シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0049002
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 日本映画研究2A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 日本映画研究2A
英字科目名
English Name of Subject
Study of Japanese Film 2A
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 常石 史子
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 映画は撮影にはじまりフィルムの編集、複製、そして映写など、広範囲にわたる膨大な技術の蓄積の上に成り立つ芸術形態である。本講義はこのことに着目し、日本映画史を技術史的な視点から検討し直そうとするものである。トーキー化、カラー化、大型化、デジタル化など、その都度「技術革命」と呼ばれたようないくつかの技術史上の転換点を、おおむね時系列に沿って辿りながら、そこに個々の表現者の思想やスタイル、同時代の国外の状況との比較といった視点を交えてゆく。さらに言及される作品を可能な限り実際に視聴することで、立体的に日本映画史を把握することを目指す。
到達目標   Class Goals 映画の表現がどれほど強力に映画の技術的な可能性と限界とに規定されているかを理解する。日常的に接している映画の一本一本について、技術的な知識に裏打ちされた美学的評価をおこなえるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション:映画にとって技術とは何か
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
草創期の日本映画:映画が独自の芸術形態として自立するまでの、他の形態との混淆について考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
弁士の語りと映画の話法:無声映画と音との関係について、弁士の存在を中心に考察する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
純映画劇運動が目指したもの:映画における編集の機能を中心に、純映画劇運動について検討する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
無声映画の到達点:1920年代後半に花開いた無声映画独自の映像表現を分析する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
トーキーとの格闘:日本映画におけるトーキー導入の経緯を概観し、諸外国と比較してその特徴について考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
初期トーキーの特徴:音があることによって映画表現がどのような変容を受けるかについて考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
戦時下の日本映画:戦時中に映画の製作・配給が被った制約と、それが実際の作品にもたらした影響について検討する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
戦後民主主義と日本映画:占領期に映画の製作・配給が被った制約と、それが実際の作品にもたらした影響について検討する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
総天然色の時代:日本映画におけるカラー映画導入の歴史を概観し、諸外国と比較してその特徴について考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ワイドスクリーンの時代:日本映画におけるワイドスクリーン導入の歴史を概観し、諸外国と比較してその特徴について考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ジャンル映画の興隆:大手映画会社による量産体制とそうした作品の特徴について考える。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
ジャンル映画の終焉:大手映画会社による量産体制が終焉を迎えるまでの背景や経緯について考察する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
その後の日本映画:大手映画会社による量産体制が終焉を迎えた後の日本映画の状況について概観する。
予習内容
Preparation for Class
参考書、配布資料を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考書、配布資料と授業内容をもとに復習課題に取り組む。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
フィードバック回
予習内容
Preparation for Class
前回までに配布した資料にまとめて目を通しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
フィードバックの内容をふまえ、自分が前回までに提出した課題のうちで改善できる点について考えをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業連絡はすべてmanabaを通じて行う。
授業は対面で、PowerPoint等で資料や映像を提示しながら行う。
講義資料を事前にmanabaで配布するので、これを受講前にダウンロードし、目を通しておくこと。事前に視聴しておくべき映像を指定することも考えられる。
受講後には参考書、配布資料を活用して、授業の中で示される復習課題に取り組むこと。
復習課題(400字以上の記述式)は、授業3日後に設定される期限までにmanabaに提出すること。
さらに授業の中で示された参考文献を読み、言及された映画を視聴して、積極的に自分の関心領域を拡げ、深めてゆくことが望ましい。
授業の冒頭で、前回分の復習課題を全員または数名(受講人数による)に発表してもらい、教員からのフィードバックの機会を設ける。
教科書   Texts 特に設けない。
参考書   Reference Books 田中純一郎著『日本映画発達史』全5巻、中央公論社
その他、授業中に随時指示する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
14回分の復習課題の合計点で評価する(100%)。
3分の2以上(10回以上)の出席および復習課題の提出を評価の前提とする。
欠席の事由に関わらず、課題を提出しない限り加点はされないので注意すること。
関連URL   Related URL
備考   Notes シラバス記載の各回の学修範囲はあくまで目安であり、進捗具合や受講生からのフィードバック等に応じて変更することがある。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分33秒