シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC3087001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGDAT201質的データ分析
テーマ   Theme ※人数制限授業
科目名   Name of Subject SGDAT201質的データ分析
英字科目名
English Name of Subject
Qualitative Research Methods
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 石原 俊
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description  社会学における調査データのうち、主として非数量的なデータの収集・分析の方法について学びます。まず、質的データを用いた調査がどのような社会的役割をはたしてきたのかを、近代欧米と日本における社会調査の歴史をふまえつつ、理解していただきます。そのうえで、インタビュー・データやドキュメント・データの特質・収集法・分析法について、基本的なことがらを解説していきます。並行して、受講者各自には実際に小規模なインタビュー調査を計画してもらい、教員によるアドバイスを受けたうえで、じっさいに調査を実践してもらうことになります。その後、各自のレポートを全員が読み、それに基づいたコメント・討論会を実施します。
 ただし、授業の進捗状況や社会状況(感染症等を含む)によっては、一部を代替の内容に変更することがあります。
到達目標   Class Goals  社会学における質的(非数量的)なデータの収集・分析の方法について、講義や質疑応答を通して必要な知識をつけること。じっさいに小規模なインタビュー調査の計画を立て、調査を実施し、調査レポートを執筆することによって、知識を一定程度体得すること。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション
予習内容
Preparation for Class
初回のため予習なし。 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
質的データを用いた良質の調査論文を読み、感想を小レポートとして提出。 目安時間
Hours
4 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
質的データの意義
――質的データと数量的データの関係 インタビュー・データとドキュメント・データ――
予習内容
Preparation for Class
課題レポートを課しているため予習なし。 目安時間
Hours
0 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読む。 目安時間
Hours
4 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
質的データを用いた調査の歴史(1)
――近代欧米における社会問題と社会調査――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
質的データを用いた調査の歴史(2)
――近代日本における社会問題と社会調査――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
インタビューとは何か
――「非対称な相互行為」としてのインタビュー 構造化/半構造化/非構造化インタビュー――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
参考文献を読みなおす。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
インタビューを始めるまで
――問題意識の重要性 インタビュイーの探し方 インタビュアーが保持すべき倫理と礼儀――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビュー実施に向けた「調査計画」を作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
インタビューの実施法
――インタビューの技法と効果 トランスクリプトとフィールドノーツ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビュー実施に向けた「調査計画」を作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
インタビューを終えた後
――データの公開・利用にかかる諸問題 報告書や論文の作成 礼状の作成――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
インタビュー・データの分析法
――リアリズム法 ライフヒストリー法 語ること/語らないことについて――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
ドキュメントの収集法
――書誌について 書誌の書誌について 多様なアーカイブ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
ドキュメント・データの分析法
――社会史 歴史社会学 カルチュラル・スタディーズ――
予習内容
Preparation for Class
参考文献を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビューを実施し、トランスクリプトやフィールドノーツを作成。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(1)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(2)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
全体討論(3)
――受講者が作成したレポートを相互に読み合ってきた上で、コメントや議論を行う――
予習内容
Preparation for Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
他の受講者のレポートを読み込む。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
適宜指示する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
適宜指示する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
 前半は講義ベース。後半は、インタビューの実施に向けた質疑応答や、受講者のレポートに基づく討論などを実施します。
 重要な告知事項はすべてmanabaに掲載します。特に指示がなくても、少なくとも週2回(授業日前日と当日授業直前)は、この授業のmanaba告知を確認してください。manabaのチェック不足による成績上の不利益は、みなさんの自己責任となり、原則として回復できません。
教科書   Texts ①有薗真代「「生活者」としての経験の力――国立ハンセン病療養所における日常的実践とその記憶」(桜井 厚・藤井 泰・山田富秋 編『過去を忘れない――語り継ぐ経験の社会学』(せりか書房、2008年)
 ①は配布する。
 他に教科書は使用しない。適宜レジメを配布する。
参考書   Reference Books ①有薗真代『ハンセン病療養所を生きる――隔離壁を砦に』(世界思想社、2017年)
②ウィリアム・F.ホワイト『ストリート・コーナー・ソサエティ』(有斐閣、訳2000年)
 他は適宜紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
①小規模な調査に基づく課題レポートの内容(50%前後)、②その他の小レポートの内容(30%前後)、③授業での受講態度・発言状況(20%前後)を、総合的に考慮して評価する。
関連URL   Related URL http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/staff/s-ishihara.html
http://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/about/detail/post-16.html
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分37秒