シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1275067100
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 実験・実習・実技(対面授業)
授業名称   Class Name MGPIO202オルガン実習2/D2822オルガン実習2
テーマ   Theme パイプオルガンを知る・触る・弾く
科目名   Name of Subject MGPIO202オルガン実習2
英字科目名
English Name of Subject
Pipe Organ Practicum 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 長谷川 美保
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description 本学チャペルのオルガン演奏を通してキリスト教と音楽、オルガンの構造と歴史について学び取り、ヨーロッパ文化の礎を理解する。
到達目標   Class Goals 学外者の見学やオープンキャンパス時にチャペルやオルガンの説明、デモンストレーション演奏ができ、明治学院の歴史を語ることができる。
大学礼拝(チャペルアワー)・白金祭・クリスマス礼拝等公的な場で演奏ができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オルガンの構造について、楽器内部を見ながら学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
オルガンのしくみについて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
オルガンの構造を図に描く。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
リード管の調律を見学・実践しながらオルガンの構造をさらに深く学ぶ。
パイプの配置とその哲学、オルガンとキリスト教の関係について学ぶ。
リード管調律の実演を見学し、実際に調律を試み体験する。
予習内容
Preparation for Class
チャペルのオルガンのファサード(前面)を絵に描く。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
2種類のパイプの音高の調整方法の違いについてまとめる。 目安時間
Hours
1 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
オルガンの成立と発展の歴史について学ぶ。
足鍵盤(ペダル)の演奏法を体験し習得する。
予習内容
Preparation for Class
オルガンが発明された時代のことを調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
足鍵盤の動かし方を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
手と足の動かし方、体幹の整え方のトレーニングを行いながら、バロック時代のオルガン作品の楽曲分析をする。
予習内容
Preparation for Class
手指の動きの独立性を高めるための運動(前回授業で教える)をしてみる。
腹筋と背筋で体幹を支えながら座る練習をする。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
手と足を同時に動かしながら、楽曲の一部を演奏してみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
課題曲(各自の希望や鍵盤演奏の状況により課題曲は異なる)の演奏実践。①
予習内容
Preparation for Class
体幹を整え手足の運動を継続して行う。
課題曲の足鍵盤のペダリングを考えてくる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各声部を合わせる練習をする。(左手と足、右手と足、というふうに2つを組み合わせる) 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
複数の手鍵盤の意味とその扱いについて学び実践する。
予習内容
Preparation for Class
前回授業で与えるオルガンの写真と仕様表(ストップリスト)を読み解き、オルガンの各部から出てくる音色の違いを予想する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
2段の鍵盤を駆使して短いフレーズをエコーのように弾く練習をする。
可能であればペダルもつける。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
讃美歌の弾き方を学ぶ。①手鍵盤
予習内容
Preparation for Class
自分が知っている讃美歌と思われるメロディーを弾いてくる。
可能であれば伴奏(和音)もつける。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
成立時代・国によって異なる讃美歌を弾き分ける練習をする。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
讃美歌の弾き方を学ぶ。②足鍵盤(ペダル)
予習内容
Preparation for Class
足鍵盤上での音程を足の動きで確認する。(音程4度と5度の違い、オクターヴの弾き方など) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容を繰り返し練習する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
課題曲を仕上げながら、各自の目標とする本番(定められた大学礼拝での演奏)を目指して練習を重ねる。
予習内容
Preparation for Class
演奏前のルーティンをいつでも行うように習慣化する。(オルガンベンチの位置・レジストレーション・楽譜の状態) 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
集中力を保持する。
長時間漫然とした練習をしない。
部分練習を効果的に行う。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ヨハン・セバスティアン・バッハのオルガン作品の楽曲分析を行う。
予習内容
Preparation for Class
バロック音楽特有の、繰り返される音型の弾き方を習得する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
分析に基づき、楽音を単語・熟語のようにかたまりで捉えてアーティキュレーションを明白にして表現できるようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
課題曲(各自の希望や鍵盤演奏の状況により課題曲は異なる)の演奏実践。②
互いの演奏をオルガンバルコニーやチャペル1階で聞きあい評価する。グループ・ディスカッションする。
予習内容
Preparation for Class
これまで習得してきた手足の動かし方・発音・アーティキュレーションなどを再度確認する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
バルコニーとチャペル1階では聞こえ方が異なることを理解し、その経験をもとに自分の演奏を手直しする。
他者からの評価の意味を考える。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
課題曲(各自の希望や鍵盤演奏の状況により課題曲は異なる)の演奏実践。③
互いの演奏をオルガンバルコニーやチャペル1階で聞きあい評価する。グループ・ディスカッションする。
予習内容
Preparation for Class
音響効果を活かした演奏ができるように、音楽の間(ま)のとり方を検討する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
演奏を録音し、他者からの評価の意味を考え演奏の手直しを行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
キリスト教学校やプロテスタント教会の音楽事情を学ぶ。
学校や教会のオルガンを見学調査する。
(都内:立教大学、ICU、白金教会、霊南坂教会、渋谷教会など)
予習内容
Preparation for Class
見学場所が決まったら、その教会の内部写真やオルガン写真を見て音響・音色などについて予想し、試奏時に自分が演奏する予定の楽曲をイメージする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
演奏を録音し、他者からの評価の意味も考え併せ、本学チャペルとの違いを考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
実技試験実施。各自の課題曲を本学チャペルのオルガンで演奏する。
予習内容
Preparation for Class
各自の課題曲を練習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
演奏時の心身の状態を分析し、プレゼンテーション等、今後あり得る自分が発表するときの自身のコントロールについて学び取る。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
課題曲演奏を振り返り、同じ曲の音源(youtubeなど)を聞き自分の演奏と比較し、曲の歴史的背景や作曲家について自習する。
予習内容
Preparation for Class
人前での演奏など、発表時の自分の心身のコントロールについて振り返る。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
本学チャペルのオルガンの構造と仕様(音色の種類など)について復習する。 目安時間
Hours
1 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
実技習得の授業なので必ず復習としての練習を行うこと。各自のチャペルでのオルガン練習時間を、管轄部署で調整し割り振る。
教科書   Texts 授業内で講師が配布・配信する楽譜や資料にもとづき授業を進める。
随時参考書について説明する。
参考書   Reference Books 「オルガン奏法~パイプでしゃべろう!パイプで歌おう!」近藤岳・梅干野安未編著(道和書院)
「CLAVIS 昔の鍵盤楽器」大塚直哉編
「トン・コープマンのバロック音楽講義」トン・コープマン著(音楽之友社)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
実技試験100%。
関連URL   Related URL
備考   Notes 同時配信なし
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 12時33分20秒