シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CF0702001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 日本文学(専)A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 日本文学(専)A
英字科目名
English Name of Subject
Japanese Literature A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 フランス語圏の言語・文化についての広範な知識
知識・理解 フランス語圏の言語や文化についての個別的知識の習得
汎用的技能 情報収集力
汎用的技能 フランス語の実践的な運用能力及び知識をもとにした思考の相対化
態度・志向性 多様な文化のあり方を追求する姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 問題提起力
統合的な学習経験と創造的思考力 論理的かつ説得的見解を述べる力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 陣野 俊史
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 日本で現在書かれている、主として小説を取り上げます。いわゆる現代文学ですが、どちらかというと、エンターテインメントというより、純文学に重点を置きます。
到達目標   Class Goals 話題作やベストセラーも随時取り上げますが、小説を読むということが、なにか面倒な行為であるような偏見を打ち破って、音楽を聴いたり絵画をみたりするような柔軟性を持った愉しい行為であることを伝えたいと考えています。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
総論 現代文学としての日本文学
予習内容
Preparation for Class
シラバスに挙がっている作家に関して予備的な情報を予習段階で集めること。できれば2~3時間の予習時間を確保すること。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義で扱った文学作品あるいは作家の作品をすべてとは言わないが、少なくとも1冊は読むこと。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
芥川賞について近作を検討する
予習内容
Preparation for Class
宇佐見りん『推し、燃ゆ』、砂川文次『ブラックボックス』、九段理江『東京都同情塔』など 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む。たとえば宇佐見りんならば『くるまの娘』、砂川文次ならば『小隊』など 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
政治小説について
予習内容
Preparation for Class
星野智幸、中上健次の諸作品について、予備的に知識を習得すること 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む。たとえば木村友祐『幼な子たちの聖戦』など。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
伊坂幸太郎について『PK』や『実験4号』
予習内容
Preparation for Class
伊坂作品をどれでもいいので、一作品は読む 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
私小説を読む(1)
予習内容
Preparation for Class
西村賢太について予備的な知識を収集する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む、西村の遺作など。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
私小説を読む(2)
予習内容
Preparation for Class
志賀直哉、藤枝静男、笙野頼子の作品をどれでもいいので、一つ読んでくる。あるいは原一男監督『全身小説家』を観る。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
村上春樹をどのように読むべきか~世界文学として
予習内容
Preparation for Class
村上春樹の作品をどれか一つ読んでくる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む、できれば最新作を。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
森見登美彦を読む~魔界としての京都
予習内容
Preparation for Class
森見登美彦の作品のうち、どれでもいいので、一つ、読んでくる。初期作品がよい。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
戦争と文学(1)
予習内容
Preparation for Class
岡田利規、前田四郎、奥泉光、など 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
戦争と文学(2)
予習内容
Preparation for Class
林京子、青来有一、井伏鱒二など 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
古典文学の現代語訳について
予習内容
Preparation for Class
河出書房新社版、『平家物語』『源氏物語』それぞれ、古川日出男訳と角田光代訳を参照する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
江國香織を読む~悪意と家族
予習内容
Preparation for Class
江國作品をどれでもいいので、一作品は読んでくる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む、菅聡子さんの江國香織論を読み直す 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
盗作・オマージュ・リミックス
予習内容
Preparation for Class
盗作とは何かをめぐる議論を紹介する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む、近年の盗作をめぐる事件を概観する 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
一点突破の文学
予習内容
Preparation for Class
高橋和巳について、予備的な知識を獲得すること 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で紹介された別の作品を読む、高橋和己の小説は長いものが多いので、復習が重要かと。たとえば『邪宗門』など 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
学期全体のまとめ
予習内容
Preparation for Class
特に必要としない。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
学期全体のまとめのための資料をアップするので、各自内容を反芻のこと。 目安時間
Hours
3 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
小説を読むこと自体に慣れていないというか、経験として持っていない学生が多いと思います。いま、生きている作家に関心を持ってください。
教科書   Texts 特になし。教室で指示。
参考書   Reference Books 陣野俊史『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社、2011年)
陣野俊史『テロルの伝説 桐山襲烈伝』(河出書房新社、2016年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
レポート 50パーセント、講義中の小レポート 25パーセント、プレゼンテーション 25パーセント。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分33秒