員学期について1回の発表を求めます。
・課題未提出が三回以上ある場合は、
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月13日 13時43分17秒