シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CC0160000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LELIN306音韻論B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LELIN306音韻論B
英字科目名
English Name of Subject
English Phonology B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 英語圏の文学・文化の基礎知識と幅広い教養
知識・理解 英語の科学的基礎知識、応用知識
汎用的技能 グローバル化社会で使える英語の技能
汎用的技能 異文化理解と分析力
汎用的技能 課題解決の為の分析力・構想力・表現力
態度・志向性 よりよい社会の構築に結びつける志向
態度・志向性 グローバル化社会への対応能力
統合的な学習経験と創造的思考力 専門領域において新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専門領域において解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 宇佐美 文雄
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜2時限(秋学期)
授業概要   Course Description カジュアルスピーチでの発音形は、単語レベルでの発音形に一連の音の置き換え(=一連の調音器官の動き)がなされることで得られます。音連続をより発音しやすい音連続に置き換える音の置き換えが両者を対応づけています。調音器官の動きが少ないほうが話し手にとって発音しやすい音連続であり、発音しやすい音連続の究極は、調音器官の動きがない、ということ、言い換えると、音連続の中のある音が発音されないということです。調音のしやすさに基づく音の置き換えは、身体的現象に思えるかもしれませんが、人間の精神(mind)に内在するするものです。標準的な英語音声学の教科書で扱われている現象からはじめ、教科書では十分に扱われていないカジュアルスピーチでの英語の音声現象を、少数の原理で説明することができることを学びます。
到達目標   Class Goals カジュアルスピーチでの発音形を単語レベルでの発音形に対応付けている音の置き換えを説明できる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
音声生成の仕組み(Prosodic mapping、強化過程、弱化過程)のうち、おもにProsodic mapping(語、複合語、句をリズムのスロットに落とし込む)を学習します。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
音声環境(音節頭位、音節末位、強勢の有無)閉鎖音の異音、弾音化の音声環境
音韻論Aで学習した「閉鎖音の異音」の音声環境を音節(頭位、末位Iの観点から捉えなおします。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
調音位置の同化を学習することで、「相互同化・融合同化」が特異であることを学習します。(調音位置の「相互同化・融合同化」という特異な同化は存在しないと私は考えています。)
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、または、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。(発音記号だけで書かれた調音位置の同化現象を含む文章を音読してくる)
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
狭めの同化という捉え方(私の説)を採用することで、同化現象一般が単純な原理に従う音の置き換えであることが理解できると思います。閉鎖音の鼻音化(鼻音化=口蓋垂が下がる)はここで取りあげます。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。(発音記号だけで書かれた狭の同化現象を含む文章を音読してくる)
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
歯茎音/t, d, n/ の弾音化、共鳴音の鼻音化(鼻音化=口蓋垂が下がる)を学習します。
共鳴音の鼻音化を例にとり、鼻音化がどこまで及ぶかが韻律領域(音節の下り、音節、フット・ビート、語)です。1音1音ずつ鼻音化の影響を受けるのではありません。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
子音が隣接する子音に完全同化する現象を学習します。これも同化現象ですので単純な原理が働いています。子音の完全同化によって、子音の消失という現象の多くを説明することができます。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
母音が隣接する共鳴子音に完全同化する現象を学習します。母音の完全同化によって、母音の消失という現象の多くを説明することができます。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
n音の同化には、一見すると同じように見えて、実際は頭の中は全く異なる処理がされているものがあります。2種類を峻別する方法を学習します。
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「不規則変化」を示す名詞 (foot/feet, mouse/mice) の複数形の由来
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
第1回から第9回までの内容についての質疑応答のあと、授業内テストを行います。
予習内容
Preparation for Class
今までの小テストの誤答を振り返り、復習しておく。

想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
想定必要時間:2時間
確認テストで浮き彫りになった自己の弱点を整理しておく(第15回授業に向けて)
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
Linda ShockeyのSound Patterns of Spoken EnglishのDataを分析: Obstruent reduction
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
Linda ShockeyのSound Patterns of Spoken EnglishのDataを分析: Glottal substitution
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
Linda ShockeyのSound Patterns of Spoken EnglishのDataを分析: T-deletion
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
Linda Shockeyの博士論文から抜粋したDataを分析
予習内容
Preparation for Class
授業用のハンドアウト、授業用資料をアップロードしておくので、ダウンロードし下読みをする。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で理解できなかった箇所、小テストの誤答を次の授業の冒頭で再確認するので、その際に質問できる程度に復習をしておく。関連する英語音声学の概念を復習する。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
(特別学修回なので教室での授業は行いません)
第10回の授業内確認テストの解説とこの学期の総括
予習内容
Preparation for Class
第10回の授業内確認テストへの解説文に空欄を設けたプリントをダウンロードし、今までの授業を復習しながら空欄を埋めておく。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自己の弱点を整理しておく。
想定必要時間:2時間
目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業に先行し、各回、manabaにレジメ、資料をアップロードしておきます。学習内容を理解しているかを問う小テストをおこない、解答の提示と解説をおこないます
教科書   Texts 各回レジメなど、各自ダウンロードしてください
参考書   Reference Books なし
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業時の小テストの累計(5%を14回=)70%、授業内テスト30%
関連URL   Related URL (Linda Shockeyの博士論文) https://kb.osu.edu/handle/1811/81441
備考   Notes 小テスト・授業内テストについて
可:レジメ、資料の参照、(電子)辞書の使用  
不可:レジメ、資料の貸し借り、通信機器の使用
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月22日 11時42分05秒