シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0008000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LACOM308現代社会と芸術2B/芸術・社会・人間B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LACOM308現代社会と芸術2B
英字科目名
English Name of Subject
Art and Society 2B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 鷲谷 花
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(秋学期)
授業概要   Course Description ホラー映画は、「無防備な女性を狙って襲いかかる男性的怪物」と「襲われて悲鳴をあげる女性の犠牲者」といったステレオタイプ的な男女の役割分担に依拠してきた一方で、性的な異種混淆性や、既存の性的規範の逸脱・転覆の可能性をくり返し描いてきたジャンルでもある。この授業では、1970年代から現在に至るまでの英語圏のホラー映画研究・批評の成果を参照しつつ、ホラーにおける「性的差異の政治学」(バリー・キース・グラント)に注目して、ホラー映画史上の重要作品の分析・考察をおこなう
到達目標   Class Goals ・英語圏のフェミニズム/ジェンダー論的な関心をもつホラー映画批評・研究の、現在に至るまでの主要な展開を把握し、そこで蓄積されてきた知見を応用して、個別の作品を分析・解釈する。
・映像作品の視聴覚要素についての分析を、的確に言語化し、論理的に記述する技術を身につける。
・学術的文章を執筆するにあたっての基本的なルールと方法を学ぶ。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション~今後の授業の進め方について説明~
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「メロドラマ」から「ホラー」へ
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『オペラの怪人』(ルパート・ジュリアン監督、1925)、『らせん階段』(ロバート・シオドマク監督、1946)、『サイコ』(アルフレッド・ヒッチコック監督、1960)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「ゴシック」の恐怖(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『フランケンシュタイン』(ジェームズ・ホエール監督、1931)を取り上げる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「ゴシック」の恐怖(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』(ティム・バートン監督、2007)、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(古賀豪監督、2023)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
吸血鬼の《性》(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『吸血鬼ノスフェラトゥ』(F.W.ムルナウ監督、1922)、『魔人ドラキュラ』(トッド・ブラウニング監督、1931)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
吸血鬼の《性》(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『ヴェルヴェット・ヴァンパイア』(ステファニー・ロスマン監督、1971年)、『ハンガー』(トニー・スコット監督、1983)、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(ニール・ジョーダン監督、1994)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「ファイナル・ガール」の逆襲(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『悪魔のいけにえ』(トビー・フーパ―監督、1974)、『ハロウィン』(ジョン・カーペンター監督、1978)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「ファイナル・ガールの逆襲」(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『スクリーム』(ウェス・クレイヴン監督、1996)、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(クエンティン・タランティーノ監督、2007)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
ホラーにおける「少女」の表象(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン監督、1973)、『キャリー』(ブライアン・デ・パルマ監督、1976)、『ピクニック at ハンギング・ロック』(ピーター・ウィアー監督、1975)を取りあげる予定
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ホラーにおける「少女」の表象(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『ジェニファーズ・ボディ』(カリン・クサマ監督、2009)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ホラーの「ポストフェミニズム」(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『サスペリア』(ダリオ・アルジェント監督、1977)、『サスペリア』(ルカ・グァダニーノ監督、2018)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ホラーの「ポストフェミニズム」(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『ヘレディタリー/継承』(アリ・アスター監督、2018)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
「フォーク・ホラー」の系譜(1)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『処女の泉』(イングマル・ベルイマン監督、1960)、『ウィッカーマン』(ロビン・ハーディ監督、1973)を取りあげる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
「フォーク・ホラー」の系譜(2)
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。
主に『ミッドサマー』(アリ・アスター監督、2019)を取り上げる予定。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小課題に回答する 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
学期末レポートに関する注意事項確認
予習内容
Preparation for Class
manabaで配布する参考資料を閲覧しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
学期末レポートの執筆準備を進める。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・授業のテーマ上、残虐な暴力、殺人、過激な性描写を含む映像作品を主に扱う点に注意すること。
・もっぱら映画作品を主対象とする授業だが、授業内で映画全編の参考映写等を行うことは、時間の制約もあり難しいため、オンライン配信サービスに加入するなど、映画作品を自分で視聴するための時間と手段を確保したうえで受講することが望ましい。
・授業当日朝に講義資料(pdf)をmanabaにアップロードするので、各位ダウンロードする等、授業内で閲覧する準備をしておくこと。
教科書   Texts 教科書は特に指定しない。必要に応じて参考文献の抜粋をmanabaにアップロードする。
参考書   Reference Books 岩本憲児・武田潔・斉藤綾子編『新映画理論集成 ① 歴史/人種/ジェンダー』(フィルムアート社)
マーク・ジャンコヴィック『恐怖の臨界―ホラーの政治学―』(青弓社)
ノエル・キャロル『ホラーの哲学―フィクションと感情をめぐるパラドックス』(フィルムアート社)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業内小課題(全14回):40%
学期末レポート課題:60%
学期末レポート課題を未提出の場合、もしくはレポートに不正な情報の剽窃・盗用が含まれていた場合は単位を認定しない。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 01時42分12秒