シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC3086000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGRES204質的データ分析/SGDAT201質的データ分析
テーマ   Theme ※人数制限授業
科目名   Name of Subject SGRES204質的データ分析
英字科目名
English Name of Subject
Qualitative Research Methods
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
汎用的技能 ④社会学的考察を伝える実践力
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 石原 俊
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description  社会学における調査データのうち、主として非数量的なデータの収集・分析の方法について学びます。まず、質的データを用いた調査がどのような社会的役割をはたしてきたのかを、近代欧米と日本における社会調査の歴史をふまえつつ、理解していただきます。そのうえで、インタビュー・データやドキュメント・データの特質・収集法・分析法について、基本的なことがらを解説していきます。並行して、受講者各自には実際に小規模なインタビュー調査を計画してもらい、教員によるアドバイスを受けたうえで、じっさいに調査を実践してもらうことになります。その後、各自のレポートを全員が読み、それに基づいたコメント・討論会を実施します。
 ただし、授業の進捗状況や社会状況(感染症等を含む)によっては、一部を代替の内容に変更することがあります。
到達目標   Class Goals  社会学における質的(非数量的)なデータの収集・分析の方法について、講義や質疑応答を通して必要な知識をつけること。じっさいに小規模なインタビュー調査の計画を立て、調査を実施し、調査レポートを執筆することによって、知識を一定程度体得すること。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
初回のため予習なし。 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
質的データを用いた良質の調査論文を読み、感想を小レポートとして提出。 目安時間
Hours
4 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
質的データの意義
――質的データと数量的データの関係 インタビュー・データとドキュメント・データ――
予習内容
Preparation for Class
課題レポートを課しているため予習なし。 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読む。 目安時間
Hours
4 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
質的データを用いた調査の歴史(1)
――近代欧米における社会問題と社会調査――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
質的データを用いた調査の歴史(2)
――近代日本における社会問題と社会調査――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
インタビューとは何か
――「非対称な相互行為」としてのインタビュー 構造化/半構造化/非構造化インタビュー――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
インタビューを始めるまで
――問題意識の重要性 インタビュイーの探し方 インタビュアーが保持すべき倫理と礼儀――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビュー実施に向けた「調査計画」を作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
インタビューの実施法
――インタビューの技法と効果 トランスクリプトとフィールドノーツ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビュー実施に向けた「調査計画」を作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
インタビューを終えた後
――データの公開・利用にかかる諸問題 報告書や論文の作成 礼状の作成――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
インタビュー・データの分析法
――リアリズム法 ライフヒストリー法 語ること/語らないことについて――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ドキュメントの収集法
――書誌について 書誌の書誌について 多様なアーカイブ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ドキュメント・データの分析法
――社会史 歴史社会学 カルチュラル・スタディーズ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(1)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(2)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(3)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
適宜指示する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
適宜指示する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
 前半は講義ベース。後半は、インタビューの実施に向けた質疑応答や、受講者のレポートに基づく討論などを実施します。
 重要な告知事項はすべてmanabaに掲載します。特に指示がなくても、少なくとも週2回(授業日前日と当日授業直前)は、この授業のmanaba告知を確認してください。manabaのチェック不足による成績上の不利益は、みなさんの自己責任となり、原則として回復できません。
教科書   Texts ①有薗真代「「生活者」としての経験の力――国立ハンセン病療養所における日常的実践とその記憶」(桜井 厚・藤井 泰・山田富秋 編『過去を忘れない――語り継ぐ経験の社会学』(せりか書房、2008年)
 ①は配布する。
 他に教科書は使用しない。適宜レジメを配布する。
参考書   Reference Books ①有薗真代『ハンセン病療養所を生きる――隔離壁を砦に』(世界思想社、2017年)
②ウィリアム・F.ホワイト『ストリート・コーナー・ソサエティ』(有斐閣、訳2000年)
 他は適宜紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
①小規模な調査に基づく課題レポートの内容(50%前後)、②その他の小レポートの内容(30%前後)、③授業での受講態度・発言状況(20%前後)を、総合的に考慮して評価する。
関連URL   Related URL http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/staff/s-ishihara.html
http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/about/detail/post-16.html
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月11日 22時47分17秒