授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1HC5007000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
SGQUA302社会教育経営論B
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
SGQUA302社会教育経営論B
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英字科目名 English Name of Subject |
Management Studies for Social EducationB
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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①社会学的な理論と概念に関する知識
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知識・理解
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②現代社会の諸問題に関する知識
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〇
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汎用的技能
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③社会調査の知識・技能
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汎用的技能
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④社会学的考察を伝える実践力
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〇
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態度・志向性
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⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
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統合的な学習経験と創造的思考力
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⑥課題発見力・問題解決力
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◎
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
秋学期
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教員氏名 Name of Teacher |
大山 宏
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
土曜4時限(秋学期)
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授業概要 Course Description |
社会教育という領域は、行政の中の一つの部署としての位置づけだけでなく、もともと地域の住民同士の関係性を基盤とし、住民自身が地域のあり方を検討する主体的な取り組みを支援するものとして発展してきた側面がある。したがって、社会教育について検討する際には、市民による多様な取り組みを念頭に置いたうえで、それらとの連携のあり方を考慮する必要がある。 この授業ではこうした課題意識を前提とし、様々な実践例等を紹介しながら市民と協働で地域社会をつくり上げていく過程について検討していく。特に後期は地域社会に直接関わる現場の動き方や、そこでの職員のあり方について検討し、地域の取り組みを支援することの実態について検討していく。また、実際にそうした支援を行う場合の注意点等についても検討していく等、実践的な内容も扱っていく。 社会教育という領域に関心がある人はもちろん、まちづくり・地域づくり等に関心がある人の、積極的な参加を期待する。
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到達目標 Class Goals |
他者と意見をまとめ、一つの事業をつくり上げる過程を疑似的に経験し、実際に社会教育等の各種事業を執り行うために必要なプロセスについて検討する。 地域社会における市民の多様な取り組みを支援するための、具体的な手法について知る。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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【ガイダンス】 授業の進め方、成績評価等について説明する。
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予習内容 Preparation for Class
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この授業で何を学びたいか、課題意識を整理しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民との連携による地域の構想】 地域社会のあり方への関与について、市民の役割と行政の役割について検討していく。
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予習内容 Preparation for Class
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市民が地域社会のあり方に関与していくための方法について、自分なりに考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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社会教育における市民の役割について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民の活動拠点】 市民活動が行われる拠点はどのように構想されるか、実際の事例を基に検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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社会教育施設が市民の活動拠点となるために、どのような工夫がされているか、地元の社会教育施設等を事例として調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民が集まり、活動を展開しやすいようにするための工夫等について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民活動の目的と社会教育】 市民活動がどのような目的をもって行われているかを整理し、社会教育の視点からの関わり方を検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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自身が関心を持った市民団体を一つ選び、その団体の目的について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民団体がどのような目的を設定しているかについて、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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【市民活動の多様性】 市民団体の目的毎に、どのように連携していくことができるかを事例を基に検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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関心を持った市民団体の目的に対し、自分であればどのようにアプローチするかを考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民団体へのアプローチの方法について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育と地域のネットワーク】 市民団体が地域にどのように関わっているのかを知り、市民団体を通して地域社会にアプローチする手法について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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市民団体の地域での活動拠点について、自身の居住区等を事例に調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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市民団体と地域の関係性について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育職員の役割】 市民が主体的に活動している団体に対し、どのように関わることができるか、事例を基に検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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自身が活動している市民であった場合のことを想定し、どのような支援が欲しいかを考えておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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支援する職員の役割について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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【コーディネーターとしての社会教育】 社会教育職員の役割として、コーディネーターとして位置づけられることがあるが、その意味について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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「コーディネーター」という役割にどのようなイメージを持つか、自分の考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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社会教育職員が何をどのようにコーディネートするのか、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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【人々を巻き込む場①】 多様な市民が集い、ネットワークを構築していくような場を設けるための支援のあり方について、ワークショップを通して検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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多くの人が集うことができるような場となるために必要な要素について、自分の考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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多様な人が集うことのできる場への支援について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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【人々を巻き込む場②】 ワークショップの継続と発表を行う。また、コーディネーターが働きやすい場となるための要素について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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人と人とをつなぐ存在としてのコーディネーターが働きやすくするために、公民館をはじめとした社会教育の施設をどうすれば良いか、考えをまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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コーディネーターが働きやすくなる条件について、授業内容をまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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【学習記録】 社会教育職員が実践にどのように関わっているのか、学習記録を例として現場への向き合い方を検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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自分であれば実践に関わる際にどのようなことに気をつけようと思うか、考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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学習記録から学習過程や議論の流れをどれだけ想起できるか、授業内容をふり返る。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育経営の目的】 ここまでの授業内容をふり返り、実践に関わる際にどこを目指しているのか、社会教育経営の目的や方向性について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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社会教育の存在意義はどこにあると考えるか、これまでの授業全体をふり返っておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業の内容をふり返り、社会教育の社会的役割についてまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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【事業計画】 社会教育経営の目的を果たすために必要となる、年間の事業計画について、ワークショップを通して検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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社会教育の目的を果たすためには、通年でどのような活動を行う必要があるか、考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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事前にまとめておいた自身の考えを見直し、何が足らなかったのかを検討する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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【社会教育の評価】 社会教育事業が実施された後、それらの取り組みをどのように評価し、継続していけば良いかについて、現場の動き方を解説し、検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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社会教育を評価する場合、何を評価項目として考えるか、自身の考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をまとめ、社会教育事業を継続して実施していくための課題について考えをまとめておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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【まとめ】 これまでの授業内容をふり返り、総括を行う。
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予習内容 Preparation for Class
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これまでの授業内容をふり返り、自分なりに考えをまとめておく。疑問点などがあれば、それもまとめておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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各回のまとめに目を通しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
毎回の授業で、考えをまとめる等の簡単な課題を出し、リアクションペーパーの提出を求める。普段からできるだけ積極的な参加を期待する。
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教科書 Texts |
特に指定しない
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参考書 Reference Books |
東京社会教育史編集委員会編『大都市・東京の社会教育 歴史と現在』エイデル研究所,2016 日本社会教育学会編『地域を支える人々の学習支援―社会教育関連職員の役割と力量形成』東洋館出版社,2015 日本社会教育学会編『社会教育職員養成と研修の新たな展望』東洋館出版社,2018 牧野篤『公民館をどう実践してゆくのか 小さな社会をたくさんつくる②』東京大学出版会,2019
この他、授業中に適宜紹介する。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
レポート 50% リアクションペーパー 30% 授業中のワーク等 20%
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月09日 17時56分51秒
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