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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1052000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CIL352民事訴訟法2(JU生クラス)
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-CIL352民事訴訟法2
英字科目名
English Name of Subject
Civil Procedure 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 畑 宏樹
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 木曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 民事第1審手続の終局(裁判によらない訴訟の完結、判決による訴訟の終了)についての基礎的知識を学ぶとともに、判決の効力についての正確な理解の定着を図る。あわせて、民事訴訟法1で学んだ知識を前提としつつ、民事訴訟法学において難しめとされる諸問題について扱う。講義形式で授業を進める。
到達目標   Class Goals 判決の効力(既判力)についての正確な理解を目指す。
民事訴訟法1で学んだ知識を前提としつつ、民事訴訟法学において難しめとされる諸問題について、自説が展開できるようにする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
当事者の意思による訴訟の終了
1.訴訟終了の局面における処分権主義
2.訴えの取下げ
3.請求の放棄・認諾
4.訴訟上の和解
5.認諾・放棄、訴訟上の和解の効力  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書167~176頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
裁判による訴訟の終了
1.裁判および判決の種類
2.判決の成立、言渡し
3.終局判決の効力  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書176~180頁、183~186頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
既判力とは/既判力の時的限界
1.判決の確定時期
2.既判力とは、既判力の作用
3.既判力の時的限界
4.基準時後にする形成権行使の可否  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書186~192頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
既判力の客観的範囲
1.既判力の客観的範囲についての原則と例外
2.解釈論上の例外(争点効など)
3.信義則による調整論  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書193~196頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
既判力の主観的範囲(1)
1.既判力の主観的範囲についての原則と例外
2.反射効   など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書198~201頁、204頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
既判力の主観的範囲(2)
1.対世効を有する判決
2.法人格否認による既判力の拡張  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書201~202頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
一部請求
・判例・学説において多くの議論がある一部請求に関連する諸問題をまとめて扱う。
1.一部請求とは
 処分権主義、試験訴訟の必要・過失相殺についての外側説
2.一部請求後にする残額請求の可否
 既判力の客観的範囲との関連性
3.時効の完成猶予効の及ぶ範囲
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書34~35頁、196~198頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)91~96頁、262~271頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
重複訴訟の禁止
1.相殺の抗弁と重複訴訟の禁止
 訴え先行型、抗弁先行型
2.一部請求の残額でもってする相殺の可否
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書79~83頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)97~102頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
訴えの利益
1.確認の利益に関する判例法理(とくに過去・将来の法律関係の確認)の検討
2.確認の利益喪失論  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書35~41頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)61~72頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
弁論主義に関する諸問題
1.弁論主義の適用対象となる事実は何か
2.弁論主義に関連する過去の事例分析
3.釈明義務の範囲  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書98~106頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)149~169頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
証拠収集制度(1)
1.文書送付嘱託・調査嘱託
2.文書提出命令
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書125~129頁、145~154頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)221~237頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
証拠収集制度(2)
1.当事者照会
2.証拠保全
3.提訴前の当事者照会
4.提訴前の証拠収集処分
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書117頁、127~128頁、129~130頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)242~246頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
証明責任と立証の負担軽減策
1.証明責任判決によることの妥当性
2.証明負担の軽減策(法律上のもの、解釈論によるもの)  など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書162~166頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。
参考書(LP)195~205頁、212~216頁についての理解を深めておく。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
訴訟行為論
1.訴訟行為とは
2.訴訟行為への私法法規の適用
3.当事者の欠席   など
予習内容
Preparation for Class
事前にmanabaで配信されるレジュメに沿って教科書106~115頁を読み、理解できなかったところを整理しておく。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
manabaで配信される復習問題に回答する。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
まとめ
予習内容
Preparation for Class
第1回~第14回までの授業内容をもう一度振り返り、期末試験対策を進めておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
期末試験の講評を見て自分の答案と見比べておくこと。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
本科目は、民事訴訟法1の続きの部分を扱うとともに、民事訴訟法1で学んだことをさらに深く掘り下げることを意図しておりますので、民事訴訟法1を履修済みであることが望ましく、かつ、十分に復習をしたうえで、授業に臨んで下さい。
教科書   Texts 安西明子ほか『民事訴訟法[第3版]』(有斐閣、2023)
参考書   Reference Books ・山本和彦編『LawPractice民事訴訟法〔第4版〕』(商事法務、2021)〔LPと略記する〕
・高田裕成ほか編『民事訴訟法判例百選[第6版]』(有斐閣、2023)
※LPは2024年4月をメドに〔第5版〕刊行予定。(復習内容としてLPのページを掲げているところがありますが、当該ページ数は〔第4版〕のものですのでご注意ください。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
平常点(20%)+定期試験(80%)で評価します。平常点については、毎授業回後に課される復習問題の成績を用います。
相対評価です。評価割合は、S評価…10%以内、A評価…20%程度、B評価…30%程度、C評価およびそれ以外の評価…40%程度を目安とします。
関連URL   Related URL
備考   Notes 法曹コース指定科目のクラスです。法曹コース生は必修です。
※法曹コースに所属していない学生も履修できます。
対面授業を予定しています。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 21時42分55秒