シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC2063000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGLEC251ポストコロニアル論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject SGLEC251ポストコロニアル論
英字科目名
English Name of Subject
Postcolonial Studies
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
汎用的技能 ④社会学的考察を伝える実践力
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 石原 俊
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜5時限(秋学期)
授業概要   Course Description  この講義では、日本を含む北西太平洋世界における200年のグローバリゼーションとコロニアリズム(植民地主義)の過程を、富と力の中心である先進国の巨大都市(いうまでもなくそのひとつは東京)の側からではなく、その前線の側からたどり直していきます。そのための定点観測地点は、東京都心のはるか1000km南方の北西太平洋に浮かぶ小笠原群島と硫黄列島という、現在はどちらも「日本国東京都」に属する島々です。これらの小さな島々は、単なる日本の辺境の島といった観点からは決定的に見落とされてしまう、非常に大きな世界史的背景をもっています。本講義では、19世紀末以降に展開した、帝国の拡大、総力戦、冷戦状況といった事象を、その前線に置かれてきた「島」の人びとの眼から、あらい直していきます。
到達目標   Class Goals  資本主義、帝国主義、国民国家、植民地帝国、人種主義(レイシズム)、総力戦、冷戦状況といった、現在にいたるポストコロニアル状況を考えるための基本的な諸概念を、理論的かつ経験的に理解できるようになること。わたしたちが暮らしている日本社会/北東アジア社会/北西太平洋社会をめぐるポストコロニアル状況に関して、適切な思考の糸口にたどり着くこと。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
初回のため予習なし。 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
資本主義・帝国主義とコロニアリズム(1)――理論編――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
4 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
資本主義・帝国主義とコロニアリズム(2)――事例編――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
【テキスト第3章1節】帝国に乗っかる海賊――日本帝国、「南洋」進出、小笠原群島――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
国民国家・植民地帝国とコロニアリズム(1)――理論編――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
国民国家・植民地帝国とコロニアリズム(2)――事例編――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
【テキスト第3章2節】帝国の〈はけ口〉へ――日本帝国、「南洋」進出、硫黄列島――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
【テキスト第3章3節】帝国の〈飛び石〉から〈捨て石〉へ――日本帝国の総力戦と動員/難民化――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
ポストコロニアル状況とは何か――グローバル冷戦状況との関係において――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
日本をめぐるポストコロニアル状況――帝国の崩壊とアジア太平洋の冷戦体制――
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
【テキスト第4章1節】「南洋」から〈アメリカの湖〉へ──小笠原群島・硫黄列島からみた「戦後」の起点──
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
冷戦の〈要石〉=〈捨て石〉へ──沖縄諸島の軍事基地化と動員/難民化──
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
【テキスト第4章2節】冷戦の〈要石〉=〈捨て石〉へ──小笠原群島・硫黄列島・ミクロネシアの軍事基地化と動員/難民化──
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
【第4章3節】ポスト冷戦の〈要石〉=〈捨て石〉へ──軍事基地の整理/固定化と開発/難民化──
予習内容
Preparation for Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、予習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書『〈群島〉の歴史社会学』の指定された箇所を読んで、復習することが求められます。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
適宜指示します。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
適宜指示します。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
 この授業は「グローバリゼーション論」と連続した内容であり、同一のテキストを通年で使用します。万難を排して、春・秋学期連続履修してください。
 重要な告知事項はすべて、manabaに掲載します。特に指示がなくても、少なくとも週2回(授業日前日と当日授業直前)は、この授業のmanaba告知を確認してください。manabaのチェック不足で生じた成績上の不利益は、原則として回復できません。
 石原の授業はこれまで、評価C以上(合格)の割合は、他の授業一般に比べてかなり高めです。反面、小レポート(約4回を予定している)を含めて、不正行為に対しては、非常に厳しく対処します。小レポートにおいて、参照元の文献情報を示さない書籍・論文・ネット等からの「不正引用」を1度でも行った場合、約4回分の全配点(約40点)を失います。期末レポートでの不正に関しては、けん責・停学等の処分が下されます。不正行為の誘惑に負けない自信のある方だけが、履修してください。
教科書   Texts ①石原 俊『〈群島〉の歴史社会学――小笠原諸島・硫黄島、日本・アメリカ、そして太平洋世界』弘文堂:現代社会ライブラリー 12、2013年(現在第3版、税抜1,400円)
 このテキストは、春学期開講の「グローバリゼーション論」と連続して使用します。
参考書   Reference Books ①石原 俊『近代日本と小笠原諸島――移動民の島々と帝国』(平凡社、2007年)
②石原 俊『群島と大学――冷戦ガラパゴスを超えて』(共和国、2017年)
③石原 俊『硫黄島――国策に翻弄された130年』(中公新書、2019年)
④蘭 信三・石原 俊 ほか編『シリーズ 戦争と社会』全5巻(岩波書店、2021~2022年)
⑤米谷匡史『思考のフロンティア アジア/日本』(岩波書店、2006年)
 他は適宜紹介します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
 期末レポート(配点は60%を予定している)、およびテキストの指定箇所についての小レポート(約4回:配点は約40%を予定している)。
関連URL   Related URL  履修希望者は、社会学部教員紹介欄の石原のページ
http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/staff/s-ishihara.html
と「社会学とはいかなる学問か」の石原のページ
http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/about/detail/post-16.html
ぐらいには、事前に目を通しておいてください。
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月11日 22時43分15秒