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授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KC1171001
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name 英米法1-2
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject 英米法1-2
英字科目名
English Name of Subject
Anglo-American Law 1-2
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、科学などに関する幅広い教養
知識・理解 法に関する基本的な知識および体系的な理解
汎用的技能 価値観の違いを理解しようとする姿勢
汎用的技能 公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
態度・志向性 社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
統合的な学習経験と創造的思考力 社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 秋学期
教員氏名   Name of Teacher 大久保 優也
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 金曜6時限(秋学期)
授業概要   Course Description 本講義では、英米法についてより理解を深めるために、イギリス法とは異なる発展の仕方を遂げてきたアメリカ法の基本的特徴・考え方について学ぶ。具体的には、アメリカ法の前提となっている歴史・思想的背景、アメリカ法の法源、違憲審査制度、裁判制度、連邦と州との関係、法曹制度の基本的枠組みを取り扱う。英米法と対をなす法体系である「大陸法」とともに、イギリス法との違いを意識することで理解を深める。授業内では、合衆国最高裁判所の判例等を利用して、アメリカ法の実態をとらえていく。
到達目標   Class Goals 本講義では、イギリス法を継受したアメリカ法の基本的枠組みを学ぶことで、英米法の発展及びその特徴を理解することを到達目標とする。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
授業ガイダンス: わが国におけるアメリカ法の継受 わが国の法律学においてアメリカ法がどのような影響を及ぼしているかを理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「1 アメリカ法研究の意味」を読み、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ法の歴史: アメリカ法の形成過程をたどり、アメリカ法が、イギリス法を継受し、又、イギリス法から離脱していった点について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「3.アメリカ法の形成」、参考文献等を利用して、アメリカ法がどのように形成されてきたのかを学び、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ法の思想的背景: アメリカの法文化の背景にある思想に関して検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「4 アメリカ法の法文化的背景」「11 法律家の考え方」、参考文献を利用して、アメリカ法がどのような思想に基づいて形成されてきたのかを調査し、内容を箇条書きでまとめてくる 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ法の法源(1): アメリカ法における法源の種類、第一次的な法源としての判例法と、先例拘束の原理の変容について理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「5 法源論」「6 判例法主義」、参考資料を利用して、アメリカ合衆国における判例法主義の考え方を学び、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ法の法源(2): 法源としての制定法その他、とりわけ、憲法の解釈方法について理解する。
予習内容
Preparation for Class
参考文献等を利用して、アメリカ合衆国憲法の成立過程や内容を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
違憲審査制度(1): アメリカ合衆国における違憲審査制度の成立とその本質について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「7 司法権の優越」、参考文献等を利用して、アメリカ合衆国において違憲審査制度がどのように成立してきたのかを調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
違憲審査制度(2): アメリカ合衆国における違憲審査制度の運用実態について理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「7 司法権の優越」、参考文献等を利用して、現在のアメリカ法において違憲審査制度が果たしている役割を調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
陪審制度: アメリカ合衆国における陪審制度について、イギリス法と比較して検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「8 陪審制度と訴訟手続」、参考文献等を利用して、アメリカの陪審制度について調査し、日本の制度の違いを箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
手続きの基本構造、非刑事手続き: アメリカ合衆国における訴訟手続きの基本構造(証拠法則等)、金銭賠償を中心に、アメリカ合衆国における権利の救済手段についてについて理解する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「8 陪審制度と訴訟手続」、参考資料を利用して、アメリカの証拠法則、権利救済手続きについて調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
刑事手続き: アメリカ合衆国における刑事司法手続きについて検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「8 陪審制度と訴訟手続」、参考文献等を利用して、アメリカの刑事手続きの流れについて調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ合衆国の連邦制度(1): アメリカ合衆国の連邦制、州の立法権と連邦の立法権の関係について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「9 連邦法と州法」、参考資料を利用して、アメリカの連邦法と州法の関係について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
アメリカ合衆国の連邦制度(2): 連邦の裁判権と州の裁判権の関係について検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「9 連邦法と州法」、参考資料を利用して、アメリカ合衆国における連邦と州の裁判管轄について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
アメリカの法曹: アメリカ合衆国の法曹制度、法律家の養成について、イギリス法と比較して検討する。
予習内容
Preparation for Class
教科書「10 法律家」、参考文献を利用して、アメリカの法律家制度について調査し、内容を箇条書きでまとめてくる。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
教科書・配布資料を読み返し、予習した内容を整理し直すこと。疑問点があれば、調査しまとめること。 目安時間
Hours
2 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
定期試験及び解説
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業内容を復習する。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
定期試験の復習。 目安時間
Hours
2 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
講義全体の総括
予習内容
Preparation for Class
定期試験問題の解きなおし、配布資料で指示された調査を行う。 目安時間
Hours
2 時間
復習内容
Review of Class
配布資料を復習すること。 目安時間
Hours
2 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
教科書及びレジュメに基づいて講義を進める。講義内でリアクションペーパーに、予習してきたこと、授業中に理解したことや疑問点を書いてもらい、リアクションペーパーの内容について次回授業で概括し、必要であれば補足説明を行う。 私語等、講義中に周りの者に迷惑をかける行為は厳禁であり、悪質な者には退席を求める。
教科書   Texts 伊藤正己 他『アメリカ法入門(第5版)』(日本評論社、2012年)
参考書   Reference Books 樋口 範雄『アメリカ法判例百選』樋口他編(有斐閣、2012年)、丸田隆『現代アメリカ法入門』(日本評論社、2016)、田中英夫『英米法総論 上下』(東京大学出版会、1980年)
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
定期試験100% 相対評価。評価割合は、S評価…10%以内、A評価…20%程度、B評価…30%程度、C評価およびそれ以外の評価…40%程度を目安とする。
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年03月21日 14時09分47秒