シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0010000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAMED314建築・都市空間論B/環境デザイン史B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAMED314建築・都市空間論B
英字科目名
English Name of Subject
Architecture and City B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 種田 元晴
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜2時限(秋学期)
授業概要   Course Description 春学期の「建築・都市空間論A//環境デザイン史A」では、西洋と日本を中心とした旧来からの区分による建築史を学び、建築史という学問の、ある意味での常識的な体系について理解しました。しかし、人の暮らすところには必ず建築・都市空間があります。本講義では、西洋と日本のみならず地球上のすべての居住域へと目を向けて、国家、技術、宗教、形態などの多様な切り口から世界史のなかの建築について考えます。
到達目標   Class Goals 既存の枠組みにとらわれないグローバルな建築史観を養い、現代日本におけるダイバーシティについて考える素養の一端を補完する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
・ガイダンス
・導入(建築の世界史へ)
予習内容
Preparation for Class
これまでに学んだ日本史、世界史、美術史等のテキストを再読しておくこと
春学期「建築・都市空間論A/環境デザイン史A」の受講者は参考書5)を再読しておくこと
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配付した講義資料をよく再読しておくこと(建築史の全体像の把握)/教科書の図版を一通りすべて眺めておくこと/教科書の「はじめに」を再読しておくこと 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「大地と建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
プレートテクトニクス/古代文明/組積造/ジェネリック/シカゴ大火/レム・コールハース/カレドニア造山帯/伊東忠太/法隆寺/パルテノン神殿
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture01 Buildinghood(大地からの構法)/Column01 伊東忠太の世界旅行 法隆寺とパルテノンとの間
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「古代建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
サラセン/文明圏/唯物史観/古墳/律令国家/ヒンドゥー教/釈迦/ヘレニズム/バベルの塔/アメン神/小アジア/アクロポリス/オーダー/オリエント/メソアメリカ/アンデス山脈/切妻屋根
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture02 古代王権と建築/Column02 日本建築の古層をめぐって
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
「世界建築史」の構想
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
列強/近代/純粋芸術/カタルシス/現象空間/エスキース/河岸段丘/レリーフ/純粋幾何学立体/ファラオ/エンタシス/ストゥーパ/仏舎利/相輪/裳階/フェノロサ/末法/寝殿造/書院造/一間/間口/能/歌舞伎/木割/花道/オーダー/曲尺/ピタゴラス
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture03 有心から有軸へ 時空を架構する建築の夢/Column03 オーダー・木組・比例
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
「コロニアル建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
植民地/土着/ヘゲモニー/絶対王政/産業革命/コペルニクス/ルネサンス/エスプラナード/インセンティブ/コンキスタドール/福音伝道/カトリック/プロテスタント/ファサード/インディオ/ラテン十字/サラセン/漆喰/熱帯/寄棟屋根/イベロアメリカ/傀儡/居留地/禁足地/オンドル
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture04 西欧の世界支配と建築/Column04 植民地の神社
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
「近代建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
近代建築運動/自由主義経済/ゴシック/地中海/ロマネスク/パラダイム/ユートピア/オベリスク/ストゥーパ/凱旋門/ブリコラージュ/モダニズム/モジュール/アール・ヌーヴォー/合理性/分離派/修辞的/メタボリスト/ヴァナキュラー/マニエリズム
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture05 「ふたつの近代」の見取り図/Column05 モダン・ジャパニーズ・アーキテクチャー
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「ヴァナキュラー建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
ヴァナキュラー/東南アジア/オセアニア/メソポタミア/ユーラシア/四合院/文化人類学/ヒエラルキー/コスモロジー/フェルト/ヴォールト/ツンドラ/ペンデンティヴ
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture06 住居の多様な構成原理/Column06 村田治郎の「東洋建築系統史論」
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「キリスト教建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
ヒエラルキー/オーダー/ゴシック/カトリック/ウィトルウィウス/ルネサンス/ゲルマン系/初期キリスト教/アゴラ/バシリカ/ヴォールト/コロネード/アーケード/ロマネスク/レリーフ/詩学/修辞学/凱旋門/オベリスク/ファサード/モノリス
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture07 イエスの空間をめぐる西欧建築の成立と展開/Column07 建築と装飾 建築における「意味」伝達の歴史
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「モスク(イスラーム建築)」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
モスク/アラベスク/預言者/オリエント/アフロユーラシア/中緯度乾燥地域/地中海世界/ペルシア/オスマン朝/コーラン/ニッチ/矩形/スキンチ/ペンデンティヴ/ササン朝/ディテール
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture08 預言者の家から葱坊主へ/Column08 イスラームの建築言語とディテール
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「仏教建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
仏陀/仏舎利/ストゥーパ/ヴィハーラ/原始仏教/上座部仏教/大乗仏教/伽藍/石窟/三国志/道教/文化大革命/回廊/僧房/金堂/マンダラ/パンテオン/ジャイナ教/ヒンドゥー教/偶像崇拝/楼閣/バラモン教/基壇/版築
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture09 起源・類型・伝播/Column09 ストゥーパ その原型と形態変容
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
「ヒンドゥー建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
ヒンドゥー教/ASEAN/バラモン教/ジャイナ教/上座部仏教/大乗仏教/カリスマ性/ヒマラヤ山麓/スタッコ/シルクロード/アンコール・ワット/パトロン/クメール/バイヨン寺院/アンコール・トム
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture10 世界秩序を体現する寺院/Column10 王都アンコール・トム ヒンドゥー教と仏教の宇宙像を象る
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
「構造技術」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
アーチ/ヴォールト/ロマネスク/ゴシック/フライングバットレス/組積造/RC/パンテオン/スキンチ/ペンデンティヴ/トラス/ラーメン構造/裳階/合掌造/サステイナブル/クリスタル・パレス/エッフェル塔/ル・コルビュジエ/大阪万博/摩天楼
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture12 建築空間と構造・技術/Column12 揺れる金字塔:映画『超高層のあけぼの』にみる霞が関ビルディングの科学技術
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
「公共建築」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
建築類型/大航海時代/産業革命/核家族/長屋/コスモロジー/後背地/メソポタミア/ユーラシア/ポリス/インフラストラクチャ―/ユートピア/グローバリズム/ナショナリズム/絶対王政/カリフ/立憲君主制/共和制/宗主国
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture13 制度と空間/Column13 宮殿:王の空間
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
「都市組織」の世界史
予習内容
Preparation for Class
以下の用語について理解しておくこと
都市組織/平城京/平安京/長屋/町屋/古代ローマ帝国/ベネディクト会/ゲルマン系/小屋組/ファサード/軸組/トラス/ハンザ同盟/間口/プラスター/ハーフティンバー/ヘゲモニー/織豊期/応仁の乱/切妻/
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書中の以下の項目を再読すること
Lecture14 都市をつくる町屋/Column14 町屋(店屋・仕舞屋)成立のシナリオ
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめと講評/各回課題の復習とブラッシュアップ
予習内容
Preparation for Class
教科書中の以下の項目をよく読んでおくこと
Lecture11 様式論の構造と変遷/Column11 日本様式―和様・禅宗様・大仏様、擬洋風、帝冠併合様式、ジャポニカ/Lecture15 建築をめぐる知の体系/Column15 「建築家」、その起源、職能の成立と歴史的変遷
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
すべてのLectureおよびColumnを再読すること 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・授業は予習・復習のしやすさを考慮してなるべく教科書に沿って進めますので、必ず毎回教科書を持参してください。
教科書   Texts 『世界建築史15講』「世界建築史15講」編集委員会編,彰国社,2019
参考書   Reference Books 1)『アジア都市建築史』布野修司編,昭和堂,2003
2)『世界住居誌』布野修司編,昭和堂,2005
3)『世界都市史事典』布野修司編,昭和堂,2019
4)『フレッチャー図説 世界建築の歴史大事典―建築・美術・デザインの変遷』,西村書店,2012
5)『コンパクト版建築史 日本・西洋』「建築史」編集員会編著,彰国社,2009
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
毎回課すリアクションペーパー(80%)、授業への参加度(20%)
関連URL   Related URL なし
備考   Notes 教科書のほか、Googleストリートビューや映像資料を適宜用いて極力ビジュアルに講義を進めます。
春学期の「建築・都市空間論A/環境デザイン史A」と併せての受講を推奨します。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月13日 18時12分54秒