シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1HF8080001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 聴覚障害教育総論
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 聴覚障害教育総論
英字科目名
English Name of Subject
Education for Children with Hearing Impairments
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 人間とそれをとりまく社会に対する幅広い教養
知識・理解 社会福祉の政策・制度・理論・実践法の理解
汎用的技能 調査技能、社会福祉の理論の習得と実践
態度・志向性 基本的人権の尊重、諸問題に対峙する志向性
統合的な学習経験と創造的思考力 福祉社会に寄与する能力・感性・創造的思考
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 夏季第2期
教員氏名   Name of Teacher 佐渡 雅人
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 集中(夏2)
授業概要   Course Description 聴覚障害を持つ児童生徒に対する支援機器、コミュニケーションなどの近年の様子、教育的な支援方法、生活上の支援方法、家族支援などについて考える子rとで、より良い指導法とはどうあるべきか 基本的な知識を身につける。
到達目標   Class Goals 授業のテーマ及び到達目標
第1次(1〜3回):聴覚障害児のおおまかな実態について理解する。
第2次(4〜5回):聴覚障害児教育とそのコミュニケーション方法について具体例から理解する。
第3次(6〜7回):聴覚障害時教育の教育課程について理解する。
第4次(8〜10回):聴覚障害時に対する言語(特に日本語)指導法について理解する。
第5次(11〜13回):聴覚障害児教育における学習指導について理解する。
第6次(14回)  :聴覚障害時教育におけるこんにち的な課題(通級指導/家族支援/発達障害)について理解する。
第7次(15回)  :世界の聴覚障害児教育について知り、どのような課題があるか考える。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
第1次(計3回)聴覚障害児の実態について
 ⑴人工内耳/聴力測定/さまざまな聴覚障害例
予習内容
Preparation for Class
人工内耳について聴覚障害教育が変化していることを知っておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
聴覚障害教育の変化とこれからの展望について知る。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
(2)手話について
予習内容
Preparation for Class
手話とはどのようなコミュニケーション方法か大まかに学習しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
手話を使用するケース。聴覚の様子や実態によってさまざまな手話があることについて理解する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
(3)人工内耳装用に関する研究報告からの考察
予習内容
Preparation for Class
第1回の講義について読み返しておくことが望ましい。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
人工内耳の普及による課題についてまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
第2次(計2回)
聴覚障害児教育とコミュニケーション方法

(1)聴覚口話法
我が国の純粋な聴覚口話法、視覚的に手指サインと口形➕音声で提示するキュー度スピーチ法などについて知る。
予習内容
Preparation for Class
聴覚口話法について調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
読話、口話、やりとりなど講義に出て来た専門的な用語についてまとめておくと良い。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
(2)手話法
・日本手話と日本語対応手話、手話付きスピーチ
・手話導入校の成果と課題、具体的取り組み例

集中講義1日目 終了後 ショートレポート(A4)
予習内容
Preparation for Class
手話の他にも様々な指導、コミュニケーション方があることを調べておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
手話についてまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
第3次(計2回)聴覚障害児学校における教育課程について

・幼稚部、小学部の教育課程
学習指導要領の解説
自立活動(言語獲得、障害受容)
聾学校の音楽、英語など
予習内容
Preparation for Class
聴覚支援学校と通常校の教育課程について調べておくと良い。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
年少の聴覚障害児の実態についてまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
中学部、高等部、専攻科の教育について
・学習指導要領についての解説
・自立活動について
・進路指導、進路の実際
予習内容
Preparation for Class
中学部、高等部の教育課程と、通常校ととの違いについて理解しておくことが望ましい。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
聴覚障害生徒の実態についてまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
第4次(計3回) 聴覚障害次の日本語指導について

乳幼児、幼児の日本語指導について
予習内容
Preparation for Class
日本語指導習得の前段階として健聴児の言語発達について知っておく事が望ましい。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
聞こえにくいことによる音声言語の習得の困難さを理解し、聞こえにくさをカバーして音声日本語を習得する方法についてまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
小学部低学年の日本語指導について
・主に母語が手話である場合の、日本語習得方法事例
・聴覚口話法実践校の日本語指導について
予習内容
Preparation for Class
手話と日本語の違いについて調べておくと良い。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
やり取りの方法、視覚的な教材についてまとめておく。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
小学部高学年以上の日本語指導と教科指導
・実際のやり取りの様子を比較し、何が重要なことなのかを考える。
・作文指導、読解指導などの実例から問題と解決策を理解する。
予習内容
Preparation for Class
聴覚障害児が書いた作文を提示しておき、どのような内容であるか推測する。
聴覚障害児とのやり取りの実際について考えてみる。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
集中講義2日目終了後、ショートレポートを実施する。前日までとその日の講義内容についての感想と意見についてまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
第5次 (計3回)
聴覚障害児教育における学習指導について

・小学部低学年段階(まだ言語発達が未成熟な場合の子供に対する)指導について(1)
  主に国語科を中心に、教科書の題材を使い解説する。
予習内容
Preparation for Class
10回までの講義を通して言語指導(やり取り、読解、言語事項の習得など)をもとに教科指導の際の課題について考えておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
実際の場面を想定しやり取りを考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
小学部低学年の学習指導(2)
・自立活動、書記表現の実際
・算数における課題と指導の実際
・技術科目(図工、音楽、体育)
予習内容
Preparation for Class
10回までの講義を通して言語指導(やり取り、読解、言語事項の習得など)をもとに教科指導の際の課題について考えておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
実際の場面を想定しやり取りを考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
小学部高学年以降の学習指導、言語指導、生活指導
・各教科の題材指導例について
・聴覚障害教育指導法が通常校の外国語環境の子供たちに対しても有効であると言う実践例(日本人学校での指導例)
予習内容
Preparation for Class
10回までの講義を通して言語指導(やり取り、読解、言語事項の習得など)をもとに教科指導の際の課題について考えておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
実際の場面を想定しやり取りを考える。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
第6次 聴覚障害児教育の今日的課題

通級指導、家族支援、発達障害などについて
・インテグレート増加の影響
・聾学校に在籍する児童生徒の実態の変化
・家族に対する支援(母親だけでなく)の変化と実際の保護者の意識の変化
予習内容
Preparation for Class
障害児を持つ家庭の保護者の意識について文献にあたっておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
課題を通して自分がどのように関わりを考えていくべきか考えをまとめる。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
第7次 世界の聴覚障害教育について

・パリ聾学校
・上海第四聾学校
・各国の近年の様子
予習内容
Preparation for Class
北欧、アメリカの超買う障害教育について文献をあたる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
集中講義3日目終了後 ショートレポート 事前に疑問や考えたことをまとめておくことが望ましい。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
動画を提示して解説する場面もあるので講義には対面で出席することが望ましい。
教科書   Texts 1、中野義逹・斉藤佐和「聴覚障害児の教育」(福村書店)
2、坂本多朗「どうして本を読めるようになったか」(日本保健科学研究所)
*自作の講義内容資料を当日配布します。
参考書   Reference Books 1、中野義逹・斉藤佐和「聴覚障害児の教育」(福村書店)
2、坂本多朗「どうして本を読めるようになったか」(日本保健科学研究所)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
ショートレポート提出(70%)
最終レポート提出(30%)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月19日 15時00分38秒