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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0100002
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name デジタルアート論1B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject デジタルアート論1B
英字科目名
English Name of Subject
Study of Digital Arts 1B
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 三浦 明彦
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 技術や科学の進歩とともに我々の活動空間が広がり、そこにかつて存在し得なかった新たな芸術形態が生まれている。それらを整理し、考察し、理解して、芸術形態の多様な可能性を知り、我がこととする。
到達目標   Class Goals ・デジタル化によって映像も音響も、空間さえもが変幻自在のカンバスになった現代について整理する。
・コンピュータ、インターネット、ヴィデオゲームといった、それまでなかったプラットフォームにおける新たな芸術の誕生と発展を振り返り、理解する。
・AIによる創作やAIを用いた創作の仕組みと構造を理解し、それがもたらす近い将来のわれわれのありようを想像する。
・UI/UXといった近年急激に発達した概念を理解し、それらがわれわれにもたらした恩恵と理想的な将来像について考察する。
・技術限界による表現形態として誕生し、いま古典的表現手法として選択肢となった「ピクセルアート」の歴史や構造を理解し、現代におけるその意義を考察する。
・ブロックチェーン技術を活用したあらたな芸術流通の可能性である「NFT」の歴史や背景を理解し、それによる表現領域の広がりについて考察する。
・近年の技術発達により爆発的な広がりを見せる、アルゴリズムやランダム性を活用した芸術形態「ジェネラティブ・アート」について、その構造と意義を考察する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
【デジタル化する世界1】
この「デジタルアート論」でなにを学ぶのか。その概要を確認する。また、われわれの住む世界のデジタル化の経緯を学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
普段よく利用しているものの中に「デジタルでない」ものはあるか。あったとしたら、それはデジタル化する可能性があるか。デジタル化するとしたらどのようなものになるか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この「デジタルアート論」で学ぶ内容を整理して、自分が興味を持てそうなものがないか、あるとしたら何で、なぜそう感じたかを確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
【デジタル化する世界2】
レティナ・ディスプレイ、VR、HDRなど、映像のデジタル化がなにをもたらしたか、サンプリング、ノイズ除去、トラック抽出など、音響のデジタル化がなにをもたらしたかを学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
映像や音響など、従来からある媒体がデジタル化することで、創作はどのような影響を受け得るか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
従来からある媒体のデジタル化がもたらしたことについて整理し、これからさらなるデジタル化がどのように進み、われわれがどのように影響される可能性があるか、想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
【デジタル化する世界3】
ワイドスクリーンや3D表現、フォトグラメトリーやボリュメトリック・キャプチャなど、空間記録・空間再現のための努力と歴史と、それによる表現の拡張について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
空間をデジタル化して再現できることで、どういった創作が可能になるか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
空間のデジタル化のための技術や歩みについて整理し、これからのその進歩がわれわれにどこまで関わりうるのか、想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
【デジタル化する世界4】
メタバースと呼ばれるものが何か、そしてそれによりわれわれの世界がどう変化するのかを考察する。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
メタバースとは何か。メタバースの定義。メタバースの良い点。メタバースの問題点。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
メタバースの定義とその可能性について整理し、未来のわれわれの姿を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
【新たな芸術プラットフォームについて1】
コンピュータ以前の境界線上の作品と、コンピュータの誕生からライフゲーム、ジェネラティブアートまでを学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
コンピュータの歴史。コンピュータによる表現のありよう。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
コンピュータをプラットフォームとする表現形態について整理し、これからの可能性を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
【新たな芸術プラットフォームについて2】
ヴィデオゲームとその発展におけるさまざまな芸術の萌芽について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
自分がこれまでプレイしてきたヴィデオゲームがあればそれら。なければ自分が知っているヴィデオゲームについての印象。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ヴィデオゲームによって表出してきた表現形態について整理し、これからの可能性を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
【新たな芸術プラットフォームについて3】
インターネットの登場とそれによる新たな関係性について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
自分がこれまでインターネットによって恩恵を受けてきたことがら。また、インターネットがなかったとしたら自分の普段の生活はどのようはものになるのか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インターネットによって表出した表現形態について整理し、これからの可能性を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
【AIと創作について1】
AIによる創作と呪文について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
AIについて。将来、AIが自分の生活にどのように関わってくるのか。またどのように関わってもらいたいのか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
AIの基本的な概念としくみ、そしてそれによる新たな表現形態について整理し、これからの可能性を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
【AIと創作について2】
今後のAIの発展とそれによる人類の可能性について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
AIについて。将来、AIが自分の生活にどのように関わってくるのか。またどのように関わってもらいたいのか。前回の授業の内容を踏まえて。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
AIの道具としてのありかたについて整理し、これからのわれわれの生活にどのように関わってくるのかを想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
【UI/UXによる恩恵について】
スマホゲーム、新幹線の券売機、エレベータの開閉ボタンを題材にUI/UXを学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
UI/UXとはなにか。自分とそれらとの接点はあるか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
UI/UXという概念について整理し、われわれの生活のためにどのように活用できるかを考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【ピクセルアート概論】
ピクセルアートが発生した経緯と、いま現在のその姿を学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
ピクセルアートを用いた新たな作品が多くあることについて。また、それらの存在理由について。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ピクセルアートが現代に存在する意義を考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
【NFTのもたらすもの1】
ブロックチェーンと暗号資産とNFTを学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
ブロックチェーンについて知っていたり聞いたことがあればそれを。またビットコインについても同様に。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ブロックチェーン技術と暗号資産について整理し、今後の我々の生活にどのように関わってきそうか想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
【NFTのもたらすもの2】
NFTによるあらたな芸術市場について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
NFTやPFPについて知っていたり聞いたことがあればそれを。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
NFTによる新たな芸術市場について整理し、これからのそれについて想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
【ジェネラティブ・アート概論】
ジェネラティブ・アートの概念や構造について学ぶ。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
アルゴリズム・アートやジェネラティブ・アートについて。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ジェネラティブ・アートによる表現について考察し、その可能性を想像する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
【まとめ】
デジタルアート論を総括する。
予習内容
Preparation for Class
以下について考察する:
これまでこの授業で学んだことについて。自分がもっとも興味を持ったものはなにで、なぜそう思ったのか。あるいは興味を持てないものはなにで、なぜそう思ったのか。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この授業がなにか自分に影響を与えたか。与えたとしたらどのように。また、この授業を学んだ前と後で、将来の自分のありようへの想像は変化したか。変化したとしたら、どのように。それらをまとめてほしい。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・授業の内容や進度は状況に応じて変更する場合があります。
・配布した資料を授業以外の目的で使用することを禁じます。
・録音・録画・撮影は制限しませんが、第三者へ公開する場合は許可を得てからにしてください。
教科書   Texts 使用しない
参考書   Reference Books 特になし
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度 50%、授業期間中のレポート 50%
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分33秒