シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0065000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAFIL312映像芸術学特講2A/映画芸術史特講2A
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAFIL312映像芸術学特講2A
英字科目名
English Name of Subject
Special Topics in Film Studies 2A
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 遠山 純生
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description この授業では、世界の映画史を見渡しながら、「映画」を通じてなにごとかを語る(=見せる・聴かせる)ための技術あるいは表現様式の変遷を学ぶ。また、そうした技術や表現上の特性にまつわる理論的著作も随時参照しながら、新たな技術=表現の誕生が各時代の映画体験にどのような影響を及ぼしたかを理解する。
到達目標   Class Goals ・撮影および録音技術や編集技法の変遷、上映規格の違いを説明できる。
・時代や国籍によってさまざまに異なる映画の様式的特性を、識別する能力を養う。
・これまでに生み出されてきた映画特有の表現形態が、現代の映画にもさまざまなかたちで活かされていることを具体的に説明できる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス。映画の誕生から物語映画の登場までの流れを確認する。
予習内容
Preparation for Class
指定した参考書のうち、いずれか一冊で良いので通読する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「古典的ハリウッド映画」の規範成立について。中間字幕、編集、カメラのフレーミング、俳優の演技といった要素がストーリーを明確に語るために利用されるようになっていく過程を確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
ストーリーを語るためのさまざまな編集技法について、具体的に検討する。そのうえで、編集とカメラポジション、セットデザイン、照明が連動することで、アメリカ映画におけるストーリーテリングの基本的テクニックが確立されたことを確認。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
ロシア・モンタージュ派映画の主題的特性、特徴的物語構造を確認。ハリウッド的編集との違いも含め、モンタージュ派の編集技法上の特性について考える。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
エイゼンシュテインの理論的考察を確認した後、ロシア・モンタージュ派映画の特性を衣装、照明、演技、特殊効果撮影と編集との関係から考える。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
サイレントからトーキーへの移行の過程を詳しく見る。複数あった映像=音声同期システムの違いや、音が加わったことでハリウッド映画に表現上の変化が生じたことなどを確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
日本映画のトーキー化の過程。サウンド映画と「弁士」の関係や、日本映画のトーキー化が遅れた要因等のほか、とりわけ松竹におけるトーキー映画への移行について確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
映画の色彩化(無声映画期の手彩色、テクニカラーとイーストマンカラーの違い等)、各種ワイドスクリーンの登場と映画のスペクタクル化について確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストおよび総括。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テスト終了後に解説を公開するので、テスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ディープフォーカス撮影小史、ディープフォーカスと長廻し撮影の組み合わせが映画にもたらした表現上の刷新、ディープフォーカスをめぐるアンドレ・バザンの理論、フランスの「映画愛好」と「作家主義」について確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
第二次大戦後の、各国におけるドキュメンタリー映画運動について。戦前と戦後の違い、戦後に機材が軽量小型化した結果生じた変化、イタリア、イギリス、カナダ、アメリカ、フランスで生じた各運動の共通項と違いを確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
1950年代ヨーロッパ諸国の芸術映画について確認した後、1960年代の世界的映画潮流=「新しい映画(ニューシネマあるいはニューウェイヴ)」発生の条件と、技術革新による映画の外観の変貌、それに伴う主題の変化について確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
1960年代末期から1990年代初頭にかけての、電子テクノロジーあるいはコンピュータ・テクノロジーによる変化について。特殊効果撮影の歴史とCGI完成の過程、3D映画の復活、1970年代以降の撮影・録音機材の変化、これらの総合としての現代的見世物映画の特性を確認する。
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストおよび総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テスト終了後に解説を公開するので、テスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を、プリントを再読して各自復習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
7月19日にまとめ資料をmanabaを通じて公開するので、目を通して授業全体の内容をもう一度概観する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・テスト終了後、テスト内容の解説をおこなう。
・スマートフォン等による授業の録画、板書の撮影は禁止する。
・授業時間内に、話題に上った映画の該当場面を断片的に観賞する。
教科書   Texts 使用しない。毎回プリントを配布する。
参考書   Reference Books 『世界シネマ大事典』(三省堂)、『映画史を学ぶ クリティカル・ワーズ』(フィルムアート社)、『映画映像史 ムーヴィング・イメージの軌跡』(小学館)、『ワールド・シネマ・ヒストリー』(晃洋書房)。本授業に臨むに際して前提となる知識を得るためのもの。いずれか一冊で構わないので、通読することが望ましい。なお、すべて本学図書館で閲覧することが可能。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度20%、授業内テスト40%×2回
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月21日 21時51分05秒