シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 12G0500000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name MGIND111現代社会と教養1/D1807現代世界と人間7
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject MGIND111現代社会と教養1
英字科目名
English Name of Subject
Modern Society and the Liberal Arts 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 現代社会が抱える諸問題を捉えるための幅広い基礎知識
汎用的技能 多面的思考・判断力、コミュニケーション力
態度・志向性 多様性の尊重、他者貢献、自律的学習態度
統合的な学習経験と創造的思考力 課題発見力
統合的な学習経験と創造的思考力 解決策提示力、社会参画による他者貢献
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 赤阪 むつみ
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description 難民とはどのような人々であるのか。世界で起きている難民問題をミクロ・マクロ的視点から学び、難民問題に実践的体験をする科目である。講義では難民をめぐる問題の歴史的な変遷と現状を学び、未来に向けてどのような視点でこの問題を考えるか、見据えるのかを提示する。なお、本科目の受講者は「UNHCR難民映画祭」の企画と実施に携わることになる。以上の講義をとおして、難民と日本社会の関係を知り、難民問題を自らの事として考えるための機会を提供したい。
到達目標   Class Goals 本授業は、2つの内容で構成されている。
一つは、難民が発生する原因、そして日本での難民受け入れの課題を理解し、受講生、自ら解決策を考える機会とすること。
もう一つは「UNHCR難民映画祭」を企画することで、映画を通して何ができるのか、実際に試みることが、難民問題にどういった影響を及ぼすものなのか、実体験を通して学ぶ機会とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
「授業ガイダンス&映画祭の説明」

この授業の最終目標を提示する授業ガイダンスと、世界の難民問題の導入を行う。また、難民映画祭の概要の説明を行う。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内で提示した資料の読み込みと映画祭候補映画の選定作業 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「難民条約と日本、日本の難民問題とは何か」

なぜ難民保護が必要になったのか、難民条約の意味と変遷、そして日本での難民条約の運用と課題について俯瞰する。また、試写映画決定のためのディスカッションを行う。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読。映画祭候補映画の選定作業 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
候補映画の試写 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「映像メディアを通して難民問題を伝えるとはを考える」(メディア関係者:ゲスト講師予定)

これまで様々な番組を作成し発信してきた経験から、難民問題を発信することの意味、価値、課題を経験から学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読。映画祭候補映画の選定作業 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
候補映画の試写、試写した映画の中で映画祭上映映画の選定理由をまとめを行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「難民問題を日本社会てで伝えることとは」(実務経験者:ゲスト講師)の講義を聞いた後、映画祭への期待、目的設定のためのディスカッションを行う。
長く難民問題に取り組んできた経験を学び、映画祭の目的を設定する。
予習内容
Preparation for Class
候補映画の試写、受講者はmanabaにあげた事前資料の通読。映画祭候補映画の選定作業 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
候補映画の試写、授業で得た新しい考えを踏まえて改めてどの映画が候補にふさわしいか検討し、言語化する 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
「候補映画選定のためのディスカッション」
映画祭上映映画を決定するためのディスカッションを行う。映画祭開催までのプロセスと受講生の役割についての説明を行う。
予習内容
Preparation for Class
候補映画の試写 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
次回までにどの役割を担うか考えておく。上映映画の背景などの課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
「上映映画の背景を深堀りし、映画祭の期待につなげる。また、映画祭企画のための役割分担を行う。

上映映画を選んだ理由だけでなく、映画の持つ意義がどこにあるのか、背景分析をしたうえで、映画祭の役割分担を行う。
予習内容
Preparation for Class
事前に出された課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた難民問題の資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「日本の難民認定が低いのはなぜか。~定義の解釈、制度の問題から難民問題を知る」

カナダなどの難民認定制度と比較しながら日本の難民認定制度の課題を認識する。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた参考資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「日本で暮らす難民の生活実態はどうなっているのか。~法的安定との関係      と基本的人権の問題」

国際人権法の視点から難民申請者の生活保障を各国と比較しながら、実態を把握する。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取り上げた参考資料を読む。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「難民はどうして生まれるのか~ミャンマー」(ミャンマー人当事者:ゲスト講師)

クーデター以降ミャンマーで起きている現状報告を聞き、難民として避難することの課題を理解する。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた参考資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「難民問題の発生原因と日本との関係について」 

第9回の授業を事例に発生原因の歴史的変遷と日本との関係性を明らかにすることで、難民問題を多面的に理解する。
予習内容
Preparation for Class
受講者はmanabaにあげた事前資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた参考資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
「難民問題の解決~ミャンマーを事例に考える&映画祭準備」

第9、10回を通して明らかになった難民問題をどう解決できるのか、またどのような取り組みが行われていたか学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
授業で提示した資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた参考資料を読んでおく。難民映画祭の各自の準備を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
他の社会問題と比較した日本の難民問題の位置づけ、イギリスの難民認定制度の変遷
日本の難民問題を多面的に見ていくことで課題解決の糸口を探す。
予習内容
Preparation for Class
イギリスの難民認定制度など、授業で提示された課題に関してのニュース収集 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で取りあげた参考資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
「映画祭振り返り」
映画祭の実施後、事前に作成した振り返り項目に沿って、最初に立てた期待にそった映画祭であったか、視聴アンケートを見ながら、ディスカッションを行う。
予習内容
Preparation for Class
映画祭参加者アンケートの通読、画祭振り返りシートの事前記入 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
映画祭に関して各自の総括を行う。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
「日本の難民問題を解決するために、ミクロ―マクロで問題の関係性を明らかにする」
ここまで学んできた問題の関係性を分析することで、解決策への糸口を議論を通して見つける。
予習内容
Preparation for Class
授業で指定した課題の取り組み 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
これまでの授業の振り返り 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
「講義のまとめと期末レポート説明」
これまでの授業の総括と期末レポートのための説明
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業資料の通読 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
期末レポートの準備 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・12月の授業外の時間に映画祭を予定。日時については第1回の授業で共有予定。受講生はこの映画祭を企画し参加することが前提。
・授業中のスマートフォンの動画撮影、板書の写真撮影は原則禁止。ただし、必要な場合は担当教員に事前に相談すること。
・視聴制限のある動画(映画祭候補映画)の受講者以外への共有は禁止する。
教科書   Texts 特になし
参考書   Reference Books 講義開始時に指示する
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
映画祭企画から実施までの貢献度(企画立案、準備、当日、振り返り)30%
平常点30%(毎回の授業のリアクションペーパーの提出など授業の理解と参加で判断)
期末レポート40%で評価する。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月25日 23時15分53秒