授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1HC5006003
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
社会教育経営論A
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
社会教育経営論A
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英字科目名 English Name of Subject |
Management of Social Education A
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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幅広い教養と生涯発達に関する十分な知識
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〇
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汎用的技能
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発達支援力、教育実践力
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◎
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態度・志向性
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自主的に学び続ける姿勢
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〇
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態度・志向性
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心理支援力
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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学習成果を総合的に活用し、学び続ける姿勢
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
大山 宏
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
土曜4時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
社会教育という領域は、行政の中の一つの部署としての位置づけだけでなく、もともと地域の住民同士の関係性を基盤とし、住民自身が地域のあり方を検討する主体的な取り組みを支援するものとして発展してきた側面がある。したがって、社会教育について検討する際には、市民による多様な取り組みを念頭に置いたうえで、それらとの連携のあり方を考慮する必要がある。 この授業ではこうした課題意識を前提とし、様々な実践例等を紹介しながら市民と協働で地域社会をつくり上げていく過程について検討していく。特に前期は実践例を扱いながら、現場がどのように動いているのかを把握し、多様な市民が関わる中でつくり上げられる地域社会のあり方について考察をしていきたい。 社会教育という領域に関心がある人はもちろん、まちづくり・地域づくり等に関心がある人の、積極的な参加を期待する。
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到達目標 Class Goals |
地域社会における人と人との関係性のあり方や、行政・NPOをはじめとした地域におけるアクターの動き方等、現代社会を実践的に理解するために必要な諸要素について知る。 社会教育とは何か、現代社会において果たすべき役割とはどういったものかについて検討し、自身の考えをまとめる。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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【ガイダンス】 授業の進め方や方針等について説明する。
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予習内容 Preparation for Class
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社会教育という言葉のイメージについて、自分なりに考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育と地域】 社会教育を展開するうえで、地域はどのような意義を持ち得るか。特に地域やそこで活動する市民団体の必要性について、具体例を基に考える。
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予習内容 Preparation for Class
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自分が関わってきた地域のつながりはどのようなものがあったかを考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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社会教育において、地域のつながりがあることがどのような意味を持ち得るか、授業内容をまとめて考える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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【現代における地域】 地域のとらえ方について、農村型から都市型へのコミュニティの変化について検討し、現代社会における地域の範囲について考える。
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予習内容 Preparation for Class
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自分の考える「地域」の範囲が何によって決まっているかを考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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現代社会における「地域」とは何か、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民の主体的な取り組み】 ボランタリーな市民の取り組みが持つ意味について、地域で展開する具体的な事例を基に検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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地域に関わる取り組みとして、自分には何ができそうかを考えてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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現代社会における「ボランティア」の社会的役割とは何か、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民活動の組織化】 NPOをはじめ、地域で活動する様々な市民団体について、その特徴や役割について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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NPOとは何か、調べてくる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民活動が組織化することのメリットとデメリットについて、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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【行政の役割/市民の役割】 地域社会のあり方に対し、行政組織や市民団体はどのように関与しているのかについて検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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自分が居住している自治体の基本計画を見ておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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行政の方針がどのように決定されているのかについて考え、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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【地域づくりの主体】 市民団体と行政の役割を検討し、地域を形作る取り組みをどのように進めるべきか、またその中で社会教育はどういった役割を担うかを検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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どのような地域に住みたいか、自分なりのイメージを考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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地域づくりにおいて、市民が果たすべき役割とは何かについて、ここまでの授業をふり返りながら考えをまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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【地域参加】 住民が地域に関わるとはどういうことか、参加・参画のモデルについて知り、実際に参加するプロセスについて検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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「地域参加」の方法について、自分であればどうするか考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民が地域に参加するとはどういうことか、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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【参画論】 参画によって市民主体で地域や社会を形成していく過程について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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参加と参画の違いについて考えをまとめ、特に参画の社会的役割について考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民の視点から、社会に参画する方法がどのように想定されるのかを考え、まとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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【取り残される人々】 参加モデルにおける課題として、参加できずに取り残される人々の存在について、障がい児者や高齢者支援の具体例を基に検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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参加することができない場合、どのような要因があり得るか、自分なりに考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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参加を疎外する要因について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育と地域のネットワーク】 地域の多様な人々とつながるネットワークは、社会教育の実践にとって不可欠なものだといえる。本時はそうしたネットワークがどのような形で地域に存在し得るか、社会教育はそこにどのように関わり得るかを検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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地域住民のつながりは、現代社会ではどのような形で考えられ得るか。自分の経験を踏まえ、考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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住民同士のつながりに社会教育がどのように関与し得るか、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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【コミュニティデザイン】 コミュニティデザインの考え方を知り、地域社会を構想するためのプロセスについて具体例を基に考える。
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予習内容 Preparation for Class
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多様な人の存在を前提として、地域づくりを進めるための手法を自分なりに考える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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コミュニティとは何かについて考え、地域社会にアプローチする手法について自分なりにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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【地域の拠点を構想する①】 市民が集まる空間はどのように構想できるか、ワークショップを行い、意見をまとめる。
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予習内容 Preparation for Class
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多様な人々が集まる場の要件について考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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グループで出た意見をまとめておく。また、必要に応じて授業外でも話し合いをしておくこと。
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目安時間 Hours
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4 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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【地域の拠点を構想する②】 市民が集まる空間はどのように構想できるか、ワークショップを行い、意見をまとめる。
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予習内容 Preparation for Class
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多様な人々が集まる場の要件について考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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グループで出た意見をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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【まとめ】 授業全体をふり返る。
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予習内容 Preparation for Class
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これまでの授業内容をふり返り、自分なりに考えをまとめておく。疑問点などがあれば、それもまとめておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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各回のまとめに目を通しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
毎回の授業で、考えをまとめる等の簡単な課題を出し、リアクションペーパーの提出を求める。普段からできるだけ積極的な参加を期待する。
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教科書 Texts |
特に指定しない
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参考書 Reference Books |
塩原良和『現代社会学ライブラリー3 共に生きる 多民族・多文化社会における対話』弘文堂,2014 久田邦明『生涯学習の展開 学校教育・社会教育・家庭教育』現代書館、2015 牧野篤『社会づくりとしての学び 信頼を贈りあい、当事者性を復活する運動』東京大学出版会,2018
この他、授業中に適宜紹介する。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
レポート 50% リアクションペーパー 30% 授業中のワーク等 20%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年03月19日 15時00分37秒
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