シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0007000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LACOM307現代社会と芸術2A/芸術・社会・人間A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LACOM307現代社会と芸術2A
英字科目名
English Name of Subject
Art and Society 2A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 鷲谷 花
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 18世紀末から19世紀初頭にかけてヨーロッパで舞台演劇ジャンルとして成立した「メロドラマ(仏:melodrame, 英:melodrama)」は、明瞭に人格化された善と悪の二元論的対立、「犠牲者」の受難のもたらす悲哀感、観客の感覚と情緒を直接的に刺激するセンセーショナリズムなどを特徴とし、国境を超えて北米大陸やアジアにも拡散、浸透し、各地域で独自の形態へと発展した。今日に至るまで、メロドラマの様式と想像力は、小説、映画、テレビドラマ、コミックス/マンガ、ポピュラー・ミュージックなど、多様な大衆的な物語文化に影響を及ぼしつづけている。
「メロドラマ」は、現代の英語圏における映画、演劇、文学、文化研究の重要な概念のひとつとなっている。この授業では、メロドラマに関する先行研究の概要を踏まえつつ、多様な時代、地域、メディア~ジャンルにおけるメロドラマ的な系譜について学んでいく。
到達目標   Class Goals ・英語圏を中心とする「メロドラマ」研究の概要を把握し、かつそこに個別の作品がどのように位置づけうるかを検証する。
・大衆的エンターテインメントは「倫理・道徳」をどのように扱い、オーディエンスの感情・感覚にどのように訴えかけてきたかについて分析し、言語化する。
・学術的文章を執筆するにあたっての基本的な知識とスキルを身につける。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション~今後の授業の進め方について説明~
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料に目を通しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「メロドラマ」とは何か
予習内容
Preparation for Class
ピーター・ブルックス『メロドラマ的想像力』を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマ映画論(1)
予習内容
Preparation for Class
トマス・エルセッサー「響きと怒りの物語―ファミリー・メロドラマへの所見―」を読んでおく
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマ映画論(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料に目を通しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおけるジェンダー(1)
予習内容
Preparation for Class
『東への道』(D. W. グリフィス監督、1920)を通して見ておく。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおけるジェンダー(2)
予習内容
Preparation for Class
『タイタニック』(ジェームズ・キャメロン監督、1997)を通して見ておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおけるアクションとモラル(1)
予習内容
Preparation for Class
『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督、1979)を通して見ておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおけるアクションとモラル(2)
予習内容
Preparation for Class
『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督、1986)を通して見ておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「連続メロドラマ」の世界(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する資料を閲覧しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「連続メロドラマ」の世界(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する資料を閲覧しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
「ボーイ・ミーツ・ガール」~「ラスト・ミニッツ・レスキュー」/新海誠のメロドラマツルギー
予習内容
Preparation for Class
新海誠監督『言の葉の庭』『君の名は。』『天気の子』のうち少なくとも1本を通して見ておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおける「無言のテキスト」(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料に目を通しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
メロドラマにおける「無言のテキスト」(2)
予習内容
Preparation for Class
山田尚子監督『劇場版 聲の形』を通して見ておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
「メロドラマ」の境界
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料に目を通しておく。
アキ・カウリスマキ監督『浮き雲』『過去のない男』『枯れ葉』の少なくとも1本を通して見ておく。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
学期末レポートに関する注意事項確認
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
学期末レポートの執筆準備を進める。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・もっぱら映画作品を主対象とする授業だが、授業内で映画全編の参考映写等を行うことは、時間の制約もあり難しいため、オンライン配信サービスに加入するなど、映画作品を自分で視聴するための時間と手段を確保したうえで受講することが望ましい。
・授業当日朝に講義資料(pdf)をmanabaにアップロードするので、各位ダウンロードする等、授業内で閲覧する準備をしておくこと。
教科書   Texts 教科書は特に指定しない。必要に応じて参考文献の抜粋をmanabaにアップロードする。
参考書   Reference Books 1.ピーター・ブルックス『メロドラマ的想像力』(産業図書、2002)
2.ジョン・マーサー、マーティン・シングラー 『メロドラマ映画を学ぶ:ジャンル・スタイル・感性』(フィルムアート社、2013)
3.ジョージ・スタイナー『悲劇の死』(ちくま学芸文庫、1995)
4.河野真理江『日本の〈メロドラマ〉映画──撮影所時代のジャンルと作品』(森話社、2021)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業内小課題(全14回):40%
学期末レポート課題:60%
学期末レポート課題を未提出の場合、もしくはレポートに不正な情報の剽窃・盗用が含まれていた場合は単位を認定しない。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 01時19分16秒