シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CC0175001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 社会言語学A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 社会言語学A
英字科目名
English Name of Subject
Sociolinguistics A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 英語圏の文学・文化の基礎知識と幅広い教養
知識・理解 英語の科学的基礎知識、応用知識
汎用的技能 グローバル化社会で使える英語の技能
汎用的技能 異文化理解と分析力
汎用的技能 課題解決の為の分析力・構想力・表現力
態度・志向性 よりよい社会の構築に結びつける志向
態度・志向性 グローバル化社会への対応能力
統合的な学習経験と創造的思考力 専門領域において新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専門領域において解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 小林 正佳
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 言語学の一分野である社会言語学の全体像・基礎を捉えることを目指します。言葉の内部構造を明らかにしようとする理論言語学(音韻論や統語論)に対して、「言葉選びの科学」という視点から、言葉と外部環境との関係を明らかにしていきます。「言語使用」に関する言語学です。
到達目標   Class Goals 社会言語学の基礎知識・概念を英語の事例に言及して簡潔に説明できる。日常の言語使用を分析できる。日常の言語使用について新たな問題提起ができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
【ガイダンスとイントロダクション】
他の言語学(英語学)の分野との差異を理解します。
予習内容
Preparation for Class
指定教科書に目を通したり、「社会言語学」を検索したりしてどのような学問分野なのかを予めイメージしておいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
言語学(英語学)全般の中でどのような特徴をもった分野なのか確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
【理論言語学と社会言語学】
「言葉選びの科学」であることを理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書の「はしがき」を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
理論言語学との差異を確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
【社会言語学とは何か】
社会言語学の前提-種類・選択・変化-について理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第1章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
社会言語学の前提-種類・選択・変化-の内容を覚えてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
【地域に根ざした言葉】
地域方言について標準語、共通語と関連させながら理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第2章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
地域方言、標準語、共通語の関係性を整理してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
【話し手に根ざした言葉】
社会方言について世代・性別・職業などの観点から理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第3章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
社会方言の例を挙げられるようにしてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
【聞き手に合った言葉】
アコモデーション理論、ポライトネス理論、敬語について理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第4章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ポライトネス理論の概要を説明できるようにしてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
【状況に合った言葉】
場面、話題、機能の観点から聞き手への言葉を理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第5章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
状況に対して話し手・書き手がどう配慮しつつ言語表現するのかを確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
【伝達方法に合った言葉】
話し言葉と書き言葉の特徴や差異を理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書6章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
話し言葉と書き言葉の特徴を確認し、両者の境界線について理解を深めてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
【人称表現】
相手や第三者をどう呼ぶか、呼ばれるかを分析して第8回までの概念を振り返ります。
予習内容
Preparation for Class
教科書第7章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
人称表現が豊富であること、その選択に相手との関係性が投影されることを確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
【言葉と言語】
バイリンガリズム、ダイグロシア、コードスイッチングなど、言語と方言との境界線を考えます。
予習内容
Preparation for Class
教科書第8章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
言語と方言との境界線で生じる現象について理解してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【言葉と文化】
言語相対性の仮説について理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第9章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
サピア=ウォーフの仮説について確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
【言語の変化】
どのように言葉は変化するのかを理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第10章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
言語変化のメカニズムを確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
【言葉と政治】
国語、公用語、言語政策などについて理解します。
予習内容
Preparation for Class
教科書第11章を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
言葉と国家、個人との関係性について確認してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
【言葉の種類・選択・変化】
「言語選択の科学」としての社会言語学の基本概念を振り返ります。
予習内容
Preparation for Class
教科書の「おわりに」を読んでください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
日常の言語使用にみられる興味深い現象を考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
【総括と期末レポート要領】
振り返りと期末レポート作成の説明をします。
*「特別学修日」のため対面授業はなく、まとめ資料の提示のみとなります。受講者各自で自主学修をし、期末レポートの作成を始めてください。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
これまでの学修を期末レポートに反映させてください。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
講義内容は学問分野の理論や概念を理解しやすくするため、対象言語を主に日本語にしています(教科書もそのように書かれています)が、プリント配布などにより英語の事例にも言及します。また、学期中に数回、簡単な調査や観察などによるグループワーク(アクティブ・ラーニング)をしてもらいます。
教科書   Texts 石黒圭(著)『日本語は「空気」が決める 社会言語学入門』光文社新書.
参考書   Reference Books 特になし
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業期間中manabaで出題するクイズ10回(50%)、学期中授業で実施する用語テスト4回(20%)、学期末レポート(30%)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分31秒