シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 12V4054100
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name TCKNO922地理学概論2 /地理学概論2
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject TCKNO922地理学概論2
英字科目名
English Name of Subject
Introduction to Geography 2
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 成瀬 厚
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜1時限(秋学期)
授業概要   Course Description 世界規模での気候危機が叫ばれ,人類の活動が自然環境に与えた影響の大きさから,現代は人新世と呼ばれるようになった。
自然科学と人文・社会科学にまたがる領域としての地理学は長らく人間と環境の関係について探求してきた。この授業は,系統地理学的な観点から,自然地理学および人文地理学の各下位分野について解説する。授業を通して,地理的な見方・考え方を身につける。
なお,この授業は教育職員免許状のために必要とされる科目になっている。
到達目標   Class Goals ・一つの事象を,自然的側面と人文的側面の両方から考えることができる。
・一つの事象を,身近な視点とより広い視点から考えることができる。
・ある場所の事象を,他の場所の事象と関連付けることができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
地域地理学と系統地理学
予習内容
Preparation for Class
高等学校までで習った社会科の地理教科を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の進め方や評価方法などについて疑問がないか確認しておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
過去の自然地理を復元する
歴史とともに積み重なった地層にはさまざまな物質的な記録が残されており,それらを通して過去の自然環境を理解することができる。
予習内容
Preparation for Class
高校までの社会科地理における地形や気候の単元,理科地学の地質の単元を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
地形学:テフロクロノロジー
地層中の火山灰の情報から過去の環境を復元する
予習内容
Preparation for Class
自分の住む町の地形図を見て,川や坂など高低差を確認する。
日本史で歴史的な火山噴火などの災害について調べる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
気候学
古日記などから過去の気候を復元する
予習内容
Preparation for Class
日本史で歴史的な飢饉や水害などについて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
環境地理学:花粉分析
地中に残った花粉から過去の植生を復元する
予習内容
Preparation for Class
日本列島の植物分布について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
情報地理学:リモートセンシング
人工衛星の画像データを地上の状況と照らし合わせ,広域の土地被覆を推定する
予習内容
Preparation for Class
日本の人工衛星について,どのくらいの数があり,どんな目的で運用しているのかを調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
地理情報システム(GIS)
予習内容
Preparation for Class
GoogleMapsやカーナビなど身近なデジタル地図について改めて考えておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
フィールドワーク
地理学の基本的な調査法
予習内容
Preparation for Class
ある場所について知るために,現地を訪れてどんなことをしたらよいのか考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
農村地理学
予習内容
Preparation for Class
日本の農村地域が抱える問題について整理する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
都市地理学
予習内容
Preparation for Class
都市ではどんな問題があるのか,想像したり調べたりしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
経済地理学
予習内容
Preparation for Class
自分の日常生活に身近なもの(食料や衣類など)が手元に届くまで(消費地),生産地を調べ,どのように運ばれたか(流通)を想像したり調べたりする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
政治地理学
選挙地理学
予習内容
Preparation for Class
昨年は統一地方選挙があったが,それ以降に行われた選挙について調べ,また自分が投票権を持っていた選挙について思い出す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
文化地理学
予習内容
Preparation for Class
小説や映画,音楽など,自分の好きな作品に描かれる実在する地名を探し,その場所がどのように描かれているのか調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
時間地理学
予習内容
Preparation for Class
自分の行動を,日単位,週単位,年単位,人生単位で図化しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業の総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業の振り返りをする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
リアクションペーパーの提出 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
高校までで習った社会科地理と理科地学を十分に復習しておくこと。
また,自分の身近な地域の自然条件(気候や地形,植生)を気に留めておくとともに,日常生活を空間と場所という観点から常に意識してほしい。
教科書   Texts 教科書はない。
毎回の講義で参考文献を示す。
参考書   Reference Books マシューズ, J. A.・ハーバート, D. T.著,森島 済・赤坂郁美・羽田麻美・両角政彦訳(2015):『地理学のすすめ』丸善出版.
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
レポートについては個別のコメントと総評を伝える。
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度20%,授業期間中の小レポート30%,学期末レポート50%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月22日 10時31分28秒