授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1HF8100000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
SWOPN309障害児・者心理学3(学習)
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
SWOPN309障害児・者心理学3(学習)
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英字科目名 English Name of Subject |
Psychology of Persons with Disabilities 3(Learning)
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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人間とそれをとりまく社会に対する幅広い教養
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知識・理解
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社会福祉の政策・制度・理論・実践法の理解
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◎
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汎用的技能
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調査技能、社会福祉の理論の習得と実践
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態度・志向性
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基本的人権の尊重、諸問題に対峙する志向性
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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福祉社会に寄与する能力・感性・創造的思考
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
秋学期
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教員氏名 Name of Teacher |
福田 哲治
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
水曜5時限(秋学期)
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授業概要 Course Description |
1.「学習」にかかわる発達の理論と情報処理の仕組みについて概観したうえで、発達障害等のある児童生徒が有する学習上の困難の理解と指導方法について学んでいく。 2.特別支援学校のセンター的機能を果たすために、通常の学級における指導の工夫や合理的配慮、通級による指導、特別支援学級における指導など障害の状態や程度に応じた連続的な指導の体系について学ぶ。
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到達目標 Class Goals |
1.重複障害又は発達障害のある児童生徒(以下、「発達障害等のある児童生徒」と呼ぶ)の「学習」の問題を生物・心理・社会的な視点から総合的に検討し理解することができる。 2.発達障害等のある児童生徒の状態や特性により、通級による指導や特別支援学級において特別の教育課程を編成することの意義を理解している。 3.各教科等の指導における発達障害等のある児童生徒の困難さを把握し、自立活動及び自立活動との関連を踏まえた指導個別指導計画を立案することができる。 4.発達障害等のある児童生徒が、他者との関わりの中で「自ら学ぶ力」を身に付け、進んで社会に参画する意欲を育むことの重要性を理解している。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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オリエンテーション: 学力とは何か?
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予習内容 Preparation for Class
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「生きる力を育む資質・能力」について、文部科学省のHPで調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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主要な学習観(行動主義、認知主義、状況主義)の違いについて整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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「個別最適な学び」と「協同的な学び」
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予習内容 Preparation for Class
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「令和の日本型学校教育」について、文部科学省等のHPで調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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「個別最適な学び」と「協同的な学び」の要点を整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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認知の発達と学習
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予習内容 Preparation for Class
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「発達段階」とは何か?Web等で調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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ピアジェの認知発達段階説について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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インクルーシブ教育システムと就学相談
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予習内容 Preparation for Class
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共生社会の形成に向けた、「インクルーシブ教育システム」の構築について、文部科学省等のHPで調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見等を踏まえた就学先の決定の仕組みについて整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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「特別支援学校」と「特別支援学級」の教育課程
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予習内容 Preparation for Class
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様々な障害種別に設置される「特別支援学校」と「特別支援学級」の教育課程ついて参考書等で調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、「特別支援学校」と「特別支援学級」の教育課程や指導の実際について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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人間の情報処理と学習
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予習内容 Preparation for Class
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自身の経験から、効果的な「記憶法」について考える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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「注意」や「記憶」の仕組みについて、認知心理学や脳科学の知見を整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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学習障害の理解と支援① ー学習障害の概念ー
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予習内容 Preparation for Class
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「読む」「書く」ことの困難さの状況と背景について、参考書等で調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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「読む」「書く」ことの困難が学習者の心理面や学習面に与える影響について、疑似体験を通じて理解する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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学習障害の理解と支援② ー「読む」「書く」ことの困難ー
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予習内容 Preparation for Class
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「読む」「書く」ことに困難のある子への支援について、参考書等で調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、「読む」「書く」ことの困難及びその支援方法について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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学習障害の理解と支援③ ー算数領域の困難ー
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予習内容 Preparation for Class
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算数領域(計算する、推論する)の困難の状況やその背景について、参考書等で調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、算数領域の困難及びその支援方法について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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ADHD・ASDの学習困難
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予習内容 Preparation for Class
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ADHD・ASDの特性が学習面に与える影響について考える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、ADHD・ASDの学習困難及びその支援方法について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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授業のユニバーサルデザイン
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予習内容 Preparation for Class
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様々な困難さを有する児童・生徒が共に学ぶために、どのような工夫ができるかを考える。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、授業のユニバーサルデザインの取組について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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「通級による指導」の実際
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予習内容 Preparation for Class
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「通級による指導」について、参考書や文部科学省のHPなどで調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、児童・生徒の障害の状況に応じた「自立活動」と「個別指導計画」の作成について整理する・
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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自ら学ぶ力の育成
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予習内容 Preparation for Class
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自己調整学習、メタ認知について、参考書等で調べる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業を振り返り、子どもが自律的な学習者として成長するための資質・能力について整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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レポートの発表、協議
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予習内容 Preparation for Class
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障害児・者の「学びの多様性」、「個別最適な学び」と「協同的な学び」の一体的な実現について、自分の考えをレポートにまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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他者との協議を通じて得た新たな気付きを加えて、自身のレポートを練り直す。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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特別学修日:小テスト(manaba)
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予習内容 Preparation for Class
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レポートの相互参照
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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レポートの相互参照を通じて得た新たな気付きを加えて、あらためて自分なりの学習観をまとめる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
本講義は、特別支援学校教員免許状取得のための必修科目です。
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教科書 Texts |
なし
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参考書 Reference Books |
①「特別支援学級」と「通級による指導」ハンドブック 田中裕一(監) 東洋館出版社(2019) ②読み書き障害(ディスレクシア)のある人へのサポート入門 河野俊寛+平林ルミ(著) 読書工房(2022)
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
①授業参加意欲・態度(リアクションペーパー、小テスト) 50% ②レポート(協議への参加、内容) 50%
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関連URL Related URL |
①障害のある子供の教育支援の手引ジアース教育新社(2022)文部科学省HP https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1340250_00001.htm ②生徒指導提要(改訂版) 文部科学省 HP https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008_00001.htm ③発達障害情報・支援センター http://www.rehab.go.jp/ddis/
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月18日 20時15分47秒
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