授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1KC1252000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
演習(対面授業)
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授業名称 Class Name |
J-SET313専門演習C(民訴)
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
J-SET313専門演習C(民訴)
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英字科目名 English Name of Subject |
Seminar for prospective legal professionals C
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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法に関する基本的な知識および体系的な理解
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〇
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汎用的技能
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公正、論理的判断と柔軟な思考による解決力
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◎
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態度・志向性
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社会貢献する意欲、価値観の違いの理解姿勢
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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社会貢献する意欲と、問題発見・解決力
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〇
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
春学期
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教員氏名 Name of Teacher |
畑 宏樹
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
木曜3時限(春学期)
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授業概要 Course Description |
民事訴訟法1・2で扱わなかった「複雑訴訟(複数請求訴訟、多数当事者訴訟)、上訴・再審、略式手続(少額訴訟など)」を学ぶ。 授業は、予習を前提に、教員と受講生との質疑応答で進められる。
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到達目標 Class Goals |
「複雑訴訟(複数請求訴訟、多数当事者訴訟)、上訴・再審、略式手続(少額訴訟など)」の基本的事項について、正確な知識の定着を目指すとともに、基本的な重要論点については、判例・学説を踏まえた私見の構築を目指す。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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複数請求訴訟の概観、訴えの客観的併合 ・複数請求訴訟(1つの訴訟手続において数個の請求が定立されている場合)の存在を知る。 ・複数請求訴訟のうち、訴えの客観的併合について学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書206~211頁を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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訴えの変更、反訴、中間確認の訴え ・複数請求訴訟のうち、訴えの変更、反訴、中間確認の訴え(いずれも、訴訟手続の途中から複数請求訴訟となる場合)について学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書211~217頁と、百選32事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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多数当事者訴訟の概観、通常共同訴訟 ・多数当事者訴訟(1つの訴訟手続において訴訟当事者の一方または両方が複数いる場合)の存在を知る。 ・多数当事者訴訟のうち、通常共同訴訟について学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書218~222頁と、百選90事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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必要的共同訴訟(1)-固有必要的共同訴訟 ・多数当事者訴訟のうち、必要的共同訴訟について学ぶ。とくに、その一類型である固有必要的共同訴訟となるべき場合について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書222~226頁と、百選92~95事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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必要的共同訴訟(2)-類似必要的共同訴訟 ・必要的共同訴訟のもう1つの類型である類似必要的共同訴訟となりうる場合について検討する。 ・また、必要的共同訴訟の審理方式について学ぶ。 ・共同訴訟参加もこの回で扱う。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書223頁、226~227頁、241頁と、百選96・A29事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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同時審判申出共同訴訟 ・多数当事者訴訟のうち、同時審判申出訴訟について学ぶ。 ・また、これとの対比で、訴えの主観的予備的併合、訴えの主観的追加的併合についても学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書227~231頁と、百選A28・91事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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補助参加(1)-補助参加の利益 ・補助参加(係属中の訴訟に当事者以外の第三者が一方を援助するために参加する場合)について学ぶ。とくに、補助参加の利益について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書231~233頁と、百選92~97事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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補助参加(2)-参加的効力 ・引き続き、補助参加について学ぶ。とくに、参加的効力(補助参加人に対する裁判の効力)について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書233~234頁、241頁と、百選98事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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独立当事者参加 ・独立当事者参加について学ぶ。とくに、独立当事者参加における権利主張参加について検討する。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書236~241頁と、百選100~103事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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訴訟告知 ・訴訟告知(補助参加等で訴訟参加が可能な第三者に対して訴訟当事者が訴訟係属の事実を知らせて参加を促す制度)について学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書234~236頁と、百選99事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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訴訟承継 ・訴訟承継(訴訟当事者の地位が第三者に引き継がれる場合)について学ぶ。 ・また、これとの対比で、任意的当事者変更についても学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書241~245頁と、百選104事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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上訴総論、控訴 ・上訴制度の全体像を学ぶ。 ・上訴のうち、控訴の手続について学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書247~253頁と、百選105・107事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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上告・抗告、再審 ・上訴のうち、上告と抗告の手続について学ぶ。 ・再審制度の概要を学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書253~264頁と、百選110・38事件を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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略式手続-少額訴訟など ・民事訴訟の略式手続である少額訴訟などについて、それぞれの概要を学ぶ。
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予習内容 Preparation for Class
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教科書265~273頁を読み、理解できなかったところを中心に、授業での質問事項を用意する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容をノート化するなど、各自のメモリーツリーを作成する。 manabaで配信される確認問題について解答する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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まとめ
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予習内容 Preparation for Class
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第01回から第14回までのレジュメや資料を振り返って、期末試験対策を進めること。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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公表されている課題に対し、判例・学説などの下調べをしておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
本科目は、民事訴訟法1・2の続き、かつ、これらの応用・発展科目、という位置づけです。したがって、民事訴訟法1・2を履修済みであることが望ましく、かつ、これらを復習したうえで、授業に臨んで下さい。
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教科書 Texts |
安西明子ほか『民事訴訟法〔第3版〕』(有斐閣、2023)
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参考書 Reference Books |
・山本和彦ほか『Law Practice民事訴訟法〔第4版〕』(商事法務、2021)、以下、LPと表記する ・高田裕成ほか編『民事訴訟法判例百選〔第6版〕』(有斐閣、2023) ※LPは2024年4月に〔第5版〕が刊行予定です。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
定期試験80%、平常点20%で評価します。 相対評価です。評価割合は、S評価…10%以内、A評価…20%程度、B評価…30%程度、C評価およびそれ以外の評価…40%程度を目安とします。
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
法曹コース指定科目のクラスです。法曹コース生は必修です。 対面授業。 なお、第15回は特別学習日ですが、それ以前の回において一度補講日を活用して、15回分の授業をしっかりと行います。
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月16日 21時43分06秒
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