シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC2045000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGLEC244社会的ネットワーク論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject SGLEC244社会的ネットワーク論
英字科目名
English Name of Subject
Social Network Analysis
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
汎用的技能 ④社会学的考察を伝える実践力
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 野沢 慎司
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 月曜5時限(春学期)
授業概要   Course Description 指定の教科書の該当章を事前に読んでいることを前提に、ネットワーク論の基本的な視点と、主要な概念を解説する。また、教科書以外にも配付資料などを使いながら、ネットワーク論の古典的研究から、先端的な社会関係資本論に至る主要な研究事例について解説していく。議論の内容としては、現代社会の人間関係(家族・コミュニティなど)についての論争点を批判的に検討し、常識的な理解を再検討する内容になる。代表的な論文を実際に読んでレポート作成する課題にも挑戦してもらう。
到達目標   Class Goals ネットワークという概念は、社会のなかの人間関係を分析する道具として発展し、多様な現象を解明する新しい視点として、自然科学から社会科学に至る幅広い学問領域(さらにはビジネスなど)で、現在注目を浴びている。この授業では、常識を覆す発見を促してきた社会的ネットワーク論の理論的・方法論的特徴を理解すると同時に、自分を取り巻く社会的環境や経験をネットワーク論的に読み解く力を修得することを目標としている。それが、多様な社会学的テーマに応用できることを知る。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
導入:ネットワーク論のおもしろさ(および授業の進め方)
予習内容
Preparation for Class
教科書を入手あるいは図書館で手に取り、その内容を確認しておく(コーナー配架してある)。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書を入手し、全体をざっと見てみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
ネットワーク・グラフとその諸側面
予習内容
Preparation for Class
教科書の「序 ネットワーク現象としての社会」を読む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に配付された資料を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
集団とネットワーク:人類学的調査からの発見
予習内容
Preparation for Class
教科書の第1章(バーンズ論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
都市家族とネットワーク1:資源という視点
予習内容
Preparation for Class
教科書の第2章(ボット論文前半)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
都市家族とネットワーク2:規範的圧力の生成
予習内容
Preparation for Class
教科書の第2章(ボット論文後半)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
「小さな世界問題」と社会のネットワーク構造
予習内容
Preparation for Class
教科書の第3章(ミルグラム論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
「弱い紐帯の強さ」:ブリッジとしての紐帯
予習内容
Preparation for Class
テキストの第4章(グラノヴェター論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
「コミュニティ問題」1:喪失論,存続論
予習内容
Preparation for Class
テキストの第5章(ウェルマン論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
「コミュニティ問題」2:コミュニティ解放論
予習内容
Preparation for Class
テキストの第5章(ウェルマン論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業の内容について、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
戦後日本の「家族・コミュニティ問題」
予習内容
Preparation for Class
配布された資料を読み、疑問点を出しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容のわかりにくかった点について振り返り、次回質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
社会関係資本1:ネットワーク閉鎖性
予習内容
Preparation for Class
教科書の第6章(コールマン論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
社会関係資本2:構造的隙間
予習内容
Preparation for Class
教科書の第7章(バート論文)を読んで、わかりにくい点、反論したい点をメモする。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
この章を読み直し、理解できない点について次の授業で質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
インターネットの普及とコミュニティの変動
予習内容
Preparation for Class
配付資料を読み、疑問点、批判点を考えてメモを作る。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容のわかりにくかった点について振り返り、次回質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
まとめの議論1:現代社会とコミュニティ
予習内容
Preparation for Class
配付資料を読み、疑問点、批判点を考えてメモを作る。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容のわかりにくかった点について振り返り、次回質問する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
【特別学修回】まとめの議論2:現代の家族とネットワーク/学期全体の授業内容の振り返りと定期試験の準備について(全体を振り返る資料を配付予定)
予習内容
Preparation for Class
これまでの配付資料全体を振り返り、疑問点、批判点を考えてメモを作る。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
定期試験の準備(テキスト、配付資料と自分のノートによる復習) 目安時間
Hours
5 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
教科書の該当章を読み通した上で毎回授業に臨み、自分でしっかりノートを取っていないと単位取得できない、ややハードな内容である。
教科書   Texts 野沢慎司編・監訳, 2006,『リーディングス ネットワーク論-家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房(3,500円+税)。ただし、図書館(白金)のにもこのテキストを授業関連図書(貸出禁止)として配置する。
参考書   Reference Books 安田雪『ネットワーク分析』新曜社1997、野沢慎司『ネットワーク論に何ができるか-「家族・コミュニティ問題」を解く』勁草書房2009、石黒格(編)『変わりゆく日本人のネットワーク-ICT普及期における社会関係の変化』勁草書房2018など。詳細な参考文献リストは授業時に配布する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
学期中に課される小レポートの提出(30%)、定期試験[記述式/持ち込み不可/単位取得に必須](50%)、リアクションペーパー(20%)を総合して評価する。
関連URL   Related URL http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/staff/nozawa.html
備考   Notes 可能な限り受講生からのリアクションを採り入れ、相互作用の要素を盛りむ授業にしたい。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月15日 18時06分47秒