シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1FC0158000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name EEORG321法と経済学1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject EEORG321法と経済学1
英字科目名
English Name of Subject
Law and Economics 1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 幅広い教養
知識・理解 経済理論の基礎と、経済現象の体系的理解
汎用的技能 情報収集能力
汎用的技能 分析力
態度・志向性 主体的な対応能力
態度・志向性 社会的責任をもって他者と協調する能力
統合的な学習経験と創造的思考力 主体的に対応できる自立した経済人としての能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 大石 尊之
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 法制度あるいは法的ルールのデザインや運用を、主にミクロ経済学的観点から分析します。法と経済学は、ロナルド・コースの先駆的な研究(取引費用やコースの定理の発見)を端緒として、60年代からアメリカを中心に発展してきました。本講義では、法と経済学の基本的な考え方や分析手法を解説します。まず、法と経済学の最重要定理である「コースの定理」について、数回にわたり詳細に検討します。次にどの国の法制度でも重要視される法領域の一部、すなわち所有権と知的財産権について取り上げ、ミクロ経済学的分析を詳細に行います。なお、授業で扱うテーマは授業計画で提示されていますが、授業の進捗状況によっては一部扱わない場合や内容を変更する場合もあります。
到達目標   Class Goals 次の3点を目標に据えます。

① コースの定理の意義とその適用の限界を正しく理解する。
② 所有権の意義を経済学的に理解する。
③ 知的財産権の意義を経済学的に理解する。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス
法と経済学とは何か: 経済学から考える法制度の機能
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理(1)
所有権の存在意義
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理(2)
取引費用の存在意義
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理(3)
合理性の限界と法制度
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理(4)
コースの定理の効率性バージョン: エッジワース・ボックス・モデルでの分析
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理(5)
コースの定理の不変性バージョン: エッジワース・ボックス・モデルでの分析
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
コースの定理に関する振り返り
予習内容
Preparation for Class
第1回から第6回までのすべての内容を再度確認してください。 目安時間
Hours
5 時間
復習内容
Review of Class
中間課題を通じて、ここまでの内容を振り返ります。 目安時間
Hours
3 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
所有権(1)
使用収益権の経済学的分析
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
所有権(2)
使用収益権とそれを譲渡する権利の分離
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
知的財産権(1)
研究開発のフリーライド問題
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
知的財産権(2)
特許制度の最適有効期間(発明が単一の場合)
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
知的財産権(3)
特許制度の最適有効期間(発明が複数の場合)
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
知的財産権(4)
特許制度で保護される技術革新と短期・長期の消費者余剰
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
知的財産権(5)
著作権法の保護範囲に関する経済学的分析
予習内容
Preparation for Class
授業資料を読んで、自分が理解できる部分とそうでない部分を明確にしておいてください。また、現実との対応関係も自分なりに考えてみてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括
予習内容
Preparation for Class
これまで学んできたことが、どのように社会経済問題に関連するのかについて、資料をアップロードするので、資料を通じて自主学修をしてもらう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、自主学修内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
対面授業を実施します。授業資料は毎回の授業日前日までにはmanabaを通じてアップロードする予定です。また、毎回の授業後に、manabaの小テストあるいはレポート機能で、授業内容の理解度を確認する予定です。
授業内容に関する質問は原則、オフィスアワーによる対面で対応します。質問が多かった内容については、その解説を授業中に受講者全員にフィードバックするようにします。
なお、授業の進捗状況によっては一部扱わない場合や内容を変更する場合もありますが、その場合は授業中やmanabaを通じて事前に告知します。

※ 授業はミクロ経済学の基本知識を前提として進めます。具体的には、例えば「ミクロ経済学入門」や「初級ミクロ経済学」を履修済みであることを想定しています。
教科書   Texts 教科書は使用せず、各トピックの授業資料はmanabaを通じて配信します。ただし、授業資料だけで授業内容は完結しません。あくまでも対面授業での解説があってこそ、授業資料はその内容を完結することになります。
参考書   Reference Books 以下を参考書として紹介します。世界的に定評のあるこの分野の基本書です。ぜひ図書館で見てみてください。

スティーブン・シャベル (著)(田中亘・飯高高 訳)『法と経済学』(日本経済出版社) 2010年.
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業平常点、中間課題および期末課題をもとに評価します。
授業平常点は、毎回の授業内容の確認のための提出物(例えば、サマリーレポート)がmanaba上で提出されているどうかを中心にして評価します。
中間および期末課題は、すべて授業内容の基礎にした応用問題をベースに出題し、形式は制限時間付きの複数選択問題(問題数は概ね25問から30問程度で、各設問の答えに該当する選択肢をすべて選ばないと正解にならない形式)を予定しています。 課題はすべてmanabaで出題、回収を行います。ここでいう「応用問題」とは、授業で学んだ内容を自分の中で完全に理解したうえで、その内容を有機的に組み合わせながら、思考力と論証力をもとに対処しなければならないような問題を意味します。従って、暗記型の勉強では対応できない問題となりますが、目安の予習及び復習時間をこなすこと、および必要に応じてオフィスアワーを積極的に利用することで、応用問題に対応できる真の学力が身につくはずです。
また、毎回の授業参加は、この応用問題に対処できる経済学の素養を身に着けるためには必須です。学部4年時にこの科目の履修を検討している学生は特に、上記の内容を十分理解したうえで履修してください。


授業平常点、中間課題と期末課題の評価の重みはそれぞれ、10パーセント程度、40パーセント程度、50パーセント程度とし、全体で100パーセントになるように評価する予定です。成績評価の詳細はmanabaを通じて告知します。

なお、履修者の人数がゼミサイズ(10人程度)であった場合は、少人数教育の観点から成績評価の基準を、授業内容に関連した論題に対するプレゼンテーションおよび提出期限付きの論述式問題(ただし、図表などを自分で作成し、その図表を用いながら論述する形式)に変更する場合があります。
この場合の評価の重みはそれぞれ、授業平常点が10パーセント程度、プレゼンテーションの評価が40パーセント程度、論述式問題の評価が50パーセント程度とし、全体で100パーセントになるように評価する予定です。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月06日 18時34分39秒