シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1273512001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name D1848ボランティア学8
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject D1848ボランティア学8
英字科目名
English Name of Subject
Volunteer Studies 8
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 猪瀬 浩平, 可部 州彦
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description  「共生社会」という言葉はよく聞くが、それがどんなものか考える場面は少ない。暮らしの様々な場面で――たとえばSNS上で、街を歩きながら――差別や排除の現場に直面し、違和感や疑問を感じることがあっても、深く考えずに済ませてしまうことは多い。自分自身が差別される側になることもあれば、気づかないうちに差別する側にたっていることもある。
 2016年に津久井やまゆり園で起きた殺傷事件では、多くの障害のある人が犠牲となった。犯人が障害のある人に対してもっていた優生思想には、ネット上で賛同の声もあがっていた。そしてその声は、本当に一握りの人たちだけがもっているものなのだろうか?

 この授業は、日本社会における知的障害のある人の暮らしに焦点をあて、共生社会実現のための課題と、それを解決する方法を探る演習形式(ディスカッション、プレゼンテーション、文献講読)の授業である。知的障害のある人や、その暮らしを支える人にもゲストに参加いただきながら、議論を深めていく。
到達目標   Class Goals ・知的障害のある人の人権について理解を深めたうえで、その保障のために必要なことを理解する。
・知的障害のある人が直面する日本社会の課題を理解したうえで、自分がその解決のために何ができるのかを考え、実行できるようになる。
・自分の考えを説得力をもって伝えるための表現力、他者(この授業においては教員、他の履修者、ゲスト)の考えに耳を傾け要点を理解した上で議論を深める対話力、必要な情報収集を行うための交渉力、調査力を身に付ける。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス:授業の狙いについて
予習内容
Preparation for Class
シラバスをよく読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「障害」の個人モデルと社会モデル
予習内容
Preparation for Class
新聞記事等の資料調査を行い、パラリンピックが、障害者理解の向上に役立ったのか、役立っていないのか、それぞれの立場で考えられることを整理する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
障害と共生をめぐる文献レビュー1:日本の障害者運動の歩みを振り返る
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
障害と共生をめぐる文献レビュー2:知的障害のある人の暮らしを支える仕組みを学ぶ
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
【ゲスト講演】知的障害のある人が地域で暮らし続ける:ゲスト 会沢完氏
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
知的障害の人が、地域で暮らす際に直面する課題(意思の尊重をどうするのか?/支援者の役割……)を整理する
予習内容
Preparation for Class
会沢氏の授業を踏まえて、知的障害の人が、施設や家族に依存しないで暮らすための課題を整理する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
津久井やまゆり園事件を考える①:事件をめぐって語られたことを整理する
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された裁判記録や、新聞記事を読み、論点をまとめる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
津久井やまゆり園事件を考える②/文献レビュー3(渡邉琢「障害者地域自立生活支援の現場から思う事:あたりまえの尊厳とつながりが奪われないために」)
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された文献を読む。発表者はレビューを準備する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
文献レビュー4:親の視点から考える(児玉真美『殺す親、殺させられる親』をめぐって)
予習内容
Preparation for Class
事前に指示された予習文献に目を通し、要点・感想をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
尾野一矢さん授業にむけた事前学習:映像視聴とディスカッション
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【ゲスト講演】津久井やまゆり園を出て、地域で暮らし始める:ゲスト 尾野一矢氏
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、課題解決のためのアプローチを練り上げる。#グループワークで実施する可能性もあり。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
尾野さん授業の振り返り
予習内容
Preparation for Class
授業で指示された資料(ホームページを含む)を読み、論点をまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
共に生きることを表現する:ゲスト 平山匠氏(彫刻家)
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業をふまえて、知的障害のある人とない人が共生するための課題を整理する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
最終プレゼンテーション
予習内容
Preparation for Class
最終プレゼンテーションを準備する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業の振り返り
予習内容
Preparation for Class
授業全体の議論(配布資料を含む)を振り返り、指示された参考文献を読みながら、考えたことをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教員からコメントを踏まえて、文献学習を進める。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・ゲストの方々との都合により、授業の内容が前後する可能性があります。
・特段の事情、及び教員への相談なしに、宿題を3回以上未提出の場合は、単位取得はできません。
・各自1回、文献レビューを担当してもらう予定です。
・最終レポートで学習目標の到達度を判断します。その際、レポートライティングの基本ができているのかも判断の材料になります。『アカデミックライティングハンドブック』などをしっかりと確認し、論証することを心掛けてください。
教科書   Texts 授業時に指示する。
参考書   Reference Books 授業時に指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・授業の参加姿勢と理解度(授業内の発言+課題の内容で判断)50%、最終レポート(学習目標の到達度を見ます)50%。
・毎回、課題(manabaで提示)が出ます。また、文献講読も全員学期について1回の発表を求めます。
・課題未提出が三回以上ある場合は、
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分30秒