シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1CH0127000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name LAMED322芸術メディア論特講2B
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject LAMED322芸術メディア論特講2B
英字科目名
English Name of Subject
Special Topics in Arts & Media 2B
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 芸術・表現活動、文化・社会の基礎的教養
知識・理解 芸術に関する個別専門領域の体系的知識
汎用的技能 問題解決を提案する分析力・構想力・表現力
態度・志向性 社会志向、知的好奇心、柔軟な感性
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題提起する力
統合的な学習経験と創造的思考力 専攻領域で新たに問題解決を提案する力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 兼古 勝史
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description 音・聴覚を切り口に音響メディア・映像メディアを読み解き考察します。映像メディアの中の音の役割、そこに伏流する音の文化について検討しつつ、メディア表現への理解を深めるとともに、私たちの日常を取り巻く音・音環境について学びます。講義をベースとしますが、授業回ごとのテーマに即してグループ順に課題を調べて発表を行うなど、履修者の主体的な活動を期待します。音の演出技術の習得が目的ではなく、音を通したメディア理解とメディアを通した音文化の理解が目的です。
到達目標   Class Goals 音は何を伝えるのか、音が表現するものについての理解を深める。
様々な映像メディア、テレビ放送の中で、音が担う役割を理解するとともに、番組や作品をより深く鑑賞・批評できるようにする。メディアの中に伏流する音の文化、社会や日常、環境の中の音の役割について理解する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション&イントロダクション:音とは何か。
予習内容
Preparation for Class
音の定義について調べておく。社会や環境、日常生活の中での音が担っている役割を考える。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、中間・最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
1 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
絵画を聴く:古今の名画(絵画)に耳を澄まし、音から読み解きつつ、音と画像・映像との関係を考察。
予習内容
Preparation for Class
配布された資料をもとに「絵画」の中の音について考えシートに記述する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、中間・最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
音響メディア史1:建築、伝声菅、語り部、鐘、音具、自動演奏楽器など、19世紀以前の伝統的な音のメディアについて概観し考察する。
予習内容
Preparation for Class
近代以前、音はどのようにして伝えられたか、音を伝えるメディアにはどのようなものがあったか、現代の音響メディアとは何が違うか、各自考え調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、中間・最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
音響メディア史2:電話、レコード、ラジオなど、19世紀後半以降の音のテクノロジーにより発達した音響メディアの近代史を概観する。
予習内容
Preparation for Class
電話、レコード、ラジオの役割とその違いについて、自分なりに考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、中間・最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
音響メディアを聴く3:テレビ映画『The Night that Panicked America』(1975、米)視聴。音のメディア=ラジオが起こした事件「火星人襲来」を再現映像をもとに考察・検討する。
中間レポートを課す(課題は授業内で伝えます)
予習内容
Preparation for Class
「火星人襲来」事件について、調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、中間レポートに反映させる。中間レポートを作成する。 目安時間
Hours
3 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ニュースを聴く1:テレビ(映画)ニュースの歴史を音から紐解きつつ、ニュースの中での音の役割を考える。
予習内容
Preparation for Class
テレビのニュース番組を視聴し、どのような音で構成されているか考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、グループ課題や最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
ニュースを聴く2:現代のテレビニュースの音について、グループで調べた結果の発表(グループ順発表1)。
予習内容
Preparation for Class
夜のワイドニュース番組等を視聴し、どのような音で構成されているか調べてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
CMを聴く:テレビCMの歴史を音から振り返り考察する。売り声文化の盛衰とCM。
予習内容
Preparation for Class
物売り・売り声について、調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、グループ課題や最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
CMを聴く:現在のテレビCMの音についてグループで調べた結果の発表(グループ順発表2)。
予習内容
Preparation for Class
現在のテレビCMを視聴し、どのような音で構成されているか調べてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
テレビドラマ(映画)を聴く1:ドラマ(映画)のローカライゼーション(日本版と外国版)での音響表現の比較を通して、音の役割を考える。映画における音の役割、位置付けについて、事例とともに考察。
予習内容
Preparation for Class
テレビドラマや映画の中で聞こえる音にはどのような種類や次元、役割があるか考える。映像作品のローカライゼーションについて調べてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、グループ課題や最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
テレビドラマ(映画)を聴く2:テレビドラマ(映画)の音について、具体的な作品を題材に、グループで調べた結果の発表(グループ順発表3)。
予習内容
Preparation for Class
具体的なテレビドラマ(映画)を対象に、音から分析・考察する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
スポーツ放送を聴く1:スボーツ放送の歴史を音から振り返り考察する。スポーツ放送と語りもの文化。
予習内容
Preparation for Class
スポーツ中継は、どのような音で構成されているか調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、グループ課題や最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
スポーツ放送を聴く2:現在のスポーツ中継、スポーツ番組についてグループで調べた結果の報告(グループ順発表4)。
予習内容
Preparation for Class
現在のスポーツ中継の中から任意の番組を選び、音から分析・考察する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
音を伝える様々な番組:近年の音をテーマにしたテレビ番組について事例ともに考察。
予習内容
Preparation for Class
音をテーマにした、音を重視したテレビ番組にはどのようなものがあるか、調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ:音のメディアとしてのテレビ、その可能性を考える。
予習内容
Preparation for Class
テレビ番組として音を生かした番組企画を各自考える。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
授業の中で体得した知識を振り返り、次の授業の準備に活かし、最終レポートに反映させる。最終レポートを作成する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
講義をベースとしますが、授業回ごとのテーマに即してグループ順に課題を調べて発表を行うなど、履修者の主体的な活動を組み込んで進めます。
教科書   Texts 適宜資料を配布する
参考書   Reference Books M.シェーファー(鳥越けい子他訳)、2022、新装版『世界の調律』、平凡社
谷口文和、中川克志、福田裕大著、2015、『音響メディア史』、ナカニシヤ出版
M .シオン(川竹英克、J.ピノン訳)、1993 、『映画にとって音とは何か』、勁草書房
大和定次、2005、『音作り半世紀―ラジオ・テレビの音響効果』、春秋社
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度(10%)
授業内課題・発表(45%)
レポート(45%)
関連URL   Related URL
備考   Notes 履修者の状況、授業の進度、等により一部内容の順序や回数が変更になる場合があります
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月11日 23時05分19秒