シラバス情報

授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード   Course Code 1KD1015300
授業開講年度   Year of Class 2024年度
授業形態   Course Mode 講義(対面授業)
授業名称   Class Name J-NFL304消費者法の実務
テーマ   Theme
科目名   Name of Subject J-NFL304消費者法の実務
英字科目名
English Name of Subject
Practices in Consumers' Law
身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
知識・理解 歴史、文化、社会、自然、環境、情報などに関する幅広い教養
知識・理解 法的基礎知識と体系的理解
汎用的技能 コミュニケーションツールとしての情報通信技術の活用能力
汎用的技能 消費者、環境、企業活動に関する問題を解決する能力
態度・志向性 問題への積極的な取り組み
態度・志向性 “Do for Others”の精神
態度・志向性 周囲の人間や環境への配慮と共生力
統合的な学習経験と創造的思考力 新しい問題への積極的な取組みと問題解決能力
科目単位数   Credit 2
履修期   Term 春学期
教員氏名   Name of Teacher 落合 英紀
開講キャンパス   Campus 白金
曜時   Day and Period 土曜2時限(春学期)
授業概要   Course Description  消費者法は、消費者と事業者との間の情報・交渉力の格差に鑑み、消費者の権利の尊重とその自立を支援することで、消費者の利益の増進を図るものです。このため、民法の基本原則の例外となる事項を含めた独自の規律が設けられています。
 この講義では、このような消費者法の位置付けや規律の内容について、法改正等の実務経験も踏まえつつ、国の行政の担当官の視点から解説します。
到達目標   Class Goals 消費者法(外延は広いものの、少なくとも消費者庁が所管する法律)の概要を理解すること(単なる概要に留まらず、背景の理解も含む。)を目標とします。具体的には、①既に他の講義で学習している内容については自身の理解の状況を再確認して徹底を図る、②この講義で初めて学習する内容についてはその概略を理解して今後の学習に繋げる、ことを目指します。
授業言語   Language 日本語
アクティブ・ラーニング   Active Learning アクティブ・ラーニング対応
授業計画
Daily Class Schedule
【第1回】 授業内容
Content/Topic
・消費者政策の推進主体と法
⇒ 国の消費者政策の全体像を規定する消費者基本法、地方の消費者行政の主体をなす消費生活センター等を規定する消費者安全法(地方関係)の概要を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第2回】 授業内容
Content/Topic
・消費者契約法(その1)
⇒ いわゆる「消費者問題」の多くを占める消費者取引に関する「一般法」である消費者契約法について、消費者契約の意思表示の取消しを規定する部分(同法の第2章第1節まで)を中心に解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第3回】 授業内容
Content/Topic
・消費者契約法(その2)
⇒ いわゆる「消費者問題」の多くを占める消費者取引に関する「一般法」である消費者契約法について、消費者契約の条項の無効を規定する部分(同法の第2章第3節まで)を中心に解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第4回】 授業内容
Content/Topic
・消費者契約法(その3)
⇒ 消費者契約法の実効性を図るための手段である差止請求の内容、その担い手である適格消費者団体を規定する箇所(同法の第3章以降)を中心に解説します。また、特定適格消費者団体による被害回復制度を規定する消費者裁判手続特例法の概要も併せて紹介します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第5回】 授業内容
Content/Topic
・特定商取引法
⇒ 「消費者問題」、特に消費者取引におけるトラブルの解決に多く活用されているクーリング・オフを規定する特定商取引法について、その全体像を把握することに留意しつつ、同法の概要を解説します。また、通信販売に関する規制については、令和4年6月1日に施行された改正法の内容にも言及します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第6回】 授業内容
Content/Topic
・若者のトラブルと消費生活センター
⇒ 消費生活相談の実務等に長年携わっているゲスト講師が最近の若年者の消費生活相談の動向等を講義します。第5回までの講義の内容も踏まえ、聴講することが望ましいです。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第7回】 授業内容
Content/Topic
・消費者取引に関するその他の法律
⇒ 消費者契約法、特定商取引法以外にも消費者取引について、重要な内容を規定する法律は多くあります。その中でも、宅建業法、旅行業法、割賦販売法等の概要を解説します。なお、電気通信事業法は第9回で預託等取引に関する法律は第12回で解説する予定です。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第8回】 授業内容
Content/Topic
・景品表示法等の表示に関する法律
⇒ 消費者に対する表示に関する「一般法」である景品表示法の概要を解説します。また、食品表示、医療広告等についても近時の動向等を中心に紹介します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第9回】 授業内容
Content/Topic
・電気通信事業法
⇒ 電気通信事業法の運用や改正に携わり、同法の実務に関する識見を有するゲスト講師がその概要等を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第10回】 授業内容
Content/Topic
・消費者の安全に関する法律
⇒ 消費者の安全について、消費者事故等に関する情報の集約等を規定する消費者安全法、具体的な被害を回復するための民法(不法行為)の特則を規定する製造物責任法のほか、消費生活用製品安全法等の個別の分野に関する法律の概要を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第11回】 授業内容
Content/Topic
・公益通報者保護法
⇒ 消費者の利益を損なう企業不祥事が公益通報等によって明るみになる場合があります。消費者法の実効性の確保の観点も含め、公益通報者保護法の概要等を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第12回】 授業内容
Content/Topic
・預託等取引に関する法律
⇒ 販売預託と言われる形態の大規模な消費者被害が発生しています(例えば、豊田商事事件、ジャパンライフ事件)。こういった被害の再発防止を図るため、令和4年6月1日に施行された大幅な法改正の概要も含めて解説します。また、あわせて法改正の実務等を紹介します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第13回】 授業内容
Content/Topic
・近時の消費者問題と消費者法(その1)
⇒ 昨年に社会問題として大きく報道された霊感商法、特に寄附の勧誘に関する法的な問題、不当寄附勧誘防止法の概要等を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第14回】 授業内容
Content/Topic
・近時の消費者問題と消費者法(その2)
⇒ インターネット取引、特にデジタルプラットフォームに関する法規制の動向を解説します。
予習内容
Preparation for Class
関連する事項をインターネットで検索して調べる。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
【第15回】 授業内容
Content/Topic
・これまでの授業を総括し、日本の消費者行政の概要がわかる資料(パワーポイント)を提示します。
予習内容
Preparation for Class
これまでの授業のレジュメを整理し、関心のある個所を中心に読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
復習内容
Review of Class
必要に応じて図書館で参考文献を参照するなどしつつ、レジュメを読み返す。 目安時間
Hours
1 時間
授業に関する注意事項   
Remarks for Class
授業中の私語は控えるようにしてください。また、授業中のスマートフォン等の使用は授業に関係のある事項を調べるなど周囲の迷惑にならない範囲としてください。もし、授業中に電話等で外部と連絡を取る必要性が緊急に生じた場合は、静かに離席して教室外で御対応願います。なお、講師は授業終了後のしばらくの間、教室にいますので、御質問等があれば、遠慮なくお声がけください。
教科書   Texts 毎回レジュメを配布します。
参考書   Reference Books 講義にあわせて樋口一清・井内正敏編著「日本の消費者政策」(創成社)を可能な範囲で参照してください。また、第12回については、落合英紀著「預託等取引に関する法律の解説」(きんざい)が参考になります。この他の書籍については、特に指定しませんが、必要に応じ、講義の中で言及します。
課題フィードバック方法区分
Assignment Feedback Method
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
課題フィードバック方法内容
Assignment Feedback Method Content
成績評価の基準   
Evaluation Criteria
授業への参加度(30%)、レポート(70%)
関連URL   Related URL
備考   Notes
添付ファイルの注意事項   Notice
更新日時   Date of  Update 2024年02月14日 20時16分46秒