シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0066000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAFIL313映像芸術学特講2B/映画芸術史特講2B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAFIL313映像芸術学特講2B
英字科目名
English Name of Subject
Special Topics in Film Studies 2B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 遠山 純生
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜2時限(秋学期)
授業概要   Course Description この授業は、映画における“恐怖”をテーマとする。
領域としての「ホラー映画」を規定する最大の要因は、その名称が示す通り「恐怖」という人間にとっての原初的感情である。
映画において、かたちにできない「恐怖」の念は映像と音を通じて形象化→心象化されるため、「ホラー」の領域は勢い「イメージ」に寄りかかりがちなものとなる。そして多くの「ホラー映画」は、絵画や文学や建築等にも由来する「既存イメージ」に依存することで、自己の属する領域を確固たるものとする。しかし優れた「ホラー映画」の面白さは、「既存イメージ」に寄りかかると見せかけてその裏をかいたときに露わになる。この授業ではジャンルとしての「ホラー映画」の原理を考察し、そのうえで映画史に沿ってこれをいくつかの主題に腑分けすることで、映画がイメージをいかに利用し、あるいはいかにイメージを出し抜いてきたかを検討していきたい。そうすることで、ジャンルのイメージに還元できない「ホラー映画」の核心をあぶり出すことができればと考える。
到達目標   Class Goals ・まずは歴史や国籍による制約を含めた「ホラー映画」の基礎知識を習得することで、同ジャンル特有の多様性を見出すことができる。
・次いで、「ホラー」というジャンルを介して時代や国籍に関係なく横断的に映画を考える力を身につけ、さらには他ジャンルとの境目の在処はどこにあるのかを説明することができる。
・最終的に、自分の学習状況を振り返ることで、ジャンルにとらわれず、観客の心内に恐怖を醸す映画ならでは表現法とはどのようなものなのか、映画から受け取る恐怖の感情が何に由来するものなのか、分析することができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス。授業概要や授業の進め方などを説明する。
予習内容
Preparation for Class
参考書を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
「ホラー」ジャンルの歴史的形成と映画の関係
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
「ホラー映画」を定義する
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
ホラー映画はなぜ「怖い」のか
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
吸血鬼と映画
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
カール・Th・ドライヤー監督『吸血鬼』(32)について
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
性と精神分析
予習内容
Preparation for Class
参考書を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストおよび総括。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テスト終了後に解説を公開するので、テスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
現実との対応関係
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
イタリア映画固有のジャンル「ジャッロ」
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ストーク・アンド・スラッシュとゴア描写
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ホラー映画の「音」
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
日本のホラー映画
予習内容
Preparation for Class
前回の授業で指定した映画を観賞し、文献を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布したレジュメを熟読する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストおよび総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テスト終了後に解説を公開するので、テスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業総括
予習内容
Preparation for Class
各自プリントを再読して、これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
1月10日にまとめ資料をmanabaを通じて公開するので、目を通して授業全体の内容をもう一度概観する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・テスト終了後、テスト内容の解説をおこなう。
・スマートフォン等による授業の録画、板書の撮影は禁止する。
・授業時間内に、話題に上った映画の該当場面を断片的に観賞する。
教科書   Texts 使用しない。毎回プリントを配布する。
参考書   Reference Books ①S・S・プロウアー 『カリガリ博士の子どもたち 恐怖映画の世界』 晶文社 1983年 第1版
②デイヴィッド・J・スカル 『モンスター・ショー 』 国書刊行会 1998年
③スティーヴン・バン 『怪物の黙示録』 青弓社 1997年
上記のいずれかに目を通しておくことが望ましい。なお、①と②は本学図書館でも閲覧することが可能。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度20%、授業内テスト40%×2回。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月21日 21時51分37秒