シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1058000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CRL332刑事訴訟法2
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-CRL332刑事訴訟法2
英字科目名
English Name of Subject
Criminal Procedure 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 村瀨 健太
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 火曜4時限(春学期)
授業概要   Course Description 犯罪が発生したと思われる場合、当該行為は本当に発生したのか、あるいは誰がそのような行為を行ったのかなどについて確認する必要があります。それを確認するための手続が、刑事手続です。
憲法31条以下および刑事訴訟法は、刑事手続に関する様々な規定を置いています。
この授業では、刑事手続のうち、公訴提起から裁判の確定までの第一審手続の基本的事項を学びます。
到達目標   Class Goals この授業を通じて受講生のみなさんが到達すべき目標は以下の通りです。
① 刑事手続における公判手続の基本事項について、制度趣旨や判例・裁判例を理解すること。
② 応用的な事例にも対処することができる基礎を身につけ、将来運用できるような実力を身につけること。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
被告人及び弁護人に関する諸問題
1. 被告人の確定
2. 被告人の訴訟能力
3. 被告人の出頭確保
  3-1. 被告人の出頭義務
  3-2. 起訴後の勾留
  3-3. 保釈及び勾留の執行停止
4. 必要的弁護
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
公判手続の概要
1. 手続の進行と内容
2. 弁論の分離・併合
3. 公判手続の停止・更新
4. 証拠調べの手続
5. 証人尋問
  5-1. 証人の保護
  5-2. 被害者参加
6. 被告人質問
7. 鑑定
8. 簡易公判手続及び即決裁判手続
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
裁判員裁判及び公判前整理手続
1. 裁判員の参加する裁判
2. 公判前整理手続
3. 期日間整理手続
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
訴因 1
1. 訴因制度
2. 訴因の特定
3. 起訴状一本主義、余事記載
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
訴因 2
1. 訴因変更の要否
2. 訴因変更の可否
3. 訴因変更命令
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
証拠法の一般法則 1
1. 証拠の意義・種類と事実認定
2. 証拠能力と証明力
3. 証拠裁判主義
4. 厳格な証明と自由な証明
5. 自由心証主義
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
証拠法の一般原則 2
1. 証拠の関連性
  1-1. 関連性の意義
  1-2. 悪性格・類似行為の立証
  1-3. 科学的証拠
2. 証明の必要
3. 証明の程度
4. 挙証責任と推定・挙証責任の転換
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
自白の任意性に関する法則
1-1. 自白法則の趣旨
1-2. 約束による自白
1-3. 偽計による自白
1-4. 違法な手続で獲得された自白
1-5. 派生証拠の証拠能力
1-6. 任意性の立証
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
自白の補強法則
1. 補強法則の趣旨
2. 補強証拠の内容
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
伝聞証拠
1. 伝聞証拠の意義
  1-1. メモ
  1-2. 伝聞供述
  1-3. 再伝聞
2. 写真・録音テープ・ビデオテープ
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
伝聞例外 1
1. 供述代用書面
  1-1. 供述書と供述録取書
  1-2. 被告人以外の者の供述を内容とする書面
2. 検証調書・実況見分調書
3. 鑑定書
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
伝聞例外 2
1. 特に信用すべき書面
2. 同意書面・合意書面
3. 証明力を争うための証拠
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
違法収集証拠排除法則の根拠及びその範囲
1. 違法収集証拠排除法則の根拠
2. 証拠排除の基準
3. 派生証拠の証拠能力
4. 排除申立適格
5. 当事者の同意の効果
6. 私人による違法収集証拠
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
裁判
1. 裁判の意義と種類
  1-1. 裁判の成立
  1-2. 形式裁判
  1-3. 実体裁判
  1-4. 有罪判決
  1-5. 量刑
2. 裁判の効力
  2-1. 裁判の確定と効力
  2-2. 内容的拘束力(内容的確定力)
  2-3. 一事不再理効
    2-3-1. 一事不再理効の意義・根拠
    2-3-2. 一事不再理効の発生事由
    2-3-3. 一事不再理効の客観的範囲
    2-3-4. 一事不再理効の時間的範囲
予習内容
Preparation for Class
manabaにアップロードする資料を読んできてください。
また、関連判例についても目を通してきてください。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
各自の使用する教科書および参考書の該当箇所を読んでください。
また、授業資料の課題に取り組んでください。
目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
総括
予習内容
Preparation for Class
定期試験で出題された内容について、教科書および参考書の該当箇所をよく読んでおいてください。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
わからなかった点などについて、教科書および参考書の該当箇所を読むなどして、疑問を解消してください。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
予習および復習は必ず行ってください。
最新版の六法を必ず持参してください。
授業時に発言を求める場合があります。その際には積極的に発言してください。
わからないことは、いつでも質問してください。
教科書   Texts 教科書については特に指定しません。初回の授業で刑事訴訟法に関する主な教科書について説明しますので、自分にあった教科書を選択してください。参考として、以下の教科書を掲げておきます。
① 宇藤崇・松田岳士・堀江慎司『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2018年)
② 酒巻匡『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2020年)
③ 上口裕『刑事訴訟法〔第5版〕』(成文堂、2021年)
参考書   Reference Books 判例・裁判例を深く理解するための文献として、以下を掲げます。
① 大澤裕=川出敏裕編『刑事訴訟法判例百選〔第11版〕』(有斐閣、2024年3月発行予定)
② 松田岳士=宮木康博『刑事訴訟法判例集』(有斐閣、2023年)
③ 葛野尋之・中川孝博・渕野貴生編『判例学習 刑事訴訟法〔第3版〕』(法律文化社、2021年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験(100%)により評価します。
定期試験は、論文式試験(事例問題)です。この授業は相対評価を採用し、評価割合は、S評価:10%以内、A評価:20%程度、B評価:30%程度、C評価およびそれ以外の評価:40%程度を目安とします。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 12時25分15秒