シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC2312000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGLEC254社会運動論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject SGLEC254社会運動論
英字科目名
English Name of Subject
Sociology of Social Movements
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
汎用的技能 ④社会学的考察を伝える実践力
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 清原 悠
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜5時限(春学期)
授業概要   Course Description 社会運動は、社会にある課題を他の人にも分かるように可視化し、解決するために人々が力を合わせる集合行動である。近年、Black lives matter運動やMe too運動、あるいはSNSを活用したハッシュタグ・アクティビズムによって社会運動に注目がなされるようになっているが、運動が提起している問題や運動のやり方に関して表面的な理解に留まっているように思われる。なぜなら、社会運動を理解するとは、問題をもたらしている社会構造の理解をも必要とするからであり、さらには、個人と集団と社会の間の関係性を問うものでもあるからだ。すなわち、社会運動とは優れて社会学的思考力が試される対象なのである。本授業では、「社会運動と社会構造」および「個人と集団と社会」の関係性をテーマとし、過去と現在を往還する形で複数の社会運動の事例を扱う。授業は講義を中心とするが、履修人数によってはグループディスカッション等も積極的に取り入れる。基本的には、次回の授業までに提示された資料を毎回読み、資料についての解釈を他の人に説明できるような準備を行ってくることが履修者には求められる。授業の最終回には、各自が関心をもった社会運動の事例を取り上げたレポートを用意し、相互発表を行う。
到達目標   Class Goals ①戦後日本の社会について、社会運動の視点を踏まえて立体的な理解ができるようになる。
②社会運動と社会構造の関係性について、具体的な事例に基づいて説明できるようになる。
③個人と集団と社会の関係性について、具体的な社会運動を事例とした分析ができるようになる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
ガイダンスとイントロダクション――社会運動を学ぶ、社会運動から学ぶ
予習内容
Preparation for Class
シラバスを読み、授業の狙いと概要、受講にあたっての自分の問題意識を確認しておく。初回のコメントペーパーでは関心を持っている社会現象や問題を書いてもらうので、あらかじめ調べて整理しておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
社会運動を理解するための基礎①――個人と集団と社会
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
社会運動を理解するための基礎②――自由・平等・公正への問い
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
気候正義運動にみる直接行動の意味
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
気候正義運動にみるシステムチェンジ
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
BLMが問う社会構造と社会運動①
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
BLMが問う社会構造と社会運動②
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
ベ平連が問う被害/加害の構造
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
べ平連と直接行動
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダー平等とLGBTQ+①
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ジェンダー平等とLGBTQ+②
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
3.11後の社会運動①脱原発運動から反安保運動へ
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
3.11後の社会運動②
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、資料から読み取れることを他の人に説明できるように整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を熟読し、講義内容に関連した事柄を調べて、コメントペーパーを提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
相互発表
予習内容
Preparation for Class
レポートの下書きを用意し、発表準備を行う。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
レポートの相互発表を振り返り、レポートを改善する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
予習用に配布された資料を熟読し、授業の目的とレポートの対応関係を検討する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義内容を確認し、レポートのブラッシュアップを行う。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・受講人数および履修生の問題関心によって、進度や取り上げる内容について変更する場合がある。
・社会運動の理解にあたって、マスメディアが与えている影響力(フレーム)に自覚的になる必要がある(新聞、TVを見ていないからといって影響を受けていないわけではないことに注意)。可能な限り、運動が発信している直接的な資料に目を通して、運動の現場に身を置いて、自分の五感を通して考えることが大切である。
・授業では基本的に毎回、予習用の資料がmanabaで提供される。本授業では教科書は指定しないが、毎回一定量の資料を読み、自身の解釈を用意してくることが要求される。
・授業では毎回コメントペーパーの提出が求められる。コメントペーパーの提出が〆切までない場合や内容に著しい不足がある場合、および受講態度に問題がある場合、授業への出席とは見なさない。また、授業に出席しない状態でのコメントペーパーの提出にはペナルティをかける(予習課題は除く)。
・期末にはレポートが課されるが、授業の最終回にはレポートの下書きを用いた相互発表を行う。また、普段の授業でも予習資料についての相互発表を行う等、授業への積極的な参加が求められる。
教科書   Texts なし
参考書   Reference Books 荒川章二(2009)『日本の歴史 第16巻 豊かさへの渇望』小学館
大畑裕嗣ほか編(2004)『社会運動の社会学』有斐閣
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
コメントペーパー等の提出物(45%)
レポート(55%)

コメントペーパーでは授業の配布資料や指定した資料(動画含む)の内容を踏まえ、授業内容を正確に理解しているか、客観的な事実に基づいているか、分析的に思考できているか、表現が適切かどうかを評価します。レポートは上記の観点に加え、問題意識が明確かどうか、一次資料を適切に活用できているかどうか、専門性のある参考文献に複数当たって考察を行っているかどうかを評価します。
関連URL   Related URL NHKの戦後史証言アーカイブズ,
https://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/postwar/bangumi/movie.cgi?das_id=D0001820047_00000
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 23時14分34秒