シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HF5055001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 知的障害者福祉論
テーマ   Theme ※事前レポートあり(授業に関する注意事項を参照)
科目名   Name of Subject 知的障害者福祉論
英字科目名
English Name of Subject
Social Welfare for Intellectuly Disabled
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 人間とそれをとりまく社会に対する幅広い教養
知識・理解 社会福祉の政策・制度・理論・実践法の理解
汎用的技能 調査技能、社会福祉の理論の習得と実践
態度・志向性 基本的人権の尊重、諸問題に対峙する志向性
統合的な学習経験と創造的思考力 福祉社会に寄与する能力・感性・創造的思考
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 坂元 暁子
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜4時限(秋学期)
授業概要   Course Description 知的に障害がある人たちの人生の可能性を知り、その上で生活していく上での難しさと支援について学ぶ。
到達目標   Class Goals ・知的に障害がある人たちの生活上の課題を基本的人権の視点から述べることができる。
・知的に障害がある人たちの人生の可能性を広げる方法をソーシャルワークの視点から具体的に述べることができる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
この授業の視点(ソーシャルワークや基本的人権)について。
予習内容
Preparation for Class
シラバス内の「この授業に関する注意事項」に記載した課題をおこない提出する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
ソーシャルワークの国際定義や基本的人権に関する資料(憲法、障害者権利条約、など)を読む。
参考文献:スウェーデン社会庁原著・二文字理明訳「人間としての尊厳 ぼくたち、わたしたちは、みんな、大切な『人間』なんだ」2020現代書館
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
知的障害のある子どもの誕生から成人までの話(知的障害のあるお子さんと家族の暮らしについて知る)
予習内容
Preparation for Class
自分の知的障害のある人の暮らしについての知識(経験含む)とイメージをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業から、実際の知的障害のある人の成長過程と自分の成長過程とを比較する。
参考文献:鈴木啓嗣「子どものための小さな援助論」2011日本評論社、栗原類「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」2016KADOKAWA
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
コミュニケーションとは何か
予習内容
Preparation for Class
コミュニケーションの構成要素について自分で調べる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自分や社会の中で当たり前とされるコミュニケーションやコミュニケーション能力について振り返る。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
障害があるとかないとか
予習内容
Preparation for Class
自分のこれまでの生活や身の回りで出会った知的に障害のある人たちのことについて思い出す。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
障害者と呼ばれる人の気持ち、支援を受ける人の気持ちについての、自分の知識(経験)とイメージをまとめる。自分の日常のさまざまな場面において、知的に障害がある人の立場に立って考えてみる。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
歴史から学ぶ①ナチスドイツによる障害者大量虐殺から、人の価値、専門職の倫理について考える。
予習内容
Preparation for Class
2016年7月26日におこった「相模原市障害者施設殺傷事件」について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
歴史を繰り返さない為におこなうべきことについて検討する。
参考文献:「今日も一日楽しかった」ダウン症のイケメンあべけん太2017年毎日新聞出版
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
・障害が重いとされる人たちについて学ぶ。
・人権とソーシャルワークの視点から障害が重いとされる人を支援することの意義を考える。
予習内容
Preparation for Class
「強度行動障害」「重症心身障害」について調べる。
参考文献:「自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実」スティーブ・シルバーマン著/正高信男・入口真夕子訳2017年講談社ブルーバックス
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
障害が重いとされる人たちの生活の場について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
様々な被害にあいやすい知的に障害のある人たち
予習内容
Preparation for Class
・「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」について調べる。また、法ができるきっかけとなった事件について調べる。
・最近の知的障害のある人が被害者となった事件について調べる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
障害のある人たちが虐待を受けないためにおこなうべきことについて検討する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
知的に障害がある人たちの当事者活動と意思決定
予習内容
Preparation for Class
・「手をつなぐ育成会連合会」の成り立ちについて調べる。
・当事者活動について調べる。
参考文献:「世界を変える知的障害者 ロバートマーティンの軌跡」ジョン・マクレー著:長瀬修監訳・古畑正孝訳2016年現代書館
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自分の身の回りの知的障害のある人たちの当事者活動について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
知的障害のある人たちの結婚と子育てについて知る。
予習内容
Preparation for Class
障害のある人たちの結婚に対する自分の知識(経験を含む)とイメージを振り返る。
参考文献:「ブ~ケを手渡す 知的障害者の恋愛・結婚・子育て」平井威/「ぶ~け」共同研究プロジェクト2016年学術研究出版
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
「障害者権利条約」の家族や子育てに関するところを読み授業内容をもとに自分の意見をまとめる。
参考文献:「初恋ざらり」①~③ざくざくろKADOKAWA(電子書籍あり)
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
歴史から学ぶ②日本における精神障害兵士
予習内容
Preparation for Class
「傷痍軍人(傷病兵)」「軍人恩給」について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
歴史に学ぶ①と②から知的に障害のある人に対する社会のまなざしについて考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
知的障害のある人たちの暮らしの場について考える。
予習内容
Preparation for Class
「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」から支援制度について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
自分の居住地の障害がある人たちの暮らしの場について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
知的に障害のある人たちと犯罪
予習内容
Preparation for Class
「地域生活定着支援事業」について調べる。
参考文献:「累犯障害者」山本譲司2006年新潮文庫、「居場所を探して 累犯障害者たち」長崎新聞社累犯障害者問題取材班2013年長崎新聞社
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
知的障害者が犯罪に関わることになる社会の問題、福祉やその他の制度の問題について検討する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
被害者となりやすい知的に障害のある人たち
予習内容
Preparation for Class
知的に障害のある人たちが暴力や犯罪被害にあった事件について調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業内容をもとに身近な課題を見つける。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
知的障害のある人たちへの支援の可能性について考える
予習内容
Preparation for Class
障害のある成人の人が利用する福祉サービスについて、身近なところや知っているところが具体的にどのようなことを行っているか調べる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
これまでの授業をもとに、知的に障害のある人たちの成人期の支援(福祉サービスに限らず)について考える。
参考文献:木ノ戸昌幸「Swingy days」2016年NPO法人スウィング、小松成美「虹色のチョーク」2017幻冬舎、福森伸「ありのままがあるところ」2019晶文社
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
これまでに学んだことから知的障害のある人に対する社会のあり方について考える。
予習内容
Preparation for Class
自分のこれまでの生活から知的障害のある人たちとの関わりについて振り返る。また今後の生活において知的に障害のある人たちとどのような関わりがあるか考える。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業をもとに知的障害のある人たちとソーシャルワークの役割について考える。
参考文献:木村泰子「ふつうの子なんて、どこにもいない」2019家の光協会
目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
履修に際し、映画「レインマン(米)」「アイアムサム(米)」「学校Ⅱ(日)」のいずれかを観て、①映画の感想②知的障害者福祉論を履修するにあたり疑問に思ったことや関心を持ったこと(2点以上)、を1200字以上(※映画の内容の要約は字数に含まない)にまとめて9月30日までに提出。
教科書   Texts 指定しない
参考書   Reference Books 復習内容のところに記載。あるいは授業内で紹介。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
事前課題含む提出物100%(毎回ワークシートかリアクションペーパーの提出をおこなう。)
関連URL   Related URL
備考   Notes 状況が許せばグループワークをおこないたいと思っています。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分37秒