シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0020500
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LACOM305現代社会と芸術1A/芸術社会学A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LACOM305現代社会と芸術1A
英字科目名
English Name of Subject
Art and Society 1A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 吉良 智子
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 日本の美術家の名前を思い浮かべるとき「女性」はいるでしょうか。もし名前や作品を挙げることができなかったとしたら、どのような理由があるのでしょうか。この授業では女性美術家の歴史や一 部の著名な人物を紹介するのではなく、近現代の「女性の作り手」をめぐる問題や社会的状況をジェ ンダーの視点を用いて、制度、 教育、パートナーシップ、戦争などの切り口から分析します。
到達目標   Class Goals 女性の作り手による作品や表現された女性像を、ジェンダーの視点から分析・考察できるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション(連絡方法についての通達、授業の進め方・スケジュールの確認、評価について、事前事後学習の方法、受講生への要望)を行なう。授業の全体的枠組みについて説明する。
予習内容
Preparation for Class
シラバスを熟読し参考文献を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
リンダ・ノックリンによる論文「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」について講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
前近代日本における女性の作り手について講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
近現代日本の美術教育と女性について講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
近代日本の美術教育者に携わった女性たちについて実例を挙げながら講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダーとアートに関連した映像を鑑賞し、リアクションペーパーを作成する。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
前回提出したリアクションペーパーへのフィードバックを行なう。女性の作り手と「手芸」について講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダーとアートに関連したを映像を鑑賞し、リアクションペーパーを作成する。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
前回提出したリアクションペーパーへのフィードバックを行なう。女性の作り手とモティーフ(画題)について自画像を中心に講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダーとアートに関連した映像を鑑賞し、リアクションペーパーを作成する。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
前回のリアクションペーパーへのフィードバックを行なう。アヴァンギャルドと女性について、創造活動・パートナーシップの視点から講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
戦争と女性の作り手について「戦争美術」における「銃後」を題材に講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
戦争と女性の作り手について女性アーティストによる作品を分析しながら講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
戦後の女性アーティストの作品と評価についてジェンダーの視点から講義を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業総括を行なう。
予習内容
Preparation for Class
予習用のプリントを講読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レジュメやノートを見直す。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・授業の録画、板書の撮影は禁止する。必要な事情がある場合は担当教員に相談すること。
・全国の美術館・博物館では、1 年を通してさまざまな展覧会が開催されていますが、女性の作り手に関するものは多いとはいえません。事前・事後学習の一環として、洋画・日本画・彫刻・工芸などの従来の美術ジャンルにとらわれずに、広く女性の作り手の作品を見るように心がけてください。
教科書   Texts 必要に応じてプリント(レジュメ)を配布する
参考書   Reference Books ・鈴木社幾子・千野香織・馬渕明子編著『美術とジェンダー』ブリュッケ、1997年
・熊倉敬聡・千野香織編著『女?日本?美?—新たなジェンダー批評に向けて』慶應義塾大学出版会、1999年
・草薙奈津子監修『女性画家の全貌。—疾走する美のアスリートたち』美術年鑑社、2003年
・鈴木社幾子・馬渕明子・池田忍・金惠信編著『交差する視線 美術とジェンダー2』ブリュッケ、2005年
・香川檀・小勝禮子『記憶の網目をたぐる—アートとジェンダーをめぐる対話』彩樹社、2007年
・池川玲子『ヌードと愛国』講談社現代新書、2014年
・山崎明子『近代日本の「手芸」とジェンダー』世織書房、2005年
・グリゼルダ・ポロック、ロジカ・パーカー『女・アート・イデオロギー』萩原弘子訳、新水社、1992年
・グリゼルダ・ポロック『視線と差異』萩原弘子訳、新水社、1998年
・神林恒道・仲間裕子編『美術史をつくった女性たち—モダニズムの歩みのなかで』勁草書房、2003年
・タマール・ガーブ『絵筆の姉妹たち』味岡京子訳、ブリュッケ、2006年
・アメリア・アレナス『絵筆をとったレディ—女性画家の500年』淡交社、2008年
・パトリシア・フィスター『近世の女性画家たち 美術とジェンダー』思文閣出版、1994年
・若桑みどり『女性画家列伝』岩波書店、1985年
・若桑みどり『お姫様とジェンダー—アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 』ちくま新書、2003年
・『前衛の女性 1950-1975展図録』栃木県立美術館、2005年
・吉良智子『戦争と女性画家』ブリュッケ、2013年
・中嶋泉『アンチ・アクション』ブリュッケ、2019年
・北原恵編著『アジアの女性身体はいかに描かれたか』青弓社、2013年
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度 20%、授業期間中の3回の小レポート 30%、 学期末レポート50%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 14時35分59秒