授業情報
※身につく能力について
複数の学科・専攻・コースで開講されている科目は、開講を担当する学科・専攻・コースの定めた「身につく能力」を表示しているため、履修要項・大学院要覧記載の「身につく能力」とは異なるものが表示されていることがあります。
授業によっては、「身につく能力」の記載がない場合もあります。
そのため「身につく能力」については履修要項・大学院要覧も確認するようにしてください。
授業コード Course Code |
1KD1017000
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授業開講年度 Year of Class |
2024年度
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授業形態 Course Mode |
講義(対面授業)
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授業名称 Class Name |
J-NFL305消費者取引特別法2
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テーマ Theme |
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科目名 Name of Subject |
J-NFL305消費者取引特別法2
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英字科目名 English Name of Subject |
Domestic Consumer Law 2
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身につく能力
Ability to be Acquired in This Class
◎=科目に最も関連する能力
〇=科目に関連する能力
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知識・理解
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歴史、文化、社会、自然、環境、情報などに関する幅広い教養
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知識・理解
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法的基礎知識と体系的理解
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〇
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汎用的技能
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コミュニケーションツールとしての情報通信技術の活用能力
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汎用的技能
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消費者、環境、企業活動に関する問題を解決する能力
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〇
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態度・志向性
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問題への積極的な取り組み
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態度・志向性
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“Do for Others”の精神
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態度・志向性
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周囲の人間や環境への配慮と共生力
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〇
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統合的な学習経験と創造的思考力
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新しい問題への積極的な取組みと問題解決能力
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◎
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科目単位数 Credit |
2
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履修期 Term |
秋学期
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教員氏名 Name of Teacher |
角田 真理子
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開講キャンパス Campus |
白金
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曜時 Day and Period |
金曜3時限(秋学期)
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授業概要 Course Description |
製品の欠陥による消費者等の被害に対して、製造者等が負うべき損害賠償責任について定めた欠陥責任のルールが製造物責任法である。この講義では、わが国の製造物責任法の主な内容、論点を中心に製造物責任理論の展開、法の内容、判例の動向について取り上げるほか、同法の実効性確保に関連した他の製品安全関連法や制度にについても検討し、製造物責任法を中心に製品安全関連法について学ぶ。ミニレポートや小テストを実施予定。可能であれば学生による判例報告も行う予定。
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到達目標 Class Goals |
製造物責任の請求主体、責任主体、法的性質等、また製造物責任法の実効性確保に関連する制度を理解して、具体的な事例への適用等について理解する。「安全である権利」という「消費者の権利」を実現するための法制度を理解し、能動的な市民としての消費者のあり方について考えられるようにする。
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授業言語 Language |
日本語
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アクティブ・ラーニング Active Learning |
アクティブ・ラーニング対応
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授業計画 Daily Class Schedule
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【第1回】
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授業内容 Content/Topic
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総論(消費者安全に関する被害状況および授業ガイダンス)
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予習内容 Preparation for Class
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身近な製品事故について調べておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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製品事故の未然防止と救済に関する製造物責任法を中心とした製品安全関連法の概観を復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第2回】
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授業内容 Content/Topic
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総論、製造物責任理論の生成(1)アメリカにおける状況1
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予習内容 Preparation for Class
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主にアメリカにおける厳格責任理論の生成と判例の動向等について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業の内容について振り返り、内容を定着させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第3回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任理論の生成(2)アメリカにおける状況2、ヨーロッパの状況とEC指令 授業内レポート予定
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予習内容 Preparation for Class
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製品安全で興味のあるテーマについて検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業の内容について振り返り、内容を定着させる。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第4回】
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授業内容 Content/Topic
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わが国の製造物責任法の立法以前の状況と立法過程
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予習内容 Preparation for Class
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わが国の製造物責任法の立法以前の状況と立法の背景、立法の経緯等について調べておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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不法行為制度化の製品事故関連の裁判の状況を踏まえて、立法の経緯を復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第5回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法(1)目的、「製造物」の定義
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予習内容 Preparation for Class
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目的、「製造物」の定義について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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「製造物」の定義のポイントを押さえておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第6回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法(2)責任主体、「欠陥」の定義
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予習内容 Preparation for Class
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責任主体、「欠陥」の定義について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を、復習しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第7回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法(3)製造物責任、免責事由について
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予習内容 Preparation for Class
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製造物責任、免責事由について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を、復習しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第8回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法(4)消滅時効、民法の適用
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予習内容 Preparation for Class
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消滅時効の立法時からの議論、民法の適用例などについて調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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消滅時効の議論の経緯、民法の適用について整理しておくこと。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第9回】
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授業内容 Content/Topic
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関連裁判例とその論点(1)
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予習内容 Preparation for Class
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予定の裁判例を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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裁判例のポイントを復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第10回】
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授業内容 Content/Topic
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関連裁判例とその論点(2)(適宜、学生による発表と質疑)
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予習内容 Preparation for Class
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予定の裁判例を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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裁判例のポイントを復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第11回】
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授業内容 Content/Topic
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関連裁判例とその論点(3)(適宜、学生による発表と質疑)
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予習内容 Preparation for Class
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予定の裁判例を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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裁判例のポイントを復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第12回】
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授業内容 Content/Topic
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関連裁判例とその論点(4)(適宜、学生による発表と質疑)
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予習内容 Preparation for Class
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予定の裁判例を検討しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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裁判例のポイントを復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第13回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法の実効性の確保(1)
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予習内容 Preparation for Class
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附帯決議の項目を基本とした製造物責任法の実効性の確保の方策について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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附帯決議の主な内容とその後の経緯を復習する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第14回】
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授業内容 Content/Topic
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製造物責任法の実効性の確保(2)と製造物責任法の課題
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予習内容 Preparation for Class
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附帯決議の項目を基本とした製造物責任法の実行性の確保の方策について調べておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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授業内容を、復習しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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【第15回】
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授業内容 Content/Topic
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総括ー製造物責任法の意義と課題ー manabaによる資料配布
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予習内容 Preparation for Class
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製造物責任法の論点と課題を整理しておく。
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目安時間 Hours
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2 時間
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復習内容 Review of Class
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資料を参考に意義と課題を整理する。
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目安時間 Hours
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2 時間
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授業に関する注意事項 Remarks for Class |
日頃から製品等の安全に関わる法制度や経済社会の動きに関心を持って取り組むことが望ましい。
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教科書 Texts |
特に定めない。必要に応じて指示する。講義関連資料を授業の際に配布。
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参考書 Reference Books |
日本弁護士連合会編『実践PL法』〔第2版〕(有斐閣、2015年)、消費者庁消費者安全課編『逐条解説 製造物責任法』〔第2版〕(商事法務、2018年)、『消費者法判例百選』初版、〔第2版〕(有斐閣)等授業の際に適宜紹介する。
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課題フィードバック方法区分 Assignment Feedback Method |
授業時間内に講評・解説を行い、授業時間外はmanabaで行う
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課題フィードバック方法内容 Assignment Feedback Method Content |
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成績評価の基準 Evaluation Criteria |
試験90%。平常授業への取組み状況10%を基本に総合的に判断する。
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関連URL Related URL |
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備考 Notes |
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添付ファイルの注意事項 Notice |
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更新日時 Date of Update |
2024年02月16日 19時42分12秒
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