シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1031000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-PUL321行政法2-1(JU4年次/JC/JG/JP生クラス)
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-PUL321行政法2-1
英字科目名
English Name of Subject
Administrative Law 2-1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 清水 晶紀
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 水曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description 税金の徴収からに自然公園の管理に至るまで、現代社会において行政は、色々なレベルで我々の市民生活、社会活動に密接に関連しています。その結果、行政を統制する法である行政法も、「犬も歩けば行政法にあたる」「六法の半分ぶん取る行政法」と言われるほど、我々の身の回りにあふれています。
行政法2では、行政法のうち、行政作用によって損害を被った市民の救済ルール(行政救済法)を検討します。法的救済の内容としては、行為の是正と金銭補填が考えられますが、行政法2-1では、前者に関するルールである行政争訟法のうちの行政訴訟法を、行政法2-2では、行政争訟法の残りの部分と後者に関するルールである国家補償法とを、学んでいきます。この授業の獲得目標は、私たち市民が各々の救済を求めるためにクリアすべきルールを理解し、日常の新聞報道等を「行政法的視点」で説明できるようになることです。この点を常に意識して授業に取り組んでください。
到達目標   Class Goals ・行政救済法の基本的な概念と体系を説明できる。
・抽象的な行政法理論を具体的な事例に応用できる。
・具体的な事例を行政法的視点で把握できる。
・判例の原文や本格的な教科書を独力で読みこなせる。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
イントロダクション:行政救済法の全体像
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト6-1・2(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料を熟読し、その内容を理解できていることを確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
行政救済法の前提となる基礎知識:行政主体・行政機関・行政の行為形式
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト1-3、2-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料を熟読し、その内容を理解できていることを確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(1):処分性①
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト7(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(1):処分性➁
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト7(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(2):原告適格①
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト8-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(2):原告適格➁
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト8-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(3):訴えの利益
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト8-2(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(4):客観的訴訟要件
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト8-3・4・5(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(5):審理手続
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト9-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(6):判決の種類と効力
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト9-2(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
取消訴訟(7):仮の救済
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト9-3(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
その他の行政訴訟(1):無効等確認訴訟・不作為の違法確認訴訟
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト10-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
その他行政訴訟(2):義務付け訴訟・差止訴訟
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト10-1(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
その他の行政訴訟(3): 当事者訴訟・民衆訴訟・機関訴訟
予習内容
Preparation for Class
板垣テキスト10-2・3(または他の参考図書の該当部分)を読んでおく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
講義資料と判例百選の該当ページを熟読し、小テストで理解度を確認する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ・講義全体に対する質疑応答・manabaでの最終課題提出
予習内容
Preparation for Class
これまでの講義資料に一通り目を通しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
最終課題の採点基準と総評を確認し、自らの回答を見直す。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・毎週、講義資料を前日までにmanabaでアップしますので、ダウンロードして授業に臨んでください。
・受講生のみなさんは、講義受講後、manabaで小テストに回答してください。
・各回の講義について、疑問点があれば、小テストの回答と同時に送信してください。次回講義の冒頭で解説します。
教科書   Texts 判例集として、齋藤誠=山本隆司編『行政判例百選Ⅱ【第8版】』(有斐閣・2022)を指定します。
授業時にレジュメを配布するため、特にテキストは指定しませんが、予習復習の便宜のため、レジュメには、板垣勝彦『公務員をめざす人に贈る行政法教科書〔第2版〕』(法律文化社・2023)の該当ページを示すことにします。
参考書   Reference Books 初回の授業で参考図書の詳しい紹介をしたいと思いますが、独力で読み進められる参考書として、板垣・前掲書、正木宏長他『入門行政法』(有斐閣・2023)藤田宙靖『行政法入門〔第7版〕』(有斐閣・2016)を紹介しておきます。自分に合うものを選んで、予習復習に役立ててください。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・毎回の小テスト(manabaで出題)5点×12回=60点(第1回、第2回、第15回を除く)。
・最終課題40点。
関連URL   Related URL
備考   Notes 行政法は、司法試験や行政書士試験といった資格試験や、多くの公務員試験において、必修の試験科目となっています。行政法2-1では、これら試験の受験希望者にも役立つように、行政法学の通説的な体系に沿って講義を行う予定です。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年01月21日 12時46分51秒