シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0083002
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 西洋美術史特講B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 西洋美術史特講B
英字科目名
English Name of Subject
Lecture of Western Art B
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 市川 佳世子
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜1時限(秋学期)
授業概要   Course Description イタリア中部トスカーナ地方に位置するピサは、中世海洋都市国家として栄えた。その芸術文化的水準の高さは、世界遺産にも登録されているピサのドゥオモ広場に示されているが、フィレンツェやシエナに比べると、ピサの美術作品については広く知られているとは言い難い。本講義では11世紀から15世紀までのピサの建築・彫刻・絵画を概観した上で、代表的な作品を丁寧に鑑賞し、その素材や技法、様式、図像の主題や銘文の分析を通じて、その歴史・文化的背景をより深く理解し、美術史上の重要性を再評価することを目的とする。
到達目標   Class Goals ・ピサ美術の特徴を理解し、正確に記述できるようになる。
・美術作品の素材や技法、主題やパトロネージについて、元来の設置場所や観者との関連から分析できるようになる。
・ピサ美術の歴史・文化的背景を理解し、その美術史上の重要性を説明できるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
講義:中世ピサの美術と歴史的・地理的・文化的背景
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ピサの地理や歴史について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:「スポリア」、ロマネスク建築の特徴について、調べてきたことを口頭で共有する
講義:中世ピサの彫刻と建築(1)「ピサ・ロマネスク」の特徴
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
「スポリア」、ロマネスク建築の特徴について図書を用いて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:「インタルシア」の技法、ロマネスクとゴシック建築の違いについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:中世ピサの彫刻と建築(2)ピサ大聖堂と洗礼堂
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
「インタルシア」の技法、ロマネスクとゴシック建築の違いについて図書を用いて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:ニコラ・ピサーノとジョヴァンニ・ピサーノについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:中世ピサの彫刻と建築(3)ピサ大聖堂と洗礼堂の説教壇
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ニコラ・ピサーノとジョヴァンニ・ピサーノについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:ジュンタ・ピサーノについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:中世ピサの絵画伝統とジュンタ・ピサーノ
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ジュンタ・ピサーノについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:チマブーエについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:ピサにおけるチマブーエの活動
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
チマブーエについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:ジョットについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:ジョットの《聖痕を受ける聖フランチェスコ》
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ジョットについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:聖ペテロの生涯と図像主題について、調べてきたことを口頭で共有する
講義:サン・ピエロ・ア・グラード聖堂の壁画装飾:デオダート・オルランディの《聖ペテロ伝》
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
聖ペテロの生涯と図像主題について図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:ティーノ・ディ・カマイーノについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:ティーノ・ディ・カマイーノによる皇帝ハインリヒ七世の墓碑彫刻
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ティーノ・ディ・カマイーノについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:聖ドミニクスの生涯と図像主題について、調べてきたことを口頭で共有する
講義:フランチェスコ・トライーニの《聖ドミニクスの多翼祭壇画》
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
聖ドミニクスの生涯と図像主題について図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考え、箇条書きにまとめる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:ブッファルマッコについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:カンポサントの壁画装飾(1)ブッファルマッコの《死の勝利》
演習:作品観察と記述(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
ブッファルマッコについて図書を用いて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:「最後の審判」の図像主題と代表的な作例について、調べてきたことを口頭で共有する
講義:カンポサントの壁画装飾(2)ブッファルマッコの《最後の審判》
演習:作品観察と記述(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
「最後の審判」の図像主題と代表的な作例について図書を用いて調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
ウォームアップ:マザッチョについて、調べてきたことを口頭で共有する
講義:マザッチョの《ピサ祭壇画》
演習:比較観察(ペアワークとグループ・ディスカッション)
ふりかえり:リアクションペーパーの記入・提出
予習内容
Preparation for Class
マザッチョについて図書を用いて調べる。
指定された二つのイメージを比較して、類似点や相違点を考える。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容について振り返る。関連する参考文献を読んでより深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストおよび総括
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
授業内テストの解説・フィードバック
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容とテスト内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
解説・フィードバックをふまえてテスト内容を振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・授業への参加度や授業内容の理解度を判断するために、毎回リアクションペーパーを提出してもらいます。
・講義内容の理解を深めるために、適宜演習を行う予定です。積極的に発言することを心がけてください。
・図像の著作権の問題が生じる可能性があるため、授業の録画・写真撮影は控えてください。
・履修人数や進度等によって授業計画を変更する可能性があります。
教科書   Texts ・教科書は使用しません。
・必要に応じてプリントを配布します。
参考書   Reference Books 『西洋美術解読事典一一絵画・彫刻における主題と象徴』ジェイムズ・ホール者、高階秀監修、高橋達史ほか訳、河出書房新社、1988年。
『世界美術大全集 西洋編』第8-12巻、小学館、1992-6年。
『西洋美術の歴史4 ルネサンスーー百花繚乱のイタリア、新たな精神と新たな表現』小佐野重利・京谷啓徳・水野千依著、中央公論新社、2016年。
リナ・ボルツォーニ「ピサのカンポサントのフレスコ画《死の凱旋》とドメニコ派修道会の説教」『イメージの網ーー起源からシエナの聖ベルナルディーノまでの俗語による説教』石井朗ほか訳、ありな書房、2010年、21-60頁。
神崎忠昭「11−13世紀におけるピサの海外活動に見る衝突と交流」『地中海圏都市の活力と変貌』慶應義塾大学出版会、2021年、57-70頁。
『西洋美術史』秋山聰・田中正之監修、美術出版ライブラリー、2021年。

その他、随時紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度(40%)、授業内テスト(60%)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分33秒