シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC3170003
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 演習(対面授業)
授業名称   Class Name フィールドワーク演習
テーマ   Theme ※人数制限授業
科目名   Name of Subject フィールドワーク演習
英字科目名
English Name of Subject
Seminar in Field Work
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 野沢 慎司
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜2時限(秋学期)
授業概要   Course Description 「社会調査士」資格の申請に必要な指定科目の一つ「基本的な資料とデータの分析に関する科目(C科目)」に該当する授業。この授業では、社会調査を行う上での基礎となる数量的・質的データの収集、理解、分析の基本能力を養う。学期の後半は、統計ソフトSPSSを自分のPCにもインストールして授業時間外にも分析作業を復習として行い、分析結果をレポートにまとめあげる。
到達目標   Class Goals 第1に、記述統計やグラフの読み方を理解し、必要な既存統計を入手し、理解する能力を身につける。第2に、観察やインタビューによる質的データの収集・分析の基礎を簡単な実践を経験しながら理解する。第3に、収集された数量データの分析方法の基礎について、クロス集計を作成したり相関係数を算出したりしながら習得する。この一連の過程を通して、主要なデータ分析を自ら使うための能力と意欲を身につける。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
導入: 社会調査によって得られるデータとは何か、それで何がわかるのか(この授業で扱うデータの種類と範囲)
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の1章を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配付資料を参考にして、野沢宛にメールを送る。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
既存統計の利用と加工①: 統計とは何か(どこにどのような統計があるか、そこから何がわかるのか)―統計以外の情報源として文献(書籍や論文)の探し方を含む。
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の2章1-3節を読んでくる。仮のテーマとキーワードを用意してくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
テーマに関わる書籍、論文、統計調査データについての情報を提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
既存統計の利用と加工②: 平均値、分散、標準偏差、グラフの作成
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の2章4-5節と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の該当部分を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業中に作成した表やグラフを完成させて提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
インタビュー①: インタビュー事例を読む(インタビュー調査から何がわかるのか)
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の8章と配付資料を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
インタビュー分析の批判的検討の結果をまとめて提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
インタビュー②: インタビューの実践と記録の作成(具体的に何を準備し、実施するのか)
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の9章を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
共通の項目でインタビューを実践して、結果をレポートにまとめて提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
インタビュー③: インタビュー結果の報告と知見の集合的な分析(KJ法の活用)
予習内容
Preparation for Class
KJ法などについての配付資料を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
グループでのKJ法に基づく分析の結果をレポートにまとめて提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
観察①: 非参与観察の試み 具体的な場所で人の行動を観察し、記録する
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の第Ⅳ部の2「非参与観察」を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
非参与観察を試みてレポートを作成し、提出する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
観察②: 観察結果の報告と知見の集合的な分析(KJ法の活用)
予習内容
Preparation for Class
KJ法についての配付資料を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
KJ法を使って観察した結果をグループで分析した結果を各自がレポートにまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析①: SPSS入門(単純集計と基本統計量/平均、分散、標準偏差、グラフの作成)
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の3章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「1.0 集計前の処理」(p.5-13)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
SPSSを自宅のPCにインストールし、分析用のデータを使える状態にする。授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析②: 調査票を詳しく検討する/変数の加工と尺度の構成
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の4-5章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「2.0 2変量の分析」(p.13-16)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析③: 因果関係と相関関係、相関係数と統計的検定
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の7章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「3.0 尺度の合成」(p.16-19)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析④: クロス表分析とカイ2乗検定
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の7章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「4.0 平均値の比較」(p.20-22)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析⑤: 平均値の比較と分散分析
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の7章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「2.0 2変量の分析」(p.13-16)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析⑥: データから相関関係、因果関係、疑似相関を読む
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の7章と『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』の「5.0 多変量解析」(p.22-27)を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内での作業課題を自宅でSPSSを使って復習し、独自の変数を使って行ってみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
数量データの分析⑦: 分析結果から何を読み取るか/レポートを作成する
予習内容
Preparation for Class
大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』の第Ⅳ部の3「Kさんの卒論はじめて物語り」を読んでくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
最終レポートを完成させて提出する。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
おもにPC実習室での対面授業。共同作業を含むため毎回出席することが大前提。欠席が重なると授業について行けなくなる。この授業は「社会調査士」資格認定申請に必要な指定科目(【C】社会調査の基本的事項に関する科目)である。【G】社会調査実習/社会教育調査実習(3年次)を履修するには、その前(2年次まで)に「社会調査の基礎」「社会調査の技法」「データ分析入門」の3科目を履修し単位取得していることが必要。関連URLおよび備考欄を参照。
教科書   Texts 大谷信介ほか『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法』ミネルヴァ書房、2013。『社会学を学ぶ学生のための SPSS・HADマニュアル』明学社会学科社会調査実習室(授業時に教室で配付します)。
参考書   Reference Books 上野千鶴子『情報生産者になる』(ちくま新書2018年)、笑いながら社会学とリサーチ・リテラシーについて学べるパオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』(ちくま文庫2007年)など。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
学期前半の授業で何度か提出してもらう作業課題レポート(合計50%)と最終期末レポート(40%)および授業への出席・参加度(10%)を総合して評価する。最終期末レポートの提出は単位取得のために必須。
関連URL   Related URL 明治学院大学社会学部オリジナルサイトの「社会学科→社会学科のカリキュラム→社会調査関連科目→社会調査士資格(https://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/practice/practice-examination/)」のページを参照。
備考   Notes この授業は「社会調査士」資格認定申請に必要な指定科目(【C】社会調査の基本的事項に関する科目)に対応している。詳しくは「一般社団法人 社会調査協会」サイト(https://jasr.or.jp/)参照。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分37秒