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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HC5071200
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name SGBAS201社会学の理論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject SGBAS201社会学の理論
英字科目名
English Name of Subject
Foundations of Sociological Theory
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 ①社会学的な理論と概念に関する知識
知識・理解 ②現代社会の諸問題に関する知識
汎用的技能 ③社会調査の知識・技能
汎用的技能 ④社会学的考察を伝える実践力
態度・志向性 ⑤社会を論理的かつ批判的に考察する態度
統合的な学習経験と創造的思考力 ⑥課題発見力・問題解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 矢作 征男
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description まずは近代社会の誕生と社会学創成期の重要な論者デュルケームやウェーバーらを取り上げ、彼らが社会学として「どのようなこと」を「どのようにして」考えていったのか、論理的筋道を追っていくことにする。さらに現代社会を分析する上で重要な論点を示してみせた数人の人物を取り上げていく。それは近代現代社会の進展において彼らがなにを問題化しようとしたのかを再確認することにもなるだろう。

・講義形式にて行う。
・論点・ポイントを板書しながら進めるので、話を聞きながら各自ノートを取る必要がある。(書く量は比較的多めかもしれない)。
・場合に応じてレジュメや資料を配布することもある。
到達目標   Class Goals 社会学が扱う対象をテーマ群に分け各分野を考えるに相応しい道具(概念)を集めるのは大事だが、言葉をたくさん抱えているだけでは仕方ない。まずはいくつかの道具でいいから、どのように求められ、作られ、磨き上げられてきたのかを理解することを通じて手に馴染ませていくといい。そうした所作が身に付いていると、新たに他の道具を手にした際にも不思議と身体が動くものだ。――思考の流れに身を預け、波を乗りこなす、その運動神経を呼び覚ますこと。

・近代《科学》の出現と社会学の位置づけを理解する。
・社会学創成期の重要な社会認識を理解する。
・現代の私たちの社会のあり方を描き出すいくつかの社会学的概念を手に入れる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
オリエンテーション、授業のねらいと予定
予習内容
Preparation for Class
「社会とは何か」「社会学は何をしてきたのか」、まずは漠然とでよいので思いを巡らせておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
ノートを整理しつつ授業内容を反芻し自身の「考える」姿勢を作る。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
近代社会の誕生と社会学(1) --近代科学と社会学
予習内容
Preparation for Class
《科学者》とはどのような人物かイメージを思い描いてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
近代社会の誕生と社会学(2) --《科学的》であること、真理と技術
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
コントとデュルケーム(1) --近代における「社会」の認識とコントの社会学
予習内容
Preparation for Class
「近代社会」と呼ばれているものの特徴は何か自分なりに考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
コントとデュルケーム(2) --《社会的なるもの》
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
ウェーバー(1) --宗教と資本主義、因果の連鎖の逆説
予習内容
Preparation for Class
宗教(信心深さ)と資本主義(営利追求)は結び着きうるのか想像を巡らせてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
ウェーバー(2) --宗教と資本主義、「脱呪術化=合理化」と鋼鉄の外枠
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
パーソンズとマートン(1) --パーソンズの「AGIL図式」、マートンの中範囲の理論
予習内容
Preparation for Class
人の集まりが《社会》とみなされるときそこにはどのような「まとまり」があると言えるのか考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
パーソンズとマートン(2) --マートンの「機能」に関する四つの観点
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
フーコー(1) --死に対する権利と生に対する権力
予習内容
Preparation for Class
《権力》と聞いてイメージするものを頭の中に描いてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
フーコー(2) --20世紀のジェノサイド
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
ブルデュー(1) --文化資本
予習内容
Preparation for Class
自分の「趣味(好み・志向・嗜好)」はどのようなものでありどのように自身の中に出来上がったものなのか自分自身に問うてみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
ブルデュー(2) --慣習行動とハビトゥス
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
ベック(1) --リスク社会
予習内容
Preparation for Class
「あなたの生活に、あなたの身体に、こんな危険が潜んでいますよ」とどんなことが言われているのか点検してみる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
[特別学修回 オンライン授業(オンデマンド方式)]
ベック(2) --科学技術と産業の発展
予習内容
Preparation for Class
前回までのノートを見直し、理屈の流れを振り返っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業時のノートを整理し、論理展開を確認しつつ、自分でも日常生活に事例を探したりたとえ話を考えてみたりする。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
つね日ごろ「人々の振る舞い」に目を見開いておくこと。そして授業中「授業とともに」考えること。教室というその場にただ居るだけではなにも得られない。話を聞きながら頭をフル回転させ、ノートにしたためておくべし。授業内容に託けてリアルタイムのあらゆる話題が飛び交うことになると思う。

*授業の録画、板書の撮影は禁止する
(手と頭を動かし「自分のノート」を作っていくことが肝要。それが自分の中で「理解」というものを生み出していくことになる)

*上述の毎回の「授業計画」は多少進度がずれることもあり得る

◆授業に関する諸注意を講義第1回に述べるので、履修希望者は必ず受講すること
教科書   Texts いわゆる「テキスト・教科書」は使用しない。
参考書   Reference Books ・エミール・デュルケーム『社会学的方法の規準』宮島喬訳、岩波文庫
・マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波文庫
その他講義において適宜紹介する。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・定期試験:100%。

論述試験形式。(持ち込み不可)
授業内容のあるテーマについて十分に説明することが求められる。
したがって、ある程度まとまった分量で論理的に筋道の通った文章を書くことになる。

採点は以下の観点から総合的に行う。「テーマに関する概念・キーワードを使うことができているか」「それぞれの概念・キーワードの理解は適切であるか」「説明を進める上で必要となる諸要素(論点)は充たしているか」「日本語文章として読み手に的確に伝わるものとなっているか」等。

なお、出欠は特に評価には関わらないが、出席せずに(もしくは単に席に着いているというだけでは)試験に合格することはまず困難であろう。つまり講義を聞きながら考えるというプロセスを経ていることが肝要である。
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備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 21時50分06秒