授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1HC2072001
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
アイデンティティの社会学
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
アイデンティティの社会学
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英字科目名 English Name of Subject |
Sociology of Identity
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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①社会学的な理論と概念に関する知識
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知識・理解
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②現代社会の諸問題に関する知識
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〇
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汎用的技能
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③社会調査の知識・技能
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態度・志向性
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⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
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統合的な学習経験と創造的思考力
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⑥課題発見力・問題解決力
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◎
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
石原 英樹
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
火曜3時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
近代とは、「アイデンティティをもった主体性としての自我」を疑いないものとして前提にする社会でした。しかし近年、アイデンティティ、主体性、自我の確からしさが疑われるようになってきました。しかもこの動き自体が消費されるようにすらなっています(脱アイデンティティの商品化)。こうした複雑な状況を社会学理論で紐解いていきます。
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到達目標 Class Goals |
(1)授業で紹介する自我・主体・アイデンティティに関した基礎文献を理解する。 (2)近年のセクシャルマイノリティに関するアイデンティティや複合するアイデンティティなどの新概念を理解する。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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【第1回】ガイダンス 講義の趣旨や受講の仕方を案内する。揺らぐアイデンティティの例としてジェンダーアイデンティティについて触れる。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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【第2回】古典「エリクソン」 アイデンティティ概念の元祖をとりあげる。なぜこの概念は熱狂的に取り上げられたのかを知る。 個人的アイデンティティ、社会的アイデンティティの区別を行う。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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【第3回】古典「クーリー」 「鏡に映った自我」とは何なのかを知る。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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【第4回】「ミード」 「役割取得」「一般化された他者」について理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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【第5回】「ベッカー」 「ラベリング」という考え方を理解する
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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【第6回】「ゴフマン」 「役割距離」について理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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【第7回】「ゴフマン(続)」 「スティグマ」とアイデンティティの関係について理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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【第8回】「集合的アイデンティティ」「社会的アイデンティティ」「文化的アイデンティティ」 社会的アイデンティティについて理解する
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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【第9回】「ギデンズ」 後期近代のアイデンティティのゆらぎの意味を理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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【第10回】「インターセクショナリティ」 交差性とよばれる、複合するアイデンティティについて理解する。人種と性など。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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【第11回】「ジェンダーアイデンティティ」 ジュデス・バトラーは本質的なジェンダーアイデンティティは存在しないと主張している。その現代性を理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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【第12回】「多元的アイデンティティ」 SNS上でのアイデンティティの使い分けなど馴染みの現象を理解する。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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【第13回】「脱アイデンティティ」 アイデンティティを否定しようとする社会学自我論の流れを学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義でだされた問いへの返答をmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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【第14回】テストの解説
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手し、講義中は手元で見られるようにする。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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講義の内容を入れて期末テストに備える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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【自主学修】
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予習内容 Preparation for Class
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配布資料をmanabaから入手する
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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学修の成果をレポートとしてmanabaで提出する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
(1)manabaの利用 ・授業中にmanabaからリアクションペーパーを提出してもらう。そのための端末を持参する必要がある。 (2)ダウンロードした教材の再配布を禁じる。
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教科書 Texts |
教科書は使用しません
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参考書 Reference Books |
ミード,G.H.『G・H・ミード著作集成:プラグマティズム・社会・歴史』(植木豊編訳)作品社,2018年 ゴッフマン,E.『スティグマの社会学:烙印を押されたアイデンティティ』せりか書房,2001年 ギデンズ,A.『モダニティと自己アイデンティティ:後期近代における自己と社会』ハーベスト社,2005年
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
期末テスト75% manabaでのリアクションと学修のレポート25%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分36秒
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