シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0085000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAFAH310日本美術史特講1B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAFAH310日本美術史特講1B
英字科目名
English Name of Subject
Lecture of Japanese Art 1B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 白土 慎太郎
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 月曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 「民藝」とは、「美術」や「工芸」の概念が用いられるようになってから半世紀ほどを経た1925年に、柳宗悦を中心に考案された、「民衆的工芸」を略した造語である。思想家として知られる柳は、著述、蒐集、展覧会の開催などを重ねることによって、朝鮮時代の陶磁器や木喰仏、そして「民藝」など、それまで注目されることのなかった作品に次々に光を当てていった美の発見者でもある。本講義では、柳宗悦と「民藝」を軸に、明治時代に形成が始まった日本美術史において、大正時代以降に美術としての認知が進んだ作品について取り上げる。あわせて、「美術」の周縁に位置してきた日本の絵画や陶磁器作品にもアプローチする。
到達目標   Class Goals 日本美術史において、美術としての認知が後発的に進んだ作品について、柳宗悦と「民藝」を軸におおよその流れを理解する。一つの作品を、概念ではなく作品に即して捉え直す見方を考える。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション ―博物館と「美術」
予習内容
Preparation for Class
関連書籍やインターネットなどで近代工芸と民藝について調べ、知識を深めておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容を復習し、関連する施設や用語を調べるなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
日本民藝館の見学
予習内容
Preparation for Class
日本民藝館について関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
見学によって得られた知見をまとめ、展示物について調べるなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦と日本民藝館 1
-『白樺』と西洋美術
予習内容
Preparation for Class
雑誌『白樺』について、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦と日本民藝館 2
-『白樺』と東洋美術
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「朝鮮の友に贈る書」「失われんとする一朝鮮建築のために」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦と日本民藝館 3
-「民藝」の発見
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「雑器の美」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦と日本民藝館 4
-日本民藝館について
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「日本民藝館案内」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
日本美術における「眼の革命」
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「「喜左衛門井戸」を見る」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「民藝」の発見と「手仕事の日本」
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「民藝の趣旨」「手仕事の国」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
書物工芸
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「雑誌『工藝』発足」、柳宗悦「和紙の美」(青空文庫に所収)を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
「美術」の周縁 絵画篇 1 大津絵
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「大津絵の美とその性質」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
「美術」の周縁 絵画篇 2 洋風画とお伽草子
予習内容
Preparation for Class
洋風画とお伽草子について、ホームページなどで調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
「美術」の周縁 陶磁篇
予習内容
Preparation for Class
柳宗悦「赤絵鉢」(青空文庫に所収)を読み、関連用語などを調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦が見た日本美術 蒐集と愛蔵のかたち 1
予習内容
Preparation for Class
『民藝四十年』収録の「日本の眼」を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
柳宗悦が見た日本美術 蒐集と愛蔵のかたち 2
予習内容
Preparation for Class
柳宗悦「茶の改革」(青空文庫に所収)を読み、関連情報を調べておく 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業後に内容を復習し、関連する作品や人名・用語を調べる、参考文献に目を通すなど、より深い理解を得るようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
統括レポートの作成
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業で配布した資料などを参照し、文献にもあたって授業内容を統括する 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
統括レポートを作成する 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業内では柳宗悦や民藝について主に扱いますが、それらは同時代の美術や工芸、そして古美術の受容史と密接に関わっています。さまざまな美術館や博物館に、問題意識を持って足を運んでください。
教科書   Texts 特に指定しませんが、柳宗悦著『民藝四十年』を合わせて読むことにより、授業の理解が深まります。同書は文庫本で手に入りますが、青空文庫に収録されておりインターネットでも閲覧できます。
参考書   Reference Books 授業内容に応じて紹介していきます。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度70%、レポート30%。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 10時15分27秒