シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1170000
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-LTH361英米法1-1
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-LTH361英米法1-1
英字科目名
English Name of Subject
Anglo-American Law 1-1
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 大久保 優也
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜3時限(春学期)
授業概要   Course Description 本講義では、今後さらに日本法を深く勉強していくために、日本法に影響を与えている英米法の基本的特徴・考え方について学ぶ。具体的には、イギリス法の形成過程をたどりながら、コモン・ローとエクィティ、法の支配、判例法主義と先例拘束の原理、陪審制度等を取り扱う予定である。また、英米法と対をなす法体系である「大陸法」との比較を行うことで、英米法の基本的特徴を明らかにする。
到達目標   Class Goals 本講義では、今後比較法研究を行う前提として必要な英米法の基本的な特徴・考え方を理解し、英米法が比較法体系においてどのように位置づけられるか、また、そのように分類される特徴とは何かを説明できるようになることを到達目標とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
授業ガイダンス/英米法を学ぶ意義について: 英米法研究の意義と研究方法について理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「序論 イギリス法を学ぶ意義とは?」を読み、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
近代日本法と西洋法の継受、英米法系と大陸法: 近代日本法の形成過程をたどり、わが国がどのように西洋法を継受してきたのかを理解し、英米法系と大陸法系を比較し、英米法の特徴を概観する。
予習内容
Preparation for Class
近代日本法がどのような形成過程をたどってきたのか、また、英米法系と大陸法系の特徴の差異について文献調査し、学習した内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
コモン・ロー: コモン・ローの形成過程をたどり、その歴史的背景を理解するともに、現在におけるコモン・ローの運用実態について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P15~21、参考文献等を利用してコモン・ローが成立してきた歴史的な背景を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
エクィティ: エクィティの形成過程をたどり、その歴史的背景を理解するとともに、現在におけるエクィティの意義について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P21~25、参考文献等を利用してエクィティが成立してきた歴史的な背景及びコモン・ローとの関係を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
判例法主義: 第一次的な法源としての判例法について理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P61~77、参考文献を利用して、判例主義とはどのような考え方か、又その背景にある歴史、思想について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
先例拘束の原理: 先例拘束の原理の内容を理解するともに、先例拘束の原理の変容について検討を加える。
予習内容
Preparation for Class
教科書P61~77、参考文献を利用して、先例拘束の原理の内容について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
法の支配: 法の支配という観念が発展してきた歴史的背景を検討し、法の支配の内容を理解する
予習内容
Preparation for Class
教科書P119~136、参考文献を利用して、法の支配の内容・歴史的な背景を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
制定法の解釈: イギリス法における制定法の意義を学び、大陸法との解釈方法の違いについて理解する。
予習内容
Preparation for Class
参考文献等を利用して、イギリスにおける議会主権の意義を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
私人による法の実現: 英米法で、法の実現において私人がどのような役割を果たすことを求められているのかを理解する。
予習内容
Preparation for Class
参考文献等を利用して、私人が自力で権利を実現するために、英米法ではどのような方策があるのかを調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
イギリスの法律家制度: イギリスにおいて法曹がどのように育成されているか等について、日本法と比較して理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P78~99、参考文献を参考に、イギリスの法律家制度について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
陪審制度(1) 陪審制度の起源および歴史、grand juryとpetty juryの違い、陪審の制度的枠組みについて理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P100~118、参考文献を利用して、陪審制度が歴史的にどのように発展してきたのかを整理し、箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
陪審制度(2): 陪審制の長所・短所、陪審制度から見える英米法の特徴について理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P100~118、参考文献を利用してイギリスの陪審制度について調査し、わが国の裁判制度との違いを箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
イギリス法とヨーロッパ: ヨーロッパの法理論・法実務が、現代イギリス法の発展にどのように寄与してきたのかを理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書P161~179、参考文献を利用して。ヨーロッパの法理論・法実務がイギリス法にどのように影響を与えてきたのかを調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、内容を整理し直す。疑問点があれば調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
定期試験及び解説
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
定期試験の復習。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
講義全体の総括
予習内容
Preparation for Class
定期試験問題の解きなおし、配布資料で指示された調査を行う。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を復習すること。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
教科書及びレジュメに基づいて講義を進める。講義内でリアクションペーパーに、予習してきたこと、授業中に理解したことや疑問点を書いてもらい、リアクションペーパーの内容について次回授業で概括し、必要であれば補足説明を行う。 私語等、講義中に周りの者に迷惑をかける行為は厳禁であり、悪質な者には退席を求める。
教科書   Texts 戒能通弘・竹村和也『イギリス法入門』(法律文化社、2018年)
参考書   Reference Books 田中英夫『英米法総論 上下』(東京大学出版会、1980年)、加藤紘捷『概説イギリス憲法 第2版』(勁草書房、2015年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験100% 相対評価。評価割合は、S評価…10%以内、A評価…20%程度、B評価…30%程度、C評価およびそれ以外の評価…40%程度を目安とする。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月21日 09時28分27秒