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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1066000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-CIL332契約法2(JU生クラス)
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-CIL332契約法2
英字科目名
English Name of Subject
Law of Contract 2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 大野 武
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 契約法2では、民法債権編第2章契約第1節総則、契約の成立(民521条~民532条)、契約の効力(民533条~民539条)、契約上の地位の移転(民539条の2)、契約の解除(民540条~民548条)、定型約款(民548条の2~民548条の4)を扱う。
到達目標   Class Goals 契約法2では、契約総論、契約の成立、同時履行の抗弁権、危険負担、第三者のためにする契約、契約上の地位の移転、契約の解除、定型約款を講義する。契約法1で具体的な契約類型の知識を得たが、ここでは契約法の基本的な考え方、重要な裁判例・学説を典型例とともに理解し、契約の共通ルールを修得し、解釈、運用する力を養うことを目標とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング非対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕ガイダンス、契約総論
〔扱う内容〕ガイダンスを行い、これから学習する契約法の構成、契約にはどのような種類があるか、契約自由の原則について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.ガイダンス
2.契約法の構成
3.契約の分類・種類
4.契約自由の原則
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野2-20頁、潮見Ⅰ1-4頁、12-15頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕契約の成立
〔扱う内容〕 契約の成立について、諾成契約の原則とその例外、契約の成立時期(申込みと承諾)について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.諾成契約の原則とその例外
2.申込みと承諾
3.契約の成立時期
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野21-28頁、潮見Ⅰ17-26頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 契約前の責任、契約締結後の事情変更
〔扱う内容〕 契約締結過程における契約交渉当事者の義務、事情変更の原則、契約上の給付が不能である場合の法律関係等について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.契約前の責任
 契約交渉段階における注意義務違反
2.事情変更の原則
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野3頁、34-35頁、潮見Ⅱ4-12頁、百選3-4、40事件
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕契約内容の規制:定型約款
〔扱う内容〕約款の意義、定型約款、懸賞広告について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.約款による契約
不当条項規制
2.定型約款
3.懸賞広告
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野8-10頁、29-33頁、潮見Ⅰ26-35頁、百選35事件
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕同時履行の抗弁権(1)要件と効果
〔扱う内容〕 双務契約において同時履行の抗弁権がどのような場合に認められるか、またその効果について学ぶ。
〔扱う項目〕 1.同時履行の抗弁権
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野44-60頁、潮見Ⅰ37-40頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕同時履行の抗弁権(2)、不安の抗弁権
〔扱う内容〕 同時履行の抗弁権の続き、不安の抗弁権について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.同時履行の抗弁権
2.不安の抗弁権
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野44-60頁、潮見Ⅰ40-45頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕タイトル 危険負担(1)
〔扱う内容〕 危険負担の制度が改正法によって、どう変わったか、解除との関係を説明する。
〔扱う項目〕 1.危険負担制度の改正
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
平野61-66頁、潮見Ⅰ64-71頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 危険負担(2)
〔扱う内容〕 双務契約において危険負担がどのような場合に問題となり、その場合に契約上の債権債務がどうなるかについて、説明する。
〔扱う項目〕 1.危険負担の原則と例外
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野61-66頁、潮見Ⅰ64-71頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕小括・答案・レポート作成練習
〔扱う内容〕問題演習
〔扱う項目〕第1回から第8回までのテーマのいずれかの問題演習と解説
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
第1回から第8回の教科書、参考書該当部分
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕契約の解除(1)概論
〔扱う内容〕 解除が何を目的とした制度か、改正法でどのように変わったかについて解説を行う。
〔扱う項目〕
1.解除の意義
2.解除の目的
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野67-89頁、108頁、潮見Ⅰ49-52頁、百選なし
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 契約の解除(2)契約の解除の要件
〔扱う内容〕 債務不履行を理由とする解除が認められる要件について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.契約の解除の要件
2.催告解除・無催告解除
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野67-89頁、潮見Ⅰ53-60頁、百選37-38事件
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 契約の解除(3)解除の効果
〔扱う内容〕 解除権が行使された場合の効果について学ぶ。
〔扱う項目〕
1.解除権行使の効果
2.解除の遡及効
3.原状回復
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野90-107頁、潮見Ⅰ60-64頁、百選40事件
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 契約の解除(4)発展問題
〔扱う内容〕 解除の要件をめぐる問題として継続的契約の解除、複合契約の解除を取り上げ、解除の効果をめぐる問題として、解除と第三者を取り上げる。
〔扱う項目〕
1.複合契約における解除
2.継続的契約における解除
3.解除と第三者
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野80-81頁、90-103頁、202-205頁、潮見Ⅰなし、百選39事件
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕 第三者のためにする契約、契約上の地位の移転
〔扱う内容〕 第三者のためにする契約と契約上の地位の移転について扱う。
〔扱う項目〕
1.第三者のためにする契約
2.契約上の地位の移転
予習内容
Preparation for Class
上記〔扱う項目〕の教科書該当箇所を読み、授業での学習ポイントを絞る。
教科書:平野35-42頁、潮見Ⅰ45-48頁、百選なし。
目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
授業で学習した内容に基づき、教科書該当箇所の熟読および授業で紹介された判例を判例百選などの判例集ないし評釈を熟読して知識の定着を図る。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
〔テーマ〕総括
〔扱う内容〕契約法2の重要項目を概観する。
予習内容
Preparation for Class
契約法2で取り扱った重要判例を判例百選などの判例集で確認する。 目安時間
Hours
3 時間
復習内容
Review of Class
特別学修回設定日に公開する解説を学習することにより知識の定着を図る。 目安時間
Hours
1 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
・レジュメは、manabaから事前にダウンロードしておくこと(教場では配布しない)。
教科書   Texts ・平野裕之『コア・テキスト 民法V 契約法〔第2版〕』(新世社・2018)
・教科書に沿って授業を進めるため、必ず教科書と六法を用意すること。必要に応じてレジュメも配布する。
参考書   Reference Books ・窪田充見・森田宏樹編『民法判例百選Ⅱ 債権〔第9版〕』(有斐閣・2023)
・潮見佳男『基本講義債権各論Ⅰ 契約法・事務管理・不当利得〔第4版〕』(新世社・2022)
・潮見佳男ほか編著『Before/After民法改正〔第2版〕』(弘文堂・2021)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間外にmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
・評価基準配分は、論文式試験:100%とする。
・ただし、欠席1回につき1点減点する(出欠確認は10回、最大10点の減点)。
・評価方法は、相対評価を採用する。評価割合は、S評価:10%以内、A評価:20%程度、B評価:30%程度、C評価およびそれ以外の評価:40%程度を目安とする。
・初回オリエンテーションにて評価基準の詳細を説明する。
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備考   Notes 法曹コース指定科目のクラスのため。法曹コース生は必修である。
※法曹コースに所属していない学生は選択必修である。。
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月16日 16時33分15秒