シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1FC0205800
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 演習(対面授業)
授業名称   Class Name EESEM401演習A3
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject EESEM401演習A3
英字科目名
English Name of Subject
Seminar A3
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 幅広い教養
知識・理解 経済理論の基礎と、経済現象の体系的理解
汎用的技能 情報収集能力
汎用的技能 分析力
態度・志向性 主体的な対応能力
態度・志向性 社会的責任をもって他者と協調する能力
統合的な学習経験と創造的思考力 主体的に対応できる自立した経済人としての能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 大石 尊之
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜6時限(春学期)
授業概要   Course Description 法と経済学およびその周辺領域に関する研究を卒業論文としてまとめることを最終目標とし、そのための一連のプロセスを授業で指導します。3年次の年度末に各自で決めた研究テーマをもとに、関連研究を調査しながら、卒論で扱うresearch questionを明確にしていきます。研究の問題意識、研究方法、予想される結果とその意義、および先行研究との関連付けを整理したうえで、研究計画書を作成してもらいます。この研究計画書をもとに、卒論の要となる経済モデルを作成してもらいます。このモデルを基礎にして、research questionに対するanswerを導出します。
各段階で随時報告をしてもらい、指導教官との議論を通じながら着実に卒論完成に向けて進めていきます。
到達目標   Class Goals 以下の3点を具体的な達成目標とします。

1:卒論の基本設計図に相当する研究計画書を作成する。
2:研究計画書をもとに、経済モデルを具体的に作成する。
3:作成した経済モデルをもとに、自分が設定したresearch questionに対するanswerを導出することができるようにする。なお、この3点目については、秋学期に開講される演習A4でも到達目標として引き継がれる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンス:卒論指導の基本方針およびスケジュールの説明
予習内容
Preparation for Class
3年時に検討した卒論の研究テーマを再検討しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、卒論の研究テーマを具体的に掘り下げる。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(1):研究テーマ(研究目的)
予習内容
Preparation for Class
具体的に掘り下げた卒論の研究テーマを、法と経済学的に検討する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、卒論の研究テーマを、法と経済学的に再検討する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(2):研究テーマに至った問題意識
予習内容
Preparation for Class
研究テーマに至った問題意識を、法と経済学的に検討する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、研究テーマに至った問題意識を、法と経済学的に再検討する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(3):研究テーマに関連する研究系譜および先行研究との関連付け
予習内容
Preparation for Class
研究テーマに関連する研究系譜および先行研究との関連付けをサーベイする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、研究テーマに関連する研究系譜および先行研究との関連付けを整理する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(4):研究方法
予習内容
Preparation for Class
先行研究における研究方法を吟味しながら、研究テーマに対してアプローチできる研究方法を、可能な限り複数提示できるようにしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、研究テーマに対して最適な研究方法を見出すことができるようにする。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(5):予想される結果とその学術的・社会的意義
予習内容
Preparation for Class
前回までに見出した研究方法を使って導出できそうな結果をリストアップし、これらの学術的・社会的意義を検討しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、予想される結果とその学術的・社会的意義を再検討する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
研究計画書の作成(6):振り返りと推敲
予習内容
Preparation for Class
これまでの各回で作成してきた研究計画書の構成部分を1つにまとめ上げ、推敲する。推敲時には、テーマの革新をなす学術的な問いができているかどうか、学術的独自性と創造性があるかどうか、卒論執筆期間内に完成できるスケジュールを想定できる研究になっているかどうか等を確認する。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、研究計画書の推敲を複数回行い、研究計画書を完成させる。、 目安時間
Hours
6 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの作成(1):モデルの仮定
予習内容
Preparation for Class
研究計画書に基づいて、経済モデルを作成するにあたり、重要と考えられる諸仮定をリストアップしておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、作成すべき経済モデルの諸仮定を確定させる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの作成(1):基本モデルの作成
予習内容
Preparation for Class
研究計画書に基づいて、前回までに吟味した諸仮定を満たす経済モデルを作成する。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、基本モデルを確定させる。 目安時間
Hours
4 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの作成(2):基本モデルの数値例
予習内容
Preparation for Class
前回までに作成した基本モデルに基づいて、モデルのエッセンスをわかりやすく伝えることができるような数値例を作成しておく。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、基本モデルの数値例を確定させる。 目安時間
Hours
4 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの作成(3):応用モデルの作成
予習内容
Preparation for Class
基本モデルの仮定を適切に緩めたり、あるいは基本モデルが適用できる法と経済学的事象を拡張することができるようにすることで、モデルを一般化する。このような応用モデルを作成する。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、応用モデルを確定させる。 目安時間
Hours
4 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの作成(4):応用モデルの数値例
予習内容
Preparation for Class
前回までに作成した応用モデルに基づいて、モデルのエッセンスをわかりやすく伝えることができるような数値例を作成しておく。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、応用モデルの数値例を確定させる。 目安時間
Hours
4 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの分析(5):基本モデルからの結果の導出
予習内容
Preparation for Class
基本モデルから得られる法と経済学的帰結を検討する。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、基本モデルから得られる法と経済学的帰結を再検討する。 目安時間
Hours
6 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
経済モデルの分析(6):基本モデルからの結果の法と経済学的解釈
予習内容
Preparation for Class
基本モデルから得られる法と経済学的帰結の解釈を検討する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
指導教官の助言に従って、基本モデルから得られる法と経済学的帰結の解釈を再検討する。 目安時間
Hours
4 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括
予習内容
Preparation for Class
これまで学んできたことが、どのように社会経済問題に関連するのかについて、資料をアップロードするので、資料を通じて自主学修をしてもらう。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaの小テストあるいはレポート機能で、自主学修内容の理解度を確認しますので、その内容を通じて復習してください。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業は対面で実施します。就職活動中でも、面接試験等でやむを得ない事情を除いて、必ずゼミには参加して下さい。また、論文作成時には「経済学部 卒業論文執筆の手引き」も熟読することが必要になりますので留意してください。

※ 無断欠席は許可しません。毎回のゼミ参加を原則とします。面接試験等でやむを得ない事情が生じた場合は、必ず事前に個別指導コレクションで連絡してください。
教科書   Texts ありませんが、各学生の研究テーマに合致した学術論文(主に英語論文)を提供します。
参考書   Reference Books 論文を書くにあたり、以下のテキストが大変参考になります。ぜひ一読することをお勧めします。

ウィリアム・トムソン(著)『経済論文の書き方: 作成・プレゼン・評価』(清野一治他)、東洋経済新報社、2006年.
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
研究計画書(20パーセント)および上記の授業内容の達成度(80パーセント)を目安として評価します。後者の達成度は、指導教官との議論や具体的な報告内容(フィードバック)を通じて判定します。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月06日 18時43分13秒