授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1CH0084001
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
日本美術史特講1A
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
日本美術史特講1A
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英字科目名 English Name of Subject |
Lecture of Japanese Art 1A
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
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知識・理解
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芸術に関する個別専門領域の体系的知識
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汎用的技能
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問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
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〇
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態度・志向性
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社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
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◎
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統合的な学習経験と創造的思考力
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専攻領域で新たに問題提起する力
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統合的な学習経験と創造的思考力
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専攻領域で新たに問題解決を提案する力
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
夏季第1期
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教員氏名 Name of Teacher |
千 方可
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
集中(夏1)
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授業概要 Course Description |
茶の湯と美術 日本を代表する芸道である茶の湯は、『日本文化の総合大学』ともいわれ、美術のみならず、 建築、文学、庭園、風俗、宗教など様々な文化的要素を包含して今日に至っている。 特に美術との関わりは深く絵画や書跡、陶芸、金工、 漆工と日本美術の各ジャンルを 横断して、茶の湯の美術は成立している。 そしてそれらは一点のみでは成立せず 空間の中で組み合わされて使われてこそ、 その真価を発揮する。その意味で茶会を「生きた美術館」と形容することもある。 その様子を歴史的に様々な作品や茶会の実例をみることで検証したい。 また茶の美意識が日本人の生活にどう活かされているのかについても紹介する。 講義中には生活の中で実践出来る茶の湯体験や作品を実際手に触れて見る機会、 映画『利休』(勅使河原宏監督 1989)鑑賞、 都内の茶の湯の美術を展示する美術館見学も盛り込みたいと考えている。
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到達目標 Class Goals |
日本における喫茶の歴史約1200年の流れの中で日本東洋美術といかに関わり続けてきたかを検証し、 その諸相を幅広く横断し、日本美術の特色をつかみ、その本来あるべき姿を把握することを目的とする。 特に桃山時代の茶人 千 利休の茶の歴史における役割や美の形成への紹介に時間を割く。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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自己紹介 茶の湯と美術 概論
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予習内容 Preparation for Class
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教科書を事前によく読み、さらに参考書を適宜参照する。また春学期中に茶の湯や日本美術に関連する展覧会が開催の場合、積極的に足を運び実際の作品を目にする機会を作ることを意識して頂きたい。また茶会や茶席等、茶の湯を体験する機会も事前にチャンスがあればもっていただきたい。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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教科書中講義内で触れた箇所の確認、及び授業時に指示した参考書を再読する事。また紹介した専門用語など自身で調べる事。 さらに東京国立博物館の常設展示や関連する美術館の展覧会で実作品を確認すること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯と美術 概論 2 茶道具の種類
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 1 平安から室町
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 2 室町時代
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 3 桃山時代
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 4 桃山時代ー江戸初期
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯実技体験
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 5 江戸時代
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 6 明治時代 — 昭和時代
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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茶の湯の歴史 7 現代の茶
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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映画『利休』鑑賞
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予習内容 Preparation for Class
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映画の時代背景である桃山時代について事前知識を得る。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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桃山時代についてより深く知る、調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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映画『利休』つづき鑑賞 および 解説
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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映画の背景となった桃山時代や利休の伝記を学ぶ
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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千 利休とは
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予習内容 Preparation for Class
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一回目に同じ
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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一回目に同じ
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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利休の茶と美術
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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まとめ
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予習内容 Preparation for Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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同上
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
内容や周辺の美術への積極的な関心を持った参加を前提とする。 授業への出席はもちろん講義内で紹介した美術館、展覧会、施設などへ自発的に出かけるなど 能動的な参加を期待する。 なお、茶道の経験の有無は問わない。かつ茶道経験者は実技体験の際など準備や補佐など、 より積極的な講義へのアシストをお願いしたい。講義の内容や順番は、その時期に行われている展覧会等の 内容により多少の変更がある事予めご了承願いたい。 講義期間中、半日ほど都内の美術館で開催されている茶道美術関連の展覧会見学を 盛り込む予定である。 なお講義は対面を原則とするが、世の中の情勢によっては遠隔に切り替えることも想定される。 その際はmanaba を通じて資料を配布する。
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教科書 Texts |
千 宗屋『茶 利休と今をつなぐ』新潮新書 新潮社 2010年
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参考書 Reference Books |
千 宗屋『もしも利休があなたを招いたら:茶の湯に学ぶ逆説のもてなし』角川oneテーマ21 角川書店 2011 田中仙翁『茶の美学』講談社学術文庫 2003 岡倉天心(桶谷秀昭訳)『茶の本』講談社学術文庫 1994 神津朝夫『茶の湯の歴史』 角川選書 2009 神津朝夫『茶の湯と日本文化』淡交社 2012 八尾嘉男『千利休』(茶道教養講座5)淡交社 2016 その他講義内で適宜指示する。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
授業への参加度 50% 授業間レポート20% 期末レポート 30%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
【開講日程】 8/5(月):2~4限 8/6(火)、7(水)、8(木):1〜4限
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分33秒
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